いつか見た映画のタイトルは忘れたが、あのとき隣にいた人が僕が飲んでいた飲み物を間違えて飲んでいたことに気づいた時に恋が始まったらしい

蒼雉 百合

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部員A登場

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夏休みは暇だった…
体育会系の部活はさぞ忙しかろう。
体育会系だけではないか…演劇部も吹奏楽部もその他歴史と伝統ある部は、力が入っている。
そんな中、僕は部室にいる。
別に部活動をしているわけではない。
部室という、夏の暑さを微塵も感じない冷房効いたここは天国だと思う。

さぁこの部活は何部でしょう?
まぁ簡単な事です。
プロローグで何やってたって話ですよ。
そうです。図書部です。

あれ、図書のとの字も出てこなかったよね?
映画見てイチャイチャしたみたいな。

いや、いちゃいちゃしてないし。
そんなことあったら嬉しいです。

そう、映画研究部かと思わせて図書部でした。

図書部の活動は、主に図書館の管理だ。
図書館は司書というボスが根城にしている館であり、その下僕として図書部員がいる。
掃除から本の貸し出し、返却、整理など様々である。

ちなみに僕は、あんまり本読まない。
読むより見るという方が正しい。ちなみに好きなのはこのデッサンポーズ集第7巻「ローアングルからのデッサンをしてみよう。」である。
これがなんとも言えない…ぐふふふふ

「先輩、キモいです。やめてください。図書部の品が疑われます。だいたい1人でブツブツ、誰に話しているんですか。」

出ました。お化けです。
図書部に居座り、文字を喰う化け物。
部員Aが現れた。

攻撃しますか?逃げますか?食べますか?

「私はお化けじゃないです。まぁ本が好きなのはあってますが…」

「なに?部員Aよ、最近本が無くなると思ったら貴様が喰っていたのか。悪いヤツめ、成敗してくれる。」

「さっきから、部員Aってなんですか?まったくモブキャラですか、私はモブ扱いですか?」

部員Aは、女子であり、後輩であり、怪異である。
本人は自分が怪異であることを自覚していないようだが、ボス曰く大先輩になるそうだ。
ちなみに名前は、アリス・グランド・マザメシアというらしい。
部員からはアリスちゃんと呼ばれているが、僕からすればグランマの方があっている気がする。

さぁ、まだまだ前振りは続きます。
次回は部員Bの登場です。

あれこれ恋愛ものだよね?
映画館の相手いつ出るの?

続く



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