運命の人 〜ツインレイ〜

ヒデ

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君と共に

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僕たちが出逢って今月で22年…
いろんな事があった、…辛い事も苦しい事も…もちろん楽しい事も。
でも、どんな事が起きても彼女となら乗り越えられないものはない…僕はそう思っていた

…昨年の秋のあの日、…それからの僕の人生が一変した出来事が起こるまでは。

あの日以来の僕は何に対しても無気力で無関心…誰がどこでどうなろうが知った事じゃない。
絶望.不安という恐怖の嵐が吹き荒れていて、心には常に自殺願望しかなかった。(まぁ その願望は今もやけどね)

でも今は、自殺願望は時間が経つにつれて薄れてきている……というのも、僕の中に居てる彼女が「あれが食べたい…これが食べたい…あそこに行きたい」と僕に頭に話しかけてくるので、僕は出来るだけ願いを聞いてあげたいと思う…
もちろんだが、肉体がない彼女が喋れるわけじゃない。
ただ、…僕の意識や気持ちじゃないのに、ふと僕の頭によぎるのだ、…あれがしたい、これがしたいという彼女の欲が。
あの世の人は、…たとえば食べ物にしても…肉体がない分、味は分からないが物欲だけは残るらしいしな。
だから、これからも彼女が食べたい物や行きたい場所…彼女が僕に言ってくる限り、望みを叶え…一緒に味わっていこうと思う。
それが今…僕が彼女に出来る唯一の事だと思うし、…形は違えど、それがこれからも一緒に歩いていくという意味だと思うから。



ただ、…こんなに強がってても、そういうふうに気持ちを紛らわせてても、彼女の姿が目に映らないという事の重圧に押し潰されそうになってるのも事実だ。

…自殺…

この2文字が僕を誘う、…。



ある日の朝、通勤途中に駅前で…彼女を見た…いやっ、正確には…僕たちが最初に出逢った「君」と同じような服装をして雰囲気が似てるというだけなのだが。

日に日に虚無感と喪失感と絶望感が増してきている

いったい何の為に働くのか…
分かっているけど、…目に映らない彼女の事が疑問に思えてくる…
あの日から分かってた事だけど、…心のどこかでは少しだけ期待してたのかもしれない
…もしかして、ひょっこり姿が見れるんじゃないか
働き続ける事によって何か変わるんじゃないか…と。

だが、…実際は虚しさや絶望感が増すだけ…これが現実だ。

寝ても覚めても鏡に映るのは自分だけ。

最近よく思う
昨年の秋まで僕の横には…変わらない笑顔の彼女が当たり前のように居てくれた。
それこそが…夢だったんじゃないかと。
素敵で最高の夢…。
つまらなく充実しない…独りじゃないけど独りの今が本当の現実なんだ…と。


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