成瀬 慶 140字小説

成瀬 慶

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イヤリング

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「これは何?」
詰め寄る彼女が持っているのは
イヤリング
彼女はピアス派だ
鬼に首を取ったかのような
彼女の自信満々の怒り
「知らないよ」
俺の言葉にさらに怒った彼女は
それを投げつけ
「最低!!」
と激しく泣き始めた
後日、分かったことは
先週遊びに来た
彼女の友達のものだったらしい

【narusegoto】
同棲中の彼と彼女
彼は浮気をするような性格でもないのに
彼女は
どうして疑ったのでしょうか?
マンネリな関係に
ちょっとした波でもたてたかったのかもしれませんね
かわいい人です
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