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夢の叶う観覧車
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一度だけ、夢の叶う観覧車があるという。
初めて乗ったときに、ゴンドラが最も高い位置にくると、願いを聞かれるらしい。
その観覧車に乗ろうと、陽二に誘われた。
観覧車に乗って、友子は聞いてみた。
「陽二は、この観覧車に乗ったことあるの?」
「あるよ。二回目だよ」
「前回、何かお願い事をしたの?」
「君と死ぬまで一緒にいられますようにと、言ったよ」
ああ、この観覧車の噂が本当なら、陽二とずっと一緒にいるのか。私はそれでいいのかな?
「君は何を願うの?」
「私は、あっと驚く体験がしたいかな。日常に飽き飽きしているの」
その時、ちょうど真下にある観覧車の中心のところで、バキバキと音がして、友子と陽二は、ふわりと宙に浮いた。
そして、二人が乗ったゴンドラは、真っ逆さまに落ちて行った。
初めて乗ったときに、ゴンドラが最も高い位置にくると、願いを聞かれるらしい。
その観覧車に乗ろうと、陽二に誘われた。
観覧車に乗って、友子は聞いてみた。
「陽二は、この観覧車に乗ったことあるの?」
「あるよ。二回目だよ」
「前回、何かお願い事をしたの?」
「君と死ぬまで一緒にいられますようにと、言ったよ」
ああ、この観覧車の噂が本当なら、陽二とずっと一緒にいるのか。私はそれでいいのかな?
「君は何を願うの?」
「私は、あっと驚く体験がしたいかな。日常に飽き飽きしているの」
その時、ちょうど真下にある観覧車の中心のところで、バキバキと音がして、友子と陽二は、ふわりと宙に浮いた。
そして、二人が乗ったゴンドラは、真っ逆さまに落ちて行った。
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