銃人

紅菊

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3.突破

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「まずは、俺達の紹介な!俺はニコル!この3人でバンドやってる!」
ローズ「こんな時に自己紹介!?…全くもう、あたしはローズローズ品のローズ。まぁ、出来損ないってわけ」
「俺は、ロイド。ケロ…まぁ、その辺は察してくれ。皆、生まれながらにして、差別を受けここに捨てられた。でも、俺達は他のやつに比べて恵まれている。俺達には、歌がある。歌があれば胸を張って生きられる気がするんだ。だから俺達は、迷わずYESを選ぶ!でも、ほかの連中は…」
ロイドの顔が曇った
銃人「歌…」
ニコル「そうだ歌だよ!歌で皆を励まそうぜ!俺達の歌をネットで放送するんだ!新曲出来たしよ♪」
ロイド「俺達アマチュアバンドがどこまで出来るか…視聴者数だって、2桁がいい所」
ローズ「……いいわよ!やってやろうじゃない!こんな時に何も出来ないなんて私は嫌よ!」
ロイド「ローズ…そうだな!やってやろう!」
ニコル「よし、やろう!」
銃人「ダチ…か、初めて言われたな」銃人の顔がわずかながらほころんだ。
銃人「話は聞かせてもらった。ニホンのコンピューターの中枢はどこにある?そこからなら、直接マザーコンピューターをハッキング出来るはずだ!私が全て止める。君達は、時間稼ぎしてくれ!」
ニコル「さすが、俺のダチ。頼りになるな♪」
ローズ「『 私達』のでしょ?」
ロイド「ニホンのコンピューターの中枢は、トーキョーにある。ここ、ナゴヤから365キロある」
ピピッ…突然携帯型電話が鳴り出した。
アナウンサー「速報、トーキョーは、機械達によって占拠された模様!」
ロイド「敵も易々と通してはくれないってわけか…どうする?銃人」
銃人「私にはこれがある。銃人は、両腕の銃を見せた。少し、メンテナンスすれば使えるはずだ。」
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