気が付けば丸々とした令嬢でした。

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みんなの視線の先の令嬢はピンクの髪の毛に少し全体的に丸い印象かしら？


あれ？どこかで…


思い出している最中に彼女が言葉を発しました。



「ルベルド様はどちらかしら？」



「あー思い出しましたわ。ルベルド様の最愛の人！」

「えっ？彼女が？」

お兄様が驚いている様でした。
ルベルド様を探すと…
青褪めた表情でくるりと背を向けたではないですか！
彼女といえば…
あの日と同じ様に眉毛が下がって困った様子ではありますが…あの時の儚さは全くない！
何というか、大きくなっておりました！

「彼女に何があったのでしょう？」

思わず呟いてしまいました。

呆気に取られていると…
ルベルド様を見つけた彼女がズカズカと近づいていきます。
皆様の注目を浴びていますわ。


「ルベルド様、ひどいじゃないですか！今日はなぜ一緒に行ってくださらなかったのですか？」

確かルベルド様はお一人でいらっしゃったのよね？

最愛の人がいるのに何故お一人で来たのですかね？

お名前なんでしたかしら？