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一章、嘘 ――Drug Trip――
17.少女は夢幻の国で理想を演じる
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冷たい硝子の箱の中、磨き上げられた鏡と、色鮮やかな椅子が並んで、さし込む日差しをはね返している。店の表で割引券握りしめ、何しに来たんだっけ、と呟く。見上げた銀色の料金表に「初めてのお客様、カット半額サービス」の張り紙、道路から立ちのぼる熱気に押されて、硝子の扉をくぐった。
「初めてのお客様ですか、それではこちらにお名前と住所と電話番号をお書き下さい」
と渡された紙に、遥はちょっと手を止めてから、「扇屋 菊」とあてずっぽうの名前を書く。江戸の戯作者・京伝の奥さんが、吉原は扇屋の番頭新造で、菊園といったのを思い出したのだ。
(あたしも別の誰かになって遊んじゃおう)
とはゆえ美容師に、扇屋さん、と呼ばれて笑いをこらえるのは大変だった。言ってるほうは可笑しくないのかな、と思うと余計に笑いがこみあげる。
「うんと短くしたいんです」
髪をといて鏡の前に座る。物心ついてから、肩より短く切ったことはない。
「癖毛を活かせるようなショートにしたいの」
深く考える前に喋ると、言葉を堰き止める小石は姿を現さなかった。
いつも名前を覚えてもらえなかったのは、誰にでもある個性というものを押し隠していたから。あたし変かも、なんて悩む方が変なのだ。考えれば考えるほど、言葉はつまる。
「四月にストパーかけたんだけど、二週間くらいで戻っちゃったから、もうあきらめてるんですよ」
美容師は髪にやさしく触れながら、
「髪質がしっかりしてるから、ストレートにしたいなら縮毛強制のほうがいいかもね。でもゆるくボディパーマかけたみたいで、ショートにしたらかわいいと思うよ」
持って生まれたものを、欠点にするか個性にするかは自分次第。演出によっていくらでも輝くものを、無理矢理皆と同じように真っ直ぐ伸ばして安心していても、つまらない置物が出来上がるだけ。無害な「普通」という基準に自分を作り替えるなんて勿体ない。自分の人生に於いてだけは、誰でも脚本家であり、演出家であり、監督であり、そして役者であれる。自分だけの世界をイメージ出来るなら、あとはそれが表出するのを恐れなければいい。
舞う鋏は銀色の蝶、セミロングはモテるから、と伸ばした過去との訣別は、実にすかっとする。昔の中国で生まれ、江戸人も憧れた「文人」のように、わずらわしい浮き世を忘れ、学問だけに邁進できたら、と願う。心が嫌がることなど一切課さず、いつも軽く軽くいたなら、いつか雲にも乗れるかも知れない。夜響のように。
(堕ちてゆくのはカイカンかも、きっと)
乾かした髪にワックスをもみ込んでから、美容師は大きな鏡を手に後ろに立った。
「いかがですか」
「いいかもしんない」
思った通りを答える。鏡の中には見慣れぬ自分がいる。ゆるくうねる髪が丸いシルエットを作り、思い切って出した額の上に短い前髪、洋画の中の少年のようだ。黒髪が白い肌を引き立て、涼しげな目元ときりりと結んだ唇から、内に潜む熱情が垣間見える。
「けっこう気に入りました」
真顔で振り返ると、
「そっか、よかった」
と、若い美容師は笑みを浮かべた。鋏を動かしながらずっと、本性を現して喋る遥につき合っていたのだから、いいかもしんない、とか、けっこう、などと言われても、今更驚きはしない。きみのトーク楽しいよ、面白い子だね、と言われて遥は吹き出した。
美容院を出ると夏の日も暮れて、やわらかい夜風が袖無しの肩に心地よい。
(夜響、あたしはオニになったりしない)
き、と月を見上げる。自分を呪っちまえよ、と嘲笑しながら、オニの気をひそませた夜響に、挑戦状を叩きつける。今は夜響の憎ったらしい笑みさえ、哀しく思い出される。
(オニがあたしを救うんじゃなくて、あたしが夜響を救ってあげられるのかも知れない)
夜響自身が作り上げた、幻の迷宮から。味気ない日常にはそぐわない嘘臭さと、毒を隠し持つ人工の香り、だがその一方で、まぶしい迷宮は、クレヨンを握った子供が好き勝手に描く夢の王国のよう。そう、夜響は「いてほしい」と「ああなりたい」をちょうど合わせたような存在、まるで作り物だった。
(夜響を想像した誰かがいる、理想を演じきる誰かが)
あたしと同じ、夢ばかり見て日常をおろそかにする愚か者は、オニの力を手に入れ、現実からの脱却に成功したんだ。オニになったなら全てを思い通り出来るのに、夢の世界にしか興味を示さない。現実世界での憂さ晴らしや復讐ではなく、自己解放の極地に居続けることを求めた。
(日常なんか、みんな忘れちまいたい、違う世界に飛びたいんだ)
瞼をおろせば浮かぶ幻を、現実にしたいと無邪気に望み、心の生死とひきかえに、心の力を使った。オニの力は麻薬のように人の心を興奮させ、麻痺させ、蝕んでゆく。最後に残るのは、快楽だけを求めて幻の中をさまよう廃人だ。
(恐怖が消えれば、残るは対極にある欲望だけ)
それは、心の片翼を失うこと。
(あの子はオニでいることの危険に気付いているの?)
どうして人の心はこれほどもろくて、甘い言葉に弱くて、いくらたしなめても夢ばかり見るのだろう。
(それが、全ての人に与えられた自由だからか)
暮れなずむ空が、胸に痛い。
表現する自由を、機会を、奪われようと、心の中だけは誰にも見えない、誰にも邪魔されない唯一の、無限の領域。ひとりきりの小宇宙は、頭上に広がる本物の大宇宙に勝るとも劣らない。
規則正しく繰り返す勤勉な毎日は、いつほころぶとも知れない危うさをはらんでいる。生活を壊さないために、だけど心を消さないように、人は自己解放の場を持つ。講義で聞いた江戸の吉原では、贅沢な調度と御馳走、羽織芸者の奏でる音楽と、美しい女に囲まれて、男たちは非日常を楽しみ、名を変えて遊んだ。遥は覚えている。違う名前を使ったとき、何にでもなれる、白紙に戻れる、大きすぎる期待が丸太のように胸を突き、心地よい浮遊感に恍惚となったのを。
(夜響にも、本当の名前があるんだろうな)
縛られたくなくて、それを捨てた。
どこにいるの、夜響――
夜空はただ限りなく続く。同じ空の下、どこかで夜響も呼吸しているのに、あの白い髪に触れることも出来ず、不気味な笑みをみせてくれることもない、ましてや今何を思っているかなんて、これっぽっちも分からない。
(変わったあたしを一番に見て欲しいのは、ほかの誰でもなく、夜響なのに)
他人のための自分ではなく、自分にとって魅力的な自分であること、ようやくそれが分かった。
(オニにならなくったって、この現実に意味を持たせることは出来るんだよ)
夢幻の国で迷子になっている子供を、もう一度こっちに連れ戻したい。
――こうならなくちゃ生きられなかった。息が詰まって死んじまうから――
遥もずっとそんな思いを抱えていた。生きることが、からっぽに思えた。なぜ夜響が自分に声をかけたのか、今は分かる。
(このつまんない現実は、錆び付いた歯車のように硬化して、なかなか変わらないけれど、あたしが変わらなくちゃ、何も変えられない。だけどそれは、オニになることじゃあないんだ)
今夜ほど夜響に会いたい夜はない。日が暮れるたび、夜の名を持つ友を思い出してはいたけれど。痛みを分けあうためじゃない、今夜は、伝えたい言葉が明確に存在するから。
「初めてのお客様ですか、それではこちらにお名前と住所と電話番号をお書き下さい」
と渡された紙に、遥はちょっと手を止めてから、「扇屋 菊」とあてずっぽうの名前を書く。江戸の戯作者・京伝の奥さんが、吉原は扇屋の番頭新造で、菊園といったのを思い出したのだ。
(あたしも別の誰かになって遊んじゃおう)
とはゆえ美容師に、扇屋さん、と呼ばれて笑いをこらえるのは大変だった。言ってるほうは可笑しくないのかな、と思うと余計に笑いがこみあげる。
「うんと短くしたいんです」
髪をといて鏡の前に座る。物心ついてから、肩より短く切ったことはない。
「癖毛を活かせるようなショートにしたいの」
深く考える前に喋ると、言葉を堰き止める小石は姿を現さなかった。
いつも名前を覚えてもらえなかったのは、誰にでもある個性というものを押し隠していたから。あたし変かも、なんて悩む方が変なのだ。考えれば考えるほど、言葉はつまる。
「四月にストパーかけたんだけど、二週間くらいで戻っちゃったから、もうあきらめてるんですよ」
美容師は髪にやさしく触れながら、
「髪質がしっかりしてるから、ストレートにしたいなら縮毛強制のほうがいいかもね。でもゆるくボディパーマかけたみたいで、ショートにしたらかわいいと思うよ」
持って生まれたものを、欠点にするか個性にするかは自分次第。演出によっていくらでも輝くものを、無理矢理皆と同じように真っ直ぐ伸ばして安心していても、つまらない置物が出来上がるだけ。無害な「普通」という基準に自分を作り替えるなんて勿体ない。自分の人生に於いてだけは、誰でも脚本家であり、演出家であり、監督であり、そして役者であれる。自分だけの世界をイメージ出来るなら、あとはそれが表出するのを恐れなければいい。
舞う鋏は銀色の蝶、セミロングはモテるから、と伸ばした過去との訣別は、実にすかっとする。昔の中国で生まれ、江戸人も憧れた「文人」のように、わずらわしい浮き世を忘れ、学問だけに邁進できたら、と願う。心が嫌がることなど一切課さず、いつも軽く軽くいたなら、いつか雲にも乗れるかも知れない。夜響のように。
(堕ちてゆくのはカイカンかも、きっと)
乾かした髪にワックスをもみ込んでから、美容師は大きな鏡を手に後ろに立った。
「いかがですか」
「いいかもしんない」
思った通りを答える。鏡の中には見慣れぬ自分がいる。ゆるくうねる髪が丸いシルエットを作り、思い切って出した額の上に短い前髪、洋画の中の少年のようだ。黒髪が白い肌を引き立て、涼しげな目元ときりりと結んだ唇から、内に潜む熱情が垣間見える。
「けっこう気に入りました」
真顔で振り返ると、
「そっか、よかった」
と、若い美容師は笑みを浮かべた。鋏を動かしながらずっと、本性を現して喋る遥につき合っていたのだから、いいかもしんない、とか、けっこう、などと言われても、今更驚きはしない。きみのトーク楽しいよ、面白い子だね、と言われて遥は吹き出した。
美容院を出ると夏の日も暮れて、やわらかい夜風が袖無しの肩に心地よい。
(夜響、あたしはオニになったりしない)
き、と月を見上げる。自分を呪っちまえよ、と嘲笑しながら、オニの気をひそませた夜響に、挑戦状を叩きつける。今は夜響の憎ったらしい笑みさえ、哀しく思い出される。
(オニがあたしを救うんじゃなくて、あたしが夜響を救ってあげられるのかも知れない)
夜響自身が作り上げた、幻の迷宮から。味気ない日常にはそぐわない嘘臭さと、毒を隠し持つ人工の香り、だがその一方で、まぶしい迷宮は、クレヨンを握った子供が好き勝手に描く夢の王国のよう。そう、夜響は「いてほしい」と「ああなりたい」をちょうど合わせたような存在、まるで作り物だった。
(夜響を想像した誰かがいる、理想を演じきる誰かが)
あたしと同じ、夢ばかり見て日常をおろそかにする愚か者は、オニの力を手に入れ、現実からの脱却に成功したんだ。オニになったなら全てを思い通り出来るのに、夢の世界にしか興味を示さない。現実世界での憂さ晴らしや復讐ではなく、自己解放の極地に居続けることを求めた。
(日常なんか、みんな忘れちまいたい、違う世界に飛びたいんだ)
瞼をおろせば浮かぶ幻を、現実にしたいと無邪気に望み、心の生死とひきかえに、心の力を使った。オニの力は麻薬のように人の心を興奮させ、麻痺させ、蝕んでゆく。最後に残るのは、快楽だけを求めて幻の中をさまよう廃人だ。
(恐怖が消えれば、残るは対極にある欲望だけ)
それは、心の片翼を失うこと。
(あの子はオニでいることの危険に気付いているの?)
どうして人の心はこれほどもろくて、甘い言葉に弱くて、いくらたしなめても夢ばかり見るのだろう。
(それが、全ての人に与えられた自由だからか)
暮れなずむ空が、胸に痛い。
表現する自由を、機会を、奪われようと、心の中だけは誰にも見えない、誰にも邪魔されない唯一の、無限の領域。ひとりきりの小宇宙は、頭上に広がる本物の大宇宙に勝るとも劣らない。
規則正しく繰り返す勤勉な毎日は、いつほころぶとも知れない危うさをはらんでいる。生活を壊さないために、だけど心を消さないように、人は自己解放の場を持つ。講義で聞いた江戸の吉原では、贅沢な調度と御馳走、羽織芸者の奏でる音楽と、美しい女に囲まれて、男たちは非日常を楽しみ、名を変えて遊んだ。遥は覚えている。違う名前を使ったとき、何にでもなれる、白紙に戻れる、大きすぎる期待が丸太のように胸を突き、心地よい浮遊感に恍惚となったのを。
(夜響にも、本当の名前があるんだろうな)
縛られたくなくて、それを捨てた。
どこにいるの、夜響――
夜空はただ限りなく続く。同じ空の下、どこかで夜響も呼吸しているのに、あの白い髪に触れることも出来ず、不気味な笑みをみせてくれることもない、ましてや今何を思っているかなんて、これっぽっちも分からない。
(変わったあたしを一番に見て欲しいのは、ほかの誰でもなく、夜響なのに)
他人のための自分ではなく、自分にとって魅力的な自分であること、ようやくそれが分かった。
(オニにならなくったって、この現実に意味を持たせることは出来るんだよ)
夢幻の国で迷子になっている子供を、もう一度こっちに連れ戻したい。
――こうならなくちゃ生きられなかった。息が詰まって死んじまうから――
遥もずっとそんな思いを抱えていた。生きることが、からっぽに思えた。なぜ夜響が自分に声をかけたのか、今は分かる。
(このつまんない現実は、錆び付いた歯車のように硬化して、なかなか変わらないけれど、あたしが変わらなくちゃ、何も変えられない。だけどそれは、オニになることじゃあないんだ)
今夜ほど夜響に会いたい夜はない。日が暮れるたび、夜の名を持つ友を思い出してはいたけれど。痛みを分けあうためじゃない、今夜は、伝えたい言葉が明確に存在するから。
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