好きの境界線

満夜

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第2章 2人と思いとすれ違い

3話 動き

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 ピロリン……
 満の携帯が鳴った。新からのチャットだ。
 新「おはよう、突然やけど、満、明後日夜勤明けだろ?夜空いてないか?」
 満「……?大丈夫か?」
 心の中でつい思ってしまったが、承諾することにした。なぜなら新は夜出るなんてことは不可能に近いから。
 満「いいよ、空ける」
 新「ありがとう」
 仕事中だった満は急に名前を呼び捨てにされてびっくりした反面とても嬉しく感じた。そして今日1日頑張れると。
 満「……満……だって……!」
 1人で騒ぐ自分を見つめると恥ずかしくなってきたので仕事中だし冷静になることにした。
 
 新「やっと二人きりになれる……」
 嬉しい反面嫁に申し訳ない気持ちが重なって苦しい。
 どうして満を見た瞬間惚れてしまったのだろう。
 どうして満を好きになれたのだろう。
 どうして満なんだろう。 
 どうして満と出会ってしまったのだろう。
 こんなに苦しいなら出会いたくなかった。
 苦しい……辛い……
 満はどう思ってるのだろうか。
 満を見てたら癒されるしずっと隣にいたいと思う。
 でも嫁や子供も大事。
 贅沢な人間だ。嫁と子供だけを見ていたいのに満という女の子も見ていたい。
 俺はどうしたらいいんだ……
 教えてくれ……満……

 口で伝えるのが苦手な満。
 だから新の目の前ではどうしても笑って誤魔化してしまう。いつもの悪い癖だ。
 今度会う時も笑って誤魔化してしまう。だから毎回 何を考えてるのか分からないと言われ破局に繋がるきっかけになったりする。
 だから本当は大好きって伝えたい、でも新は本気になってはいけない相手。
 というか、満自身が旦那以外の人に惚れてはいけない立場に置かれている。
 今までで1番距離の難しい恋愛である。
 一緒にいたい。もっと可愛がってほしい。でもそれは今は出来てもいつかは出来なくなること。
 新はどう思っているのだろうか?
 
 満「明後日は最初で最後かもしれない……」
 過ぎ去って欲しくない時間が、始まろうとしている。
              ……To be continued
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