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プロローグ

私・・・死にました☆

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 私は物心つく頃からなんでも知りたがり屋で「あれはなに?」「これはなに?」となんども親にいって困らせていたらしい。
 それは今になっても変わらない。知りたいと思ったことはネットや図書館巡りして実際にやってみるなどしている。そのおかげか我が家の庭はいまでは立派な畑で作物が実っているので近所でもよくおすそ分けしてる。
 そして仲良くなった近所のおばあちゃんが山を所持して甥が狩猟してきた鹿などいただいていたがその甥の人ともなかよくなり解体などいろいろ教えてくれた。いまではその狩猟する人たちにも顔をしられおすそ分けしたりされたり結構仲がいい。
 その話を鹿肉を弁当にしていた経緯とかねて友達に話したら「ああ・・・うんアンタのそういうとこ・・うん知ってた」と頭を抱えてしまった・・・なんで?



 そして最近腰をやってしまった近所の地主のおじいちゃんがここ好きに使っていいよと田畑を貸してくれたのでこれは新たな農作物といよいよ庭の一角で作っていた米の大量生産キタコレ!と喜んでいた矢先でした・・・





「・・・・その地主のおじいさんの元にお礼を兼ねた野菜をもっていった所刃物をもった見知らぬ男と対峙していた地主のおじいさんとその孫を見てとっさに前に出て男に刺されながらも男に顔面一発こぶしを当てて男はそのまま塀のコンクリに激突し気絶。お主は刺さり所がわるく出血多量で死亡・・・とな」

「いや~、でもあのままおじちゃん達に怪我してほしくはなかったんでまっしょうがないかな?と」

 おじちゃんと花ちゃん(孫)が泣きながらなんか言っているのはわかったけどもうぼうっと頭がかすんでて痛みも感じなくなったたから自分でも「あ、これオワタな」って思いながら気絶?(死んで)してしまったし。

「・・・なんというかお主はこの時代にはとても貴重な存在での・・・他の神々もお主の死をとても悔やんで折る」

「・・へ?」

「お主、よく道祖神や神社など立ち寄ったりしたとき必ずごみを拾ったりなどしてお供え物やお賽銭などしていたじゃろう?お主の魂自体とても澄み渡っていてな様々な加護がお主には宿っていたし、本当はあそこで死ぬはずではなかったはずじゃ」

「いや、神社とかお参りにいくなら最低限のことしたまでですし・・・てか・・え?死ぬはずじゃないって・・?」

「うむ、実はこことは違う異世界の神々がお主欲しさでちょっかいをだしてな何とか会いたいと思い無理やりに縁を結ぼうとしようとした結果・・・」

「おおう・・・それは・・」

「もちろんこちらの神々たちは怒りその異界の神々に矛をぶつけようとしたかったんだが無理やりできたお主の縁がこの先の転生さえ縁が結ばれてしまい次の転生先がその異世界になってしまった」

「なんてこったい」

「しかもその異世界は魔法などいわゆるファンタジーな世界での、しかしお主の魂は生前の神々の加護と異界の神々の無理やり作った縁などの所為で人ならざるものしか転生できんのじゃ・・すまんのできるだけ来世のことはこちらで優遇するように・・・」


「ああ・・・なるほど・・・まあ、しょうがないですよ起きちゃったことをいちいち悔やんでもしょうがないですって」

「ええ!・・・そんなあっさりと・・・」

「まあ、死んじゃったことは結構ショックですけどあなただって神様の類でしょ?そんな方が一々私なんかにペコペコすることないですし、これからファンタジーな世界に転生できるんだ!って思って来世を楽しみますよ」

「お主・・・やはりいいこじゃなあ・・・」

「いや、そんな近所のおばあちゃんたちみたいな反応よしてくださいよ・・それで魔法とかいってましたが、魔法もつかえるんですか?」


 魔法なんてファンタジーなものなんてそこまで詳しくはないけど小さい頃はあこがれていろいろ図書館や学校の図書室あさっていたな・・・今はもろ農作とかの本ばっかりだったけど。


「おおそうじゃ!!来世のお主の待遇をよりよくするのにはまず異世界の知識やその魔法などもおしえなければな!お主の言う通りじゃ、いつまでも悔やんでたらしょうがないのう。さっそくお主に魔法や知識の伝授をせねば・・・いやその前に異界の神々たちに・・・」

「あの・・・もしもーし・・・」


 急にヒートアップしだしたおじいちゃん(神様?)を横目に置いてきぼりになった自分はどうしよう・・・と思ったけど。しばらく放置して気が付くのを待つしかなっかった。



 結局、待つのに飽きた異界の神々(ことの元凶)達に突撃されるまで待たされたけど。





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