成瀬 慶 140字小説

成瀬 慶

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深夜

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深夜2時過ぎのインターフォン
私は躊躇なくドアを開ける
酔った男が立っている
「会いに来たよ」
可愛い子ぶる笑顔
仕方なく部屋に入れる
ベッドの上に着くと
全力で甘えてくる男
仕方ない顔で受け入れる私
また
合コンでお持ち帰り失敗したんだね
そんな日だけ
私を求めに来る
最低男!愛してる

【narusegoto】
彼女は彼を愛しています
だから許してしまう
彼もそれをわかっているから
甘えてしまう
ズルい男なんです
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