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17 おじさん守り人
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昼飯の後に連れて行ってもらった場所は、地面に横倒しになり土に埋もれた石盤がある虚の中だった。
これがとにかく厄介で、木の根が石盤の表面を殆ど覆ってしまっていて文字が読めない。ユグとひいこら言いながら根を退かそうと引っ張ったり地面を掘ろうとしたけど、一向に埒が明かない。
「こりゃ駄目だなあ。村で何か道具を借りてくる。明日もう一度挑戦しよう!」
「うん!」
夕暮れ時になり手元も暗くなってきたところで、早々に『守り人の村』へと戻ることにした。
明日もまた、祭壇でユグとラータと待ち合わせだ。
「じゃあね、また明日ここで……、」
緑の壁の前で振り返ると、予想通り寂しそうな顔のユグが立っていた。うう、胸が締め付けられる……!
心なしか、黄金色の瞳が涙ぐんでいるように見える。行ってほしくないと思ってるけど言えないユグの優しさが分かるだけに、辛かった。いい子なんだよなあ。簡単にキスしてくるところがアレだけど。いや、給餌行動? でも今日のは食べ物はなかったし……うーん?
ふと、思いつく。少し前までの僕だったら、絶対考えつかないようなことを。
ユグは、僕ら地上の生き物の常識を知らない。というか、ここにはユグと僕とそれにリスのラータしかいないから、僕の常識からくる抵抗を重視するか、それともユグの寂しさを払拭してあげることを重視するかの二択しかない。
だけど。
ユグが悲しそうに目を伏せた瞬間、もう答えは出ていた。
――だって、ユグの寂しい顔は見たくない!
パッとユグの元に駆け戻ると、ユグの両肩に手を乗せる。ユグは不思議そうに僕の行動を見ているだけで、動かなかった。
背伸びをすると、口にチュッと触れるだけのキスをする。
目を大きく見開いたユグの顔が、一瞬見えた。
「――じゃ!」
でもやっぱり恥ずかしくて、急いでユグに背中を向ける。
「う、うん、また……!」
焦ったようなユグの声が追いかけてきた。
緑の壁を手で掻き分けて、祭壇に人気がないことを確認。そのまま身体を押し込むようにして反対側へと出る。
「よっと!」
無事にこちら側への帰還成功だ。
本当なら、振り返ってそこにいるかいないか分からないユグに手を振ってあげたかった。だけど、きっと僕の顔は真っ赤になってしまっている筈だから。
「じゃあね!」
小さく声をかけた後、パッと祭壇の間から出ていった。
「なんだよこれ……!」
パタパタと走りながら、心臓に手を当てる。
ドッドッドッといういつもより大分早い心音が、手のひらを通して伝わってきていた。
◇
夜ご飯の時間になり、おじさん守り人が「食事だ。来られよ」と仏頂面で呼びにきた。
来たな――!
前を行く彼に駆け寄る。すると、僕の腕に絡んでいるドルグも一緒についてきた。ヨルトがドスドスと追ってくる。
「そういえば、祭壇の場所を教えていただきありがとうございました!」
でき得る限り、にこやかな笑みを浮かべる。
「……ああ」
僕とは対照的に、おじさん守り人の表情は歪んでいた。まさかにこやかに礼を言われるとは、思ってもなかったのかもしれない。
構わずに僕は続ける。
「古代語がどこにも描いてなかったんで、探しちゃいましたよー。知ってたなら教えてくれたらよかったのに!」
僕の言葉に、僕の腕に腕を絡めて歩いていたドルグがピクリと反応したのが分かった。
「……古代語の研究者に、古代語がない場所を教えたんですか?」
普段の可愛らしい高さの声からは想像もできない、とんでもなく低い声が響く。
おじさん守り人は忌々しげに横目でちらりとドルグを見た瞬間、驚いたように半歩離れた。どうしたんだろう? 不思議に思ってドルグを振り返る。可愛らしい笑顔が、すぐ近くから僕を見上げていた。……一瞬、ドルグの背後がやけに眩かったような。
再び視線をおじさん守り人に戻した。おじさんの視線が泳ぎまくっている。明らかに変だ。それでも、ふん! と顎を上げて言った。
「さ、祭壇のある場所を聞かれたから答えただけだっ!」
「はい、確かに聞きましたね」
と、僕。
「ああ、そうだったんですね。これは失礼致しました」
ドルグがフフ、と小さく笑う。
「そ、そうだ! 他に意図はない!」
「ええ、ならよかったです」
おじさん守り人は、見るからにホッとしていた。おじさん守り人の様子から、ドルグがマナか何かを使って脅したんじゃないかと気付く。
……そんなになるくらいなら、初めから意地悪なんてしなければいいのに。植え付けられた選民意識というのは、ちょっとやそっとじゃ取り除けないんだろう。少し哀れかもしれない。
にこりと笑いかけた。
「つまり、今回は僕の聞き方が悪かったんですね。反省します。なので僕はこれからもっとはっきり聞きます。だから貴方ももう少し詳しく教えていただけませんか? それとももしかして、貴方は世界樹の声を聞けないから何も知らされてないんでしょうか? いやそんなまさかですよねえ?」
「な……っ!」
おじさん守り人は、僕のあからさまな挑発に口をパクパクさせる。褐色の肌でも分かるくらい赤くなっているので、目下矜持がズタボロにされている真っ最中とみた。
見下している地上の全代表が揃ったところでの暴露だもんね。まあわざとなんだけど。
そう。これまではどちらかと言わずとも和を尊び空気を読みまくっていた僕だったけど、本来沸点の高い筈の僕を怒らせたのは守り人一族。僕の可愛いユグを追い詰める奴は、何人たりとも許さないのだ。
と言っても僕は口撃は全く得意ではないので、ここにくるまでの間に必死で考えた台詞がさっきのものだった。ちなみにこれ以上のネタはもうないので、ここで食いついてくれないとここで終了となる。自分の引き出しの少なさがちょっぴり悲しかった。
「えっ、アーウィン? あの朗らかで野花のように可憐で可愛いアーウィンが一体どうしたんだ!?」
ヨルトの例えがしつこい。僕のどこを見たら可憐なんて単語が出てくるんだろう。
「わ、分かりません! どこか頭でも打ったんでしょうか!?」
こっちもこっちでそこそこ失礼だ。頑張ったのにな。
僕をギョッとした様子で見ているヨルトとドルグの視線は、今は気にしちゃダメだ。二人は無視して、続ける。
「――ですが。もし僕にきちんと情報提供してくれるのなら、世界樹が枯れる原因を突き止めた際には貴方の名を出しますよ。一番の功労者だと」
「な、なんだと!?」
「声が聞ける守り人から尊敬されるかも……」
「!!」
おじさん守り人の目が見開かれる。あ、迷ってるな。目線が落ち着かない。
おじさん守り人は、どう考えても声が聞ける革新派の人たちに対して鬱屈した思いを抱いている。僕が突いたのは、そこだった。
「折角の機会を自ら捨てるなんてこと、聡明な貴方はしないですよね?」
勿論僕は、この人が聡明かどうかなんて知らない。分かりやすく嫌がらせをする人が聡明な筈はないけどね。
おじさん守り人はソワソワしてたけど、やがては決心したらしい。
はあ、と溜息を吐くと、苦々しい表情で答えた。
「……分かった。何から聞きたいんだ。答えられる範囲で答えてやる」
――きた! と心の中で叫んだ。にこりと微笑み、他の感情は表に出さないようにする。
聞きたいことは。山のようにあった。
なので、朝からずっと気になっていたことを最初に尋ねることにする。
「あの、守り人一族のおはようの挨拶でキスってしますか?」
「……は?」
おじさん守り人だけでなく、ヨルトとドルグからも素っ頓狂な呟きが漏れた。
これがとにかく厄介で、木の根が石盤の表面を殆ど覆ってしまっていて文字が読めない。ユグとひいこら言いながら根を退かそうと引っ張ったり地面を掘ろうとしたけど、一向に埒が明かない。
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夕暮れ時になり手元も暗くなってきたところで、早々に『守り人の村』へと戻ることにした。
明日もまた、祭壇でユグとラータと待ち合わせだ。
「じゃあね、また明日ここで……、」
緑の壁の前で振り返ると、予想通り寂しそうな顔のユグが立っていた。うう、胸が締め付けられる……!
心なしか、黄金色の瞳が涙ぐんでいるように見える。行ってほしくないと思ってるけど言えないユグの優しさが分かるだけに、辛かった。いい子なんだよなあ。簡単にキスしてくるところがアレだけど。いや、給餌行動? でも今日のは食べ物はなかったし……うーん?
ふと、思いつく。少し前までの僕だったら、絶対考えつかないようなことを。
ユグは、僕ら地上の生き物の常識を知らない。というか、ここにはユグと僕とそれにリスのラータしかいないから、僕の常識からくる抵抗を重視するか、それともユグの寂しさを払拭してあげることを重視するかの二択しかない。
だけど。
ユグが悲しそうに目を伏せた瞬間、もう答えは出ていた。
――だって、ユグの寂しい顔は見たくない!
パッとユグの元に駆け戻ると、ユグの両肩に手を乗せる。ユグは不思議そうに僕の行動を見ているだけで、動かなかった。
背伸びをすると、口にチュッと触れるだけのキスをする。
目を大きく見開いたユグの顔が、一瞬見えた。
「――じゃ!」
でもやっぱり恥ずかしくて、急いでユグに背中を向ける。
「う、うん、また……!」
焦ったようなユグの声が追いかけてきた。
緑の壁を手で掻き分けて、祭壇に人気がないことを確認。そのまま身体を押し込むようにして反対側へと出る。
「よっと!」
無事にこちら側への帰還成功だ。
本当なら、振り返ってそこにいるかいないか分からないユグに手を振ってあげたかった。だけど、きっと僕の顔は真っ赤になってしまっている筈だから。
「じゃあね!」
小さく声をかけた後、パッと祭壇の間から出ていった。
「なんだよこれ……!」
パタパタと走りながら、心臓に手を当てる。
ドッドッドッといういつもより大分早い心音が、手のひらを通して伝わってきていた。
◇
夜ご飯の時間になり、おじさん守り人が「食事だ。来られよ」と仏頂面で呼びにきた。
来たな――!
前を行く彼に駆け寄る。すると、僕の腕に絡んでいるドルグも一緒についてきた。ヨルトがドスドスと追ってくる。
「そういえば、祭壇の場所を教えていただきありがとうございました!」
でき得る限り、にこやかな笑みを浮かべる。
「……ああ」
僕とは対照的に、おじさん守り人の表情は歪んでいた。まさかにこやかに礼を言われるとは、思ってもなかったのかもしれない。
構わずに僕は続ける。
「古代語がどこにも描いてなかったんで、探しちゃいましたよー。知ってたなら教えてくれたらよかったのに!」
僕の言葉に、僕の腕に腕を絡めて歩いていたドルグがピクリと反応したのが分かった。
「……古代語の研究者に、古代語がない場所を教えたんですか?」
普段の可愛らしい高さの声からは想像もできない、とんでもなく低い声が響く。
おじさん守り人は忌々しげに横目でちらりとドルグを見た瞬間、驚いたように半歩離れた。どうしたんだろう? 不思議に思ってドルグを振り返る。可愛らしい笑顔が、すぐ近くから僕を見上げていた。……一瞬、ドルグの背後がやけに眩かったような。
再び視線をおじさん守り人に戻した。おじさんの視線が泳ぎまくっている。明らかに変だ。それでも、ふん! と顎を上げて言った。
「さ、祭壇のある場所を聞かれたから答えただけだっ!」
「はい、確かに聞きましたね」
と、僕。
「ああ、そうだったんですね。これは失礼致しました」
ドルグがフフ、と小さく笑う。
「そ、そうだ! 他に意図はない!」
「ええ、ならよかったです」
おじさん守り人は、見るからにホッとしていた。おじさん守り人の様子から、ドルグがマナか何かを使って脅したんじゃないかと気付く。
……そんなになるくらいなら、初めから意地悪なんてしなければいいのに。植え付けられた選民意識というのは、ちょっとやそっとじゃ取り除けないんだろう。少し哀れかもしれない。
にこりと笑いかけた。
「つまり、今回は僕の聞き方が悪かったんですね。反省します。なので僕はこれからもっとはっきり聞きます。だから貴方ももう少し詳しく教えていただけませんか? それとももしかして、貴方は世界樹の声を聞けないから何も知らされてないんでしょうか? いやそんなまさかですよねえ?」
「な……っ!」
おじさん守り人は、僕のあからさまな挑発に口をパクパクさせる。褐色の肌でも分かるくらい赤くなっているので、目下矜持がズタボロにされている真っ最中とみた。
見下している地上の全代表が揃ったところでの暴露だもんね。まあわざとなんだけど。
そう。これまではどちらかと言わずとも和を尊び空気を読みまくっていた僕だったけど、本来沸点の高い筈の僕を怒らせたのは守り人一族。僕の可愛いユグを追い詰める奴は、何人たりとも許さないのだ。
と言っても僕は口撃は全く得意ではないので、ここにくるまでの間に必死で考えた台詞がさっきのものだった。ちなみにこれ以上のネタはもうないので、ここで食いついてくれないとここで終了となる。自分の引き出しの少なさがちょっぴり悲しかった。
「えっ、アーウィン? あの朗らかで野花のように可憐で可愛いアーウィンが一体どうしたんだ!?」
ヨルトの例えがしつこい。僕のどこを見たら可憐なんて単語が出てくるんだろう。
「わ、分かりません! どこか頭でも打ったんでしょうか!?」
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「!!」
おじさん守り人の目が見開かれる。あ、迷ってるな。目線が落ち着かない。
おじさん守り人は、どう考えても声が聞ける革新派の人たちに対して鬱屈した思いを抱いている。僕が突いたのは、そこだった。
「折角の機会を自ら捨てるなんてこと、聡明な貴方はしないですよね?」
勿論僕は、この人が聡明かどうかなんて知らない。分かりやすく嫌がらせをする人が聡明な筈はないけどね。
おじさん守り人はソワソワしてたけど、やがては決心したらしい。
はあ、と溜息を吐くと、苦々しい表情で答えた。
「……分かった。何から聞きたいんだ。答えられる範囲で答えてやる」
――きた! と心の中で叫んだ。にこりと微笑み、他の感情は表に出さないようにする。
聞きたいことは。山のようにあった。
なので、朝からずっと気になっていたことを最初に尋ねることにする。
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