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59編
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美春も麗華も時生さんでさえも
死んでしまった。
私を守ると言ってくれた雷太まで
私を庇って命を落とした。
私は込み上げてくる怒りを剥き出しにした。
その瞬間に今まで感じた事の無いくらい
身体が熱くなり、燃え上がりそうになった。
(何この状態は…。熱い!だけど、
凄く力が漲ってくる!)
「胡桃ちゃん!聞こえる?これは
もしかしたら胡桃ちゃんだけが使える
特殊なモードかもしれない!
一度だけ耳にした事があるんだけど、
歴代のモンスターを倒してきた
勇者的存在の中でも、
際立って才能溢れる勇者には超無双
モードっていうとてつもない力が
発動するんだ!それを使えば恐らく、
全員蘇生出来てHPもMPも満タンの
状態になるよ!」
(嘘でしょ…。全員生き返って、
しかも全回復するっていうの?
それが本当なら
藁にもすがる思いだわ!)
「分かった!使ってみるね!
超無双モード!」
「パァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
今までに見たことの無いくらい眩い光に
包まれた。
「凄い…。死んでいった皆の元に魂が
戻っていく…。」
「あれ?私、結局蘇生出来なくて
死んだはずじゃ…。」
「私も斬撃の雨を食らって
死んだはずだけど。」
「俺も自分の甘さを自覚せずに渾身の
一撃を食らって情けない事に
死んだはずだったような…。」
「…。俺は何故生き返っている?
胡桃を守り抜いて
命を落とした気がしたんだが。
まさか守りきれなかったのか?」
「皆!生き返ってくれたんだね!
ありがとう…。本当にありがとう。
改めて貴方達の存在の尊さや大切さを
思い知ったよ。」
「まさか胡桃ちゃんが
生き返らせてくれたの?」
「何だか胡桃には
助けられてばかりで癪だわね。」
「胡桃ちゃん!またしても君がこの絶望的な
状況を救ってくれたのか?ありがとう!」
「胡桃!生きてて良かった…。俺は
自分の役目を果たせたんだな。」
私は気付いたらボロボロと涙を零していた。
「胡桃ちゃん!泣いてるの…?」
「今までしっかりしなきゃって、
皆を引っ張らなきゃって、
街を平和にしなきゃって
ずっと頑張っててて…。グスッ。
それが皆が死んじゃうんだもの。
心細かったよ。
ずっと張り詰めてた糸が切れちゃった。」
「胡桃…。いつの間にか貴方にばかり
負担を掛けてたわね。ごめんなさい。」
「胡桃。その1人で抱えてきたものを
俺達3人にも背負わせてくれないか?
俺達だって胡桃1人に
押し付ける気は無かった。
でも、実際は追い詰められてたんだよな。
気付いてあげられなくて本当に
ごめんな。俺にも背負わせてくれよ。
とりあえず泣止め。」
雷太が私の涙を拭ってくれた。
「お兄ちゃん…。やるねぇ。」
「俺はもう気持ちを
隠さない事にしたんだ。」
「カッコいいわね。
たまには良い所があるじゃない。」
「コホン!君達、感動話もいいが浸るのは
全知全能の神を倒してからにしようぜ。」
(そうだった…。
皆が生き返った嬉しさで忘れてた。)
「皆、あいつを倒して街に平和を
取り戻そう!」
「了解‼︎!」
こうして、窮地に立たされていた私の
状況は不思議な力により、
一変したのであった。
死んでしまった。
私を守ると言ってくれた雷太まで
私を庇って命を落とした。
私は込み上げてくる怒りを剥き出しにした。
その瞬間に今まで感じた事の無いくらい
身体が熱くなり、燃え上がりそうになった。
(何この状態は…。熱い!だけど、
凄く力が漲ってくる!)
「胡桃ちゃん!聞こえる?これは
もしかしたら胡桃ちゃんだけが使える
特殊なモードかもしれない!
一度だけ耳にした事があるんだけど、
歴代のモンスターを倒してきた
勇者的存在の中でも、
際立って才能溢れる勇者には超無双
モードっていうとてつもない力が
発動するんだ!それを使えば恐らく、
全員蘇生出来てHPもMPも満タンの
状態になるよ!」
(嘘でしょ…。全員生き返って、
しかも全回復するっていうの?
それが本当なら
藁にもすがる思いだわ!)
「分かった!使ってみるね!
超無双モード!」
「パァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
今までに見たことの無いくらい眩い光に
包まれた。
「凄い…。死んでいった皆の元に魂が
戻っていく…。」
「あれ?私、結局蘇生出来なくて
死んだはずじゃ…。」
「私も斬撃の雨を食らって
死んだはずだけど。」
「俺も自分の甘さを自覚せずに渾身の
一撃を食らって情けない事に
死んだはずだったような…。」
「…。俺は何故生き返っている?
胡桃を守り抜いて
命を落とした気がしたんだが。
まさか守りきれなかったのか?」
「皆!生き返ってくれたんだね!
ありがとう…。本当にありがとう。
改めて貴方達の存在の尊さや大切さを
思い知ったよ。」
「まさか胡桃ちゃんが
生き返らせてくれたの?」
「何だか胡桃には
助けられてばかりで癪だわね。」
「胡桃ちゃん!またしても君がこの絶望的な
状況を救ってくれたのか?ありがとう!」
「胡桃!生きてて良かった…。俺は
自分の役目を果たせたんだな。」
私は気付いたらボロボロと涙を零していた。
「胡桃ちゃん!泣いてるの…?」
「今までしっかりしなきゃって、
皆を引っ張らなきゃって、
街を平和にしなきゃって
ずっと頑張っててて…。グスッ。
それが皆が死んじゃうんだもの。
心細かったよ。
ずっと張り詰めてた糸が切れちゃった。」
「胡桃…。いつの間にか貴方にばかり
負担を掛けてたわね。ごめんなさい。」
「胡桃。その1人で抱えてきたものを
俺達3人にも背負わせてくれないか?
俺達だって胡桃1人に
押し付ける気は無かった。
でも、実際は追い詰められてたんだよな。
気付いてあげられなくて本当に
ごめんな。俺にも背負わせてくれよ。
とりあえず泣止め。」
雷太が私の涙を拭ってくれた。
「お兄ちゃん…。やるねぇ。」
「俺はもう気持ちを
隠さない事にしたんだ。」
「カッコいいわね。
たまには良い所があるじゃない。」
「コホン!君達、感動話もいいが浸るのは
全知全能の神を倒してからにしようぜ。」
(そうだった…。
皆が生き返った嬉しさで忘れてた。)
「皆、あいつを倒して街に平和を
取り戻そう!」
「了解‼︎!」
こうして、窮地に立たされていた私の
状況は不思議な力により、
一変したのであった。
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