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第03章 初めてのダンジョン攻略
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スラストが震える声でメラニーに言った。
「わしは回復魔法専門じゃ。隣のエルフ娘も生活魔法しか知らぬ。わしらはお主と戦う術を持たぬわい」
「そのようなこと、我の関知しないこと。このまま何もせずに殺されるつもりならそれでもよいが…」
私はスラストに耳打ちした。
「スラストさん。知恵比べはどうですか?クイズを出すのよ」
「知恵比べとな?」
「うん。スラストさんは物知りの賢者なんでしょ。それに比べてあいつは何百年もこのダンジョンに籠っていた引きこもりよ。外界のことなんか知らないはずよ」
「な、なるほど!」
スラストは居住まいを正してメラニーの前に出た。
「ダンジョンマスターメラニーよ!儂と知恵比べをしよう。儂がお主にこれから『竹林の七賢』にあやかって七つの問題を出す。すべて正解ならお主の勝ちじゃ。じゃが一つでも間違えた時は儂の勝ちじゃ!」
(かなりこっちに有利な条件ね。でもまあそれぐらいのハンディもらってもいいわよね)
「知恵比べか!面白い!受けてたとう!もしも我が負けた時は貴様のしもべとなろう」
突然の惨劇ですっかり忘れていたが、私はライブ中継を見ているリスナーに向かって実況を再開した。
「さてリスナーの皆さん!いよいよ大賢者の誉れ高きスラストさんとダンジョンマスターメラニーの一騎打ちが始まります。みんな、スラストさんを応援してね!」
私の眼の端にリスナーが入力した応援コメントが凄まじい速さで流れて行った。
「さあ、スラストさん!第一問をお願いします!」
「しからば問おう!かつてラカタン帝国がダントゥインからホノーグルにまで達していた時代、カレリア共和国の初代宰相は何と呼ばれていたか?」
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「ヨハン・カール・フリードリヒ・コリバン。二つ名は悪魔の頭脳だ」
「クッ!正解じゃ!」
スラストは悔しそうに言った。
「おっと、残念!第一問はダンジョンマスターメラニーの勝ちです!」
リスナーの落胆のコメントが私の目の前に流れてきた。
『敵の方がずっと長生きなんだから歴史問題はマズイんじゃない?』
『もっと最近の話題を質問したらどうかしら?』
「さあ、スラストさん!第二問をお願いします!」
「しからば問おう!我がカレリア共和国の国技は何じゃ?」
ものすごい勢いでリスナーのコメントが流れ始めた。
『カレリア共和国の国技って何だっけ?』
『剣術に決まってる』
『いや!格闘術だよ!』
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「カレリア共和国に国技はない!国技とは法律で国が制定するものだ。カレリア共和国には国技を定めた法律はない。剣術も格闘術もあくまで伝統的なスポーツにすぎない」
「クッ!正解じゃ」
「おっと、今度は引っ掛け問題でした!殆どのリスナーさんは間違えたのにメラニーは正解でした。残念です!さあ、スラストさん!気を取り直して第三問をお願いします!」
「しからば問おう!フラメルの護石を合成する方法を述べよ!」
「ほほう!フラメルの護石が合成できるのか?」
「どうじゃ!これは我が一族の秘伝中の秘伝じゃ!わし以外誰も知る者はおらん!」
ものすごい勢いでリスナーのコメントが流れ始めた。
『やったぜ!これならわかるわけがない!』
『今度こそスラスト様の勝ちだわ!』
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「硝酸、塩酸、硫黄、水銀、塩、ナルタメ、バゼルをケロタキスで蒸留させて結合させる」
またも正解だった。
「そ、そんなバカな!?」
スラストの顔がみるみる青ざめていった。
「わしは回復魔法専門じゃ。隣のエルフ娘も生活魔法しか知らぬ。わしらはお主と戦う術を持たぬわい」
「そのようなこと、我の関知しないこと。このまま何もせずに殺されるつもりならそれでもよいが…」
私はスラストに耳打ちした。
「スラストさん。知恵比べはどうですか?クイズを出すのよ」
「知恵比べとな?」
「うん。スラストさんは物知りの賢者なんでしょ。それに比べてあいつは何百年もこのダンジョンに籠っていた引きこもりよ。外界のことなんか知らないはずよ」
「な、なるほど!」
スラストは居住まいを正してメラニーの前に出た。
「ダンジョンマスターメラニーよ!儂と知恵比べをしよう。儂がお主にこれから『竹林の七賢』にあやかって七つの問題を出す。すべて正解ならお主の勝ちじゃ。じゃが一つでも間違えた時は儂の勝ちじゃ!」
(かなりこっちに有利な条件ね。でもまあそれぐらいのハンディもらってもいいわよね)
「知恵比べか!面白い!受けてたとう!もしも我が負けた時は貴様のしもべとなろう」
突然の惨劇ですっかり忘れていたが、私はライブ中継を見ているリスナーに向かって実況を再開した。
「さてリスナーの皆さん!いよいよ大賢者の誉れ高きスラストさんとダンジョンマスターメラニーの一騎打ちが始まります。みんな、スラストさんを応援してね!」
私の眼の端にリスナーが入力した応援コメントが凄まじい速さで流れて行った。
「さあ、スラストさん!第一問をお願いします!」
「しからば問おう!かつてラカタン帝国がダントゥインからホノーグルにまで達していた時代、カレリア共和国の初代宰相は何と呼ばれていたか?」
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「ヨハン・カール・フリードリヒ・コリバン。二つ名は悪魔の頭脳だ」
「クッ!正解じゃ!」
スラストは悔しそうに言った。
「おっと、残念!第一問はダンジョンマスターメラニーの勝ちです!」
リスナーの落胆のコメントが私の目の前に流れてきた。
『敵の方がずっと長生きなんだから歴史問題はマズイんじゃない?』
『もっと最近の話題を質問したらどうかしら?』
「さあ、スラストさん!第二問をお願いします!」
「しからば問おう!我がカレリア共和国の国技は何じゃ?」
ものすごい勢いでリスナーのコメントが流れ始めた。
『カレリア共和国の国技って何だっけ?』
『剣術に決まってる』
『いや!格闘術だよ!』
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「カレリア共和国に国技はない!国技とは法律で国が制定するものだ。カレリア共和国には国技を定めた法律はない。剣術も格闘術もあくまで伝統的なスポーツにすぎない」
「クッ!正解じゃ」
「おっと、今度は引っ掛け問題でした!殆どのリスナーさんは間違えたのにメラニーは正解でした。残念です!さあ、スラストさん!気を取り直して第三問をお願いします!」
「しからば問おう!フラメルの護石を合成する方法を述べよ!」
「ほほう!フラメルの護石が合成できるのか?」
「どうじゃ!これは我が一族の秘伝中の秘伝じゃ!わし以外誰も知る者はおらん!」
ものすごい勢いでリスナーのコメントが流れ始めた。
『やったぜ!これならわかるわけがない!』
『今度こそスラスト様の勝ちだわ!』
メラニーは額に指を当てて少し考えてから言った。
「硝酸、塩酸、硫黄、水銀、塩、ナルタメ、バゼルをケロタキスで蒸留させて結合させる」
またも正解だった。
「そ、そんなバカな!?」
スラストの顔がみるみる青ざめていった。
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