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55 父親の背中
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僕の足では、守り人に見つかったら逃げ切れない。
ユグの両手が空かないことと僕が守り人に捕まるのとどちらがましかを天秤にかけ、結局はユグに横抱きされるいつもの体勢でいくことにした。見た目が情けないけど、仕方ない。
ワドナンさんもちょっぴり呆れた顔で僕を見ていたけど、「……まあ、いいだろう」とそれ以上触れてはこなかったのが救いだった。僕は戦闘要員にはなれないんです、すみません……。
見張りは通常、武器を持っている。人はここまで入っては来られないけど、獣は入り込むことはあるんだそうだ。
武器を持っている相手にこちらが素手だと、いざという時勝機がグッと減る。
ワドナンさんはひとつの虚の中にサッと入ると、手に棒を二本持って戻ってきた。心張り棒だそうだけど、世界樹の枝製だから頑丈だとお墨付きを得た。確かに丈夫そうだ。なんせあの大きくて重い石盤を押し上げてしまう木の枝だからね。
ユグは一本受け取ると、腰に差し込む。
「ユグには棒術は叩き込んである。まさか忘れてはいないだろうな?」
この言葉からも、ワドナンさんがかなり幼いユグに詰め込んできたらしいことが窺えた。笑顔もなく厳しく次から次へと叩き込まれたらユグにしたら溜まったもんじゃなかっただろうけど、実際ユグが生き延びる糧となっている。これもワドナンさんなりの精一杯の愛情だったんだろう。
親の記憶が一切ない僕は、ちょっとだけ羨ましくなった。
ユグがこくん! と大きく頷いた。
「狩りの時、役に立ってる!」
ワドナンさんが、片眉を上げる。
「ほう? では問題ないな」
「うん!」
ギロリとユグを見るワドナンさんの口元は、少し上がっていた。こんなに楽しそうなワドナンさんは、初めて見たかもしれない。
「よし」
「うん、行く!」
準備が整ったところで、ユグが一気に駆け出す。
「お前らもくれぐれも気を付けるんだぞ! ファトマには要注意だ!」
「承知した!」
ワドナンさんがユグの後に続きながら、闇に紛れるヨルトとドルグに声を掛けた。
ユグの足は早い。風を切って『守り人の村』の中を物凄い速度で駆け抜けていく。ワドナンさんもそれなりに早いけど、ユグには敵わないようだった。
ユグはちら、ちら、と背後を確認して、ワドナンさんと離れすぎないように気を付けている。
途中、遠目に東屋に集まっている守り人の姿が見えた。意見がまとまり切っていないのか、言い争いをしている人たちもいるみたいだ。
見つからないよう速度を落としたユグの隣を並走するワドナンさんが、潜め声で教えてくれた。
「小さな子供はシュバクしかいないからな。子供が産まれてこない今の状況でシュバクを『贄』に捧げても声が聞こえなかったらどうするつもりだ、と反対する者もいるだろう」
誰だって『贄』を捧げたい訳ではない。
ワドナンさんの囁き声が、情報断絶によって長年彼らが抱えてきた問題を端的に表しているように思えた。
みんな、自分の子供を殺したくなんかないんだ。それが『贄』を捧げる立場にあったワドナンさんの口から聞けたことは、僕の中では大きかった。
守り人全体に対する冷たさや不可解さのようなものが、少し薄れた瞬間だった。
◇
なるべく光が当たらない場所を選んで、村の入り口に向かった。
「――止まれ!」
ワドナンさんが腕を横に伸ばし、ユグの歩を止める。視線の先にあるのは、壁の僅かな隙間にある入り口に立つ見張りの守り人たちの姿だ。
「やはりいるか……騒いでいる間は離れていないかと期待したが」
はあー、とワドナンさんが溜息を吐いた。
見張りの数は、三人。二人は槍を持っていて、ひとりは弓を肩にぶら下げている。
ワドナンさんが、嫌そうに顔を顰めた。
「あいつらは強い。正面から戦えば、ただでは済まないだろうな」
「じゃあ……どうしたら」
守り人は、そもそも敵じゃない。ワドナンさんにとって彼らは広義の意味で家族だろうから、ユグと彼らが争うこと自体、避けたいところだろう。
ワドナンさんが、腕を下ろして僕とユグを交互に見つめた。
「俺があいつらの注意を引き付ける。お前たちは素早く後ろを走り抜けろ」
「ワドナンさん!?」
「父さま……」
ワドナンさんが、ユグの肩に手を置く。
「まあ、せいぜいがまた閉じ込められるだけだろう。心配するな」
今まで見た中で一番清々しい笑顔を見せると、手を下ろして笑顔のまま背中を向けた。
「行くぞ」
細かい三つ編みを束にした、次期族長の証である髪型。ピシッと伸びた逞しい背中が、僕らに「任せた」と言っている。
――ならば、僕らは成し遂げないといけない。
シュバクくんが明日『贄』として捧げられる前に、全てをひっくり返すんだ。
ユグの顔を仰ぎ見る。
ユグは呆けたような顔でワドナンさんの背中を見つめていた。だけど、僕の視線に気付くと目線を下ろして、目元を綻ばせる。
「……格好いいね、ワドナンさん」
「……うん」
ユグは僕をギュッと引き寄せると、ワドナンさんの行動が無駄にならないよう暗がりへと移動していった。
ユグの両手が空かないことと僕が守り人に捕まるのとどちらがましかを天秤にかけ、結局はユグに横抱きされるいつもの体勢でいくことにした。見た目が情けないけど、仕方ない。
ワドナンさんもちょっぴり呆れた顔で僕を見ていたけど、「……まあ、いいだろう」とそれ以上触れてはこなかったのが救いだった。僕は戦闘要員にはなれないんです、すみません……。
見張りは通常、武器を持っている。人はここまで入っては来られないけど、獣は入り込むことはあるんだそうだ。
武器を持っている相手にこちらが素手だと、いざという時勝機がグッと減る。
ワドナンさんはひとつの虚の中にサッと入ると、手に棒を二本持って戻ってきた。心張り棒だそうだけど、世界樹の枝製だから頑丈だとお墨付きを得た。確かに丈夫そうだ。なんせあの大きくて重い石盤を押し上げてしまう木の枝だからね。
ユグは一本受け取ると、腰に差し込む。
「ユグには棒術は叩き込んである。まさか忘れてはいないだろうな?」
この言葉からも、ワドナンさんがかなり幼いユグに詰め込んできたらしいことが窺えた。笑顔もなく厳しく次から次へと叩き込まれたらユグにしたら溜まったもんじゃなかっただろうけど、実際ユグが生き延びる糧となっている。これもワドナンさんなりの精一杯の愛情だったんだろう。
親の記憶が一切ない僕は、ちょっとだけ羨ましくなった。
ユグがこくん! と大きく頷いた。
「狩りの時、役に立ってる!」
ワドナンさんが、片眉を上げる。
「ほう? では問題ないな」
「うん!」
ギロリとユグを見るワドナンさんの口元は、少し上がっていた。こんなに楽しそうなワドナンさんは、初めて見たかもしれない。
「よし」
「うん、行く!」
準備が整ったところで、ユグが一気に駆け出す。
「お前らもくれぐれも気を付けるんだぞ! ファトマには要注意だ!」
「承知した!」
ワドナンさんがユグの後に続きながら、闇に紛れるヨルトとドルグに声を掛けた。
ユグの足は早い。風を切って『守り人の村』の中を物凄い速度で駆け抜けていく。ワドナンさんもそれなりに早いけど、ユグには敵わないようだった。
ユグはちら、ちら、と背後を確認して、ワドナンさんと離れすぎないように気を付けている。
途中、遠目に東屋に集まっている守り人の姿が見えた。意見がまとまり切っていないのか、言い争いをしている人たちもいるみたいだ。
見つからないよう速度を落としたユグの隣を並走するワドナンさんが、潜め声で教えてくれた。
「小さな子供はシュバクしかいないからな。子供が産まれてこない今の状況でシュバクを『贄』に捧げても声が聞こえなかったらどうするつもりだ、と反対する者もいるだろう」
誰だって『贄』を捧げたい訳ではない。
ワドナンさんの囁き声が、情報断絶によって長年彼らが抱えてきた問題を端的に表しているように思えた。
みんな、自分の子供を殺したくなんかないんだ。それが『贄』を捧げる立場にあったワドナンさんの口から聞けたことは、僕の中では大きかった。
守り人全体に対する冷たさや不可解さのようなものが、少し薄れた瞬間だった。
◇
なるべく光が当たらない場所を選んで、村の入り口に向かった。
「――止まれ!」
ワドナンさんが腕を横に伸ばし、ユグの歩を止める。視線の先にあるのは、壁の僅かな隙間にある入り口に立つ見張りの守り人たちの姿だ。
「やはりいるか……騒いでいる間は離れていないかと期待したが」
はあー、とワドナンさんが溜息を吐いた。
見張りの数は、三人。二人は槍を持っていて、ひとりは弓を肩にぶら下げている。
ワドナンさんが、嫌そうに顔を顰めた。
「あいつらは強い。正面から戦えば、ただでは済まないだろうな」
「じゃあ……どうしたら」
守り人は、そもそも敵じゃない。ワドナンさんにとって彼らは広義の意味で家族だろうから、ユグと彼らが争うこと自体、避けたいところだろう。
ワドナンさんが、腕を下ろして僕とユグを交互に見つめた。
「俺があいつらの注意を引き付ける。お前たちは素早く後ろを走り抜けろ」
「ワドナンさん!?」
「父さま……」
ワドナンさんが、ユグの肩に手を置く。
「まあ、せいぜいがまた閉じ込められるだけだろう。心配するな」
今まで見た中で一番清々しい笑顔を見せると、手を下ろして笑顔のまま背中を向けた。
「行くぞ」
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――ならば、僕らは成し遂げないといけない。
シュバクくんが明日『贄』として捧げられる前に、全てをひっくり返すんだ。
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ユグは呆けたような顔でワドナンさんの背中を見つめていた。だけど、僕の視線に気付くと目線を下ろして、目元を綻ばせる。
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