運命の人 〜ツインレイ〜

ヒデ

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永遠に続くと思ってたこの道

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音のない世界…色のない街であとどれくらい生きればいい?
君の姿が見えなくなってからの僕は、ただ廃人のような毎日を過ごしている。
…ねぇ 君はどうして僕の前から急に…何も言わずに姿を消したの?
自分の体が思うように動かせなくなっていく日々に耐えられなくなったから?
…それとも僕のせい?
毎日毎日そればかり考えて…気が変になりそうだ。
…それに加えて、君との美しい思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
…体は引き裂かれそうに熱くて…痛くて…辛くて…苦しくて涙が止まらない。
だから僕は決めたんだ、…1日も休みなく働き続ける事で気を紛らわそうと。

だが、…実際はそう簡単に紛れるものじゃない。
確かに…多少は紛れるが、…完全には無理だ…少しでも気を抜くと涙が溢れてくる。

どこかの本に書いてあったが、元々…心身共に疾患のある者が精神的なダメージを受けると、その部位が悪化する事があるらしい。

まさに今がそれだ。
僕は元々…軽度だが、鼠径ヘルニアの診断を受けていた。
…それが、君…いやっ…Mの姿が目に映らなくなってからというもの、急激に悪化しだした。
それに加えて、病院で撮ってもらったレントゲンで腎臓に影があるのを発見。
腎臓にある影の正体が…もし腫瘍なら、90%の確率で悪性らしい。
…このまま…誰にも言わず、ソッとしておこうと思う。
君の姿が見えない世界なんか、居る意味ないからね。
…それに、…世の中でただ1人最愛のパートナーを亡くした、…僕と同じ境遇の方なら共感できるだろう。


もちろん、数ヶ月前は…今とは違い「自○願望」しかなくて…実際に決行した事もあった。

…残念ながら…未遂に終わり、つまらない今を生きてしまってる。
なぜ今…生きてるのかというと、とあるスピリチュアルの本を読む事で自分を信じこませてるからだ。
「肉体は滅びても魂や意識は永遠に生き続ける、…大切な人を亡くしてもその人を思い続ければ自分のそばにはいつも居る」等など。
信じこむ事によって救われる時もあれば……目に映らなくなった今が現実なのかな…と思ってしまう時もあり、いったんそう思ってしまうと…ひどく落ち込んで涙が止まらなくなる。

もちろん…今は生きてはいるが、僕の中にある希死念慮は消えない。
いつ消えてもいいし、消えてしまいたいとも思っている。
…でも、Mの分まで生きて…僕の体を共有してる気になって、これからも同じ景色や食べ物を味わった方がいいのかな…とも思ってしまう。
スピリチュアル的には、人は亡くなれば…肉体がなくなるから食べ物の味は分からないが、好きだった物に対しての欲だけは残るらしいからな。


…それにしても、…毎日毎日…体になにかがまとわりついてるような感じで、重だるく気だるい。
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