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5章:守る為なら。
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しおりを挟む「いいのかね。
柴永社長にこの事を言えば
キミだけじゃなく、その秘書や
そして社長自身の立場も危うくなるぞ」
完全に人質を取られた脅しだった。
この男は気持ち悪い人間だが
権力を持った人物。
その男を敵にまわせば
自分達のせいで社長の今後に悪影響になる恐れがある。
黙って言う事をきかないといけない。
「…わかりました。
今晩、伺います。
ですが1つ…約束をお願いします」
「約束?」
「私が相手をします。
なので金輪際、鮫島秘書にも社長にも…
手を出さないでください」
イトカの返答に
誰より驚愕したのは鮫島自身だ。
恐怖で怯えていたのも忘れるほど
イトカの言葉に衝撃を受けていた。
「面白い女だ。
わかった、約束をしよう。
いいか、忘れるなよ。
キミの判断次第でどうにでもなる事を」
冷たく言い放つ捨て台詞に
内心ゾッと背筋が凍りつく思いだったが
コレで丸く収まるならと
目を閉じ覚悟を決めていた。
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