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第38話
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「さぁ!着きましたよー」
ルナが教えてくれる。
「ほらッ!あったじゃない!」
桜川が俺に指をさす。
「いやあったけど…」
あることは分かっていた。
そりゃこんな広い街だからな。無いわけないだろ。
問題はこいつの方向音痴ってことだ。
なのに、こいつは自信満々に俺に指を指してきた。
これはある意味すごいな。笑
「ねぇ!聞いてる?」
そんなことを頭の中で考えていたら桜川に呼ばれる。
「あぁ」
返事は返そう。
理由はめんどくさくなる予感がするからだ。
「ルナちゃん!道案内ありがとう!」
桜川がお礼を言う。
こういう所はしっかりしてるんだよな。
「いえいえ!」
ルナも笑いながら返事をする。
「じゃあルナはここでさよならだな」
とりあいずルナに別れを告げて店に入ろうとする。
「私も行きますよ?」
「ん?」
「私も行きます」
「なんで?」
「行きたいからですかね?」
「そうなんだ…」
ん?なんか俺まちがってる反応した?
だってこの人小麦をここに運びに来たんだよね?
それなのに、なぜ装備屋に入るんだ?
……
あー!もしかしてあれですか?
俺の勇者姿が見たいってこと?
そんなことなら素直に言えば良いのに!
「ルナ」
「なんですか?」
「楽しみにしとけ」
「……はい?」
「トウマ?」
「なんだよ」
桜川が会話に割り込んでくる。
「あんたが想像してることと違うと思うよ」
ストレートに言ってくる桜川。
まぁ確かに分かってるよ…
俺の勇者姿なんて誰が見たいんだ?
「まぁとりあいず入りましょー」
ルナがせかしてくる。
「まぁそうね」
「あぁ」
そして三人で装備屋に入ることにする。
最強装備とか買えるといいのだが。
まぁそう甘くないよな。
まぁ魔物に勝てるぐらいの装備は揃えないとな。
ルナが教えてくれる。
「ほらッ!あったじゃない!」
桜川が俺に指をさす。
「いやあったけど…」
あることは分かっていた。
そりゃこんな広い街だからな。無いわけないだろ。
問題はこいつの方向音痴ってことだ。
なのに、こいつは自信満々に俺に指を指してきた。
これはある意味すごいな。笑
「ねぇ!聞いてる?」
そんなことを頭の中で考えていたら桜川に呼ばれる。
「あぁ」
返事は返そう。
理由はめんどくさくなる予感がするからだ。
「ルナちゃん!道案内ありがとう!」
桜川がお礼を言う。
こういう所はしっかりしてるんだよな。
「いえいえ!」
ルナも笑いながら返事をする。
「じゃあルナはここでさよならだな」
とりあいずルナに別れを告げて店に入ろうとする。
「私も行きますよ?」
「ん?」
「私も行きます」
「なんで?」
「行きたいからですかね?」
「そうなんだ…」
ん?なんか俺まちがってる反応した?
だってこの人小麦をここに運びに来たんだよね?
それなのに、なぜ装備屋に入るんだ?
……
あー!もしかしてあれですか?
俺の勇者姿が見たいってこと?
そんなことなら素直に言えば良いのに!
「ルナ」
「なんですか?」
「楽しみにしとけ」
「……はい?」
「トウマ?」
「なんだよ」
桜川が会話に割り込んでくる。
「あんたが想像してることと違うと思うよ」
ストレートに言ってくる桜川。
まぁ確かに分かってるよ…
俺の勇者姿なんて誰が見たいんだ?
「まぁとりあいず入りましょー」
ルナがせかしてくる。
「まぁそうね」
「あぁ」
そして三人で装備屋に入ることにする。
最強装備とか買えるといいのだが。
まぁそう甘くないよな。
まぁ魔物に勝てるぐらいの装備は揃えないとな。
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