冷酷社長に甘く優しい糖分を。

氷萌

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5章:守る為なら。

7

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「いいのかね。
 柴永社長にこの事を言えば
 キミだけじゃなく、その秘書や
 そして社長自身の立場も危うくなるぞ」


完全に人質を取られた脅しだった。
この男は気持ち悪い人間だが
権力を持った人物。

その男を敵にまわせば
自分達のせいで社長の今後に悪影響になる恐れがある。
黙って言う事をきかないといけない。


「…わかりました。
 今晩、伺います。
 ですが1つ…約束をお願いします」

「約束?」

「私が相手をします。
 なので金輪際、鮫島秘書にも社長にも…
 手を出さないでください」


イトカの返答に
誰より驚愕したのは鮫島自身だ。
恐怖で怯えていたのも忘れるほど
イトカの言葉に衝撃を受けていた。


「面白い女だ。
 わかった、約束をしよう。
 いいか、忘れるなよ。
 キミの判断次第でどうにでもなる事を」


冷たく言い放つ捨て台詞に
内心ゾッと背筋が凍りつく思いだったが
コレで丸く収まるならと
目を閉じ覚悟を決めていた。
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