1Kアパートのトイレからイケメン獣人が次々召喚されてくるんだが?

天城

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 シキは自身を『蛇』と『狼』の混合種だと説明した。彼が口を開けると獣の牙がずらりと並んでいて正直引いた。目も金色で偽物ではないらしい。

 シキが言うには、彼ら異世界の生物にとってユウリの『感情【感覚】』や『体液【排泄物】』など全てのモノが美味な『エネルギー』に変換されるのだという。つまり汗臭くともその汗は彼らにとって美味しい『エネルギー』で、愛撫されてユウリが快感を覚えればそれも糧となった。

 後で、シキにうっとりとした顔で『もちろん恐怖も味がします。怯えてさせてしまい申し訳ありません。……でもとても美味でした』と言われてさらにドン引きしたユウリだった。

「このスライムはみこさまのはいせつぶつをエネルギーにして『珠』を作ります」
「そんなこと同意してないだろ。外せ」
「……えっと、では……このシキの口をべんき代わりに……」
「前言撤回する。このままでいい」
「そうですか……ざんねんです」

 辿々しかったシキの言葉が少しずつ滑らかになっていく。それを不思議に思っていると、脳に直接入れた知識と勉強したものを繋ぎ合わせ使えるように変換している最中なのだという。
 いや意味がわからん、とユウリは頭を抱えそうになったがもう細かい事は無視することにした。
 不毛な問答に付き合ってはいられない。荒唐無稽な話だが目の前に変なスライムだの異世界と通じたトイレだのがあれば、信じないわけにもいかなかった。

「その……みこさま、ってのは何なんだ」
「われわれに力を与えてくださる方をそうお呼びします」
「うん?こっちの世界の人間なら誰でもいいんじゃなく?」
「みこさまは、みこさまです」
「……?」

 そんな謎の問答があった後、シキは一度トイレの異世界へ帰って行った。狐に化かされたような気分で翌日の仕事に行ったユウリは、またもや帰宅後シキに襲われた。

 怪我をさせられたり強姦されたわけではないが、汗だくの身体をうっとりしながら舐められ蒸れた股間を嬉々として嗅がれると流石に怖い。しかも抵抗しようにも力では敵わないのだ。

 止めろと言っても『御慈悲を』とシュンとした顔で言われると、子犬を前にしたような気分になって落ち着かない。そんな所に狼らしさを出さなくてもいいと思うが、許せば一瞬で獰猛な蛇に変わるのだから『こわい』『ヤバイ』しかいえなくなる。

 またもや空になるまで精液を啜られたが、その日はシキが目元を赤く染めながらおずおずとユウリの乳首にも吸い付いてきた。
 ユウリの乳首は陥没乳首で、出るべきところがキュッと引っ込んでしまっている。
 恥ずかしくて人前で着替えることもままならないが、配達員のポロシャツ一枚でも乳首が飛び出て見えないから割と便利か?とも思っていた。

 陥没していてもナカにはちゃんと乳首が隠れている。そこをシキは丹念に唇で吸い、チロチロと細い舌で舐めて愛撫した。唾液で濡れててらてらと光る乳輪を指で優しく摘まみ、きゅ、きゅ、と押し出すようにするとようやく乳首が勃起して顔を出した。

 ユウリはその間に既に快感が飽和状態になっていて、息も絶え絶えだった。陥没乳首は清潔に保つため自分でも摘まみ上げて洗ったりはしていたが、愛撫された事は今まで一度もなかった。

 だから乳首がこんなに敏感で、弱点になり得るなんてユウリは知りもしなかった。シキが嬉々として陥没乳首を弄っている時も未知の感覚に喘ぐだけだったが、内側に隠されていた乳首が勃起して顔を出してからはもう内心で大混乱していた。

 細い舌がぷっくりした乳首の根元にくるりと巻き付き、唇で挟まれてちゅうちゅう吸われる。
 ビクン、と腰を跳ね上げたユウリは閉じられなくなった口から『はー、はー』と絶え間なく甘い息をつき、目を快感に蕩けさせていた。
 シキの指が優しく勃起乳首を摘まみ上げ、根元から先端までをくりゅ、くりゅ、くりゅっと強めに扱きあげる。

『んあぁっ』と仰け反って嬌声を上げたユウリは、空になったはずの性器をまた勃起させていた。
 ヒク、ヒク、と震えながら絶頂間近で悶え続ける。精液が残っていたら間違いなく乳首だけでイッていた。


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