118 / 373
第4章 学園支配
第118話 目には目を、犯罪には修斗?
しおりを挟む
「しかしな、ずっと仲のいい連中だけで回しているんだろう? 何か間違った事を言ったか?」
かなり煽り気味に、わざとらしく両手の手の平を上に向けて肩まで上げ、呆れたポーズをとる。
すると正面に座っていた女が修斗の前まで出て来る。
「あなたは何か勘違いをしている様ね。生徒会に入れるのは成績・素行・責任感に優れた者だけなの。あなたの様に素行が悪く、成績も分からない、もちろん責任感なんて持てない人物が、生徒会に入って何をしようというのかしら? もちろん入る資格などありはしないわ」
「お前達はいい子ちゃんなんだろ? いい子ちゃんだけで学園の風紀を保てるのか?」
「言っている意味が分からないわ。風紀委員には相応しい人物が集まっているし、学園の風紀に問題なんてないわ」
「そうか? 沢山の人間が集まれば、必ずイジメが発生する。大人でもイジメがあるんだ、子供がイジメないはずがないと思うが?」
「その様な意識の低い者は学園には存在しません! しっかりとした目的を持ち、それに向かって邁進するのが魔法学園ですから!」
イスに座っていた小柄な男が大声を上げる。
随分と小柄で、12~13歳に見える。
「本当か?」
「ええ。この学園に集まるのは魔法を学ぶためよ。イジメなんて下らないことをする人なんていないわね」
「それじゃあ俺が見たのは幻か? ここに来るまでに3組ほどイジメを見たのだが?」
女の口がきつく閉じられる。
どうやら完全にないとは言い切れない事を、理解しているようだ。
「それなら案内なさい! どこでイジメがあったの!? 私が直々に取り締まってあげるわ!」
勇んで部屋を出ようとする女を修斗は呼び止める。
「おい待てよ。まさかそのままの格好で行くつもりか?」
「何か問題が!?」
「最低限腕章は外せ。そして顔がバレないように幻影魔法くらい使えよ」
「生徒会であることを隠せと言うの!?」
「当たり前だろう。生徒会様が近くにいると知って、のんびりとイジメをするバカがいるかよ」
なぜか不思議そうな顔をする面々。
どうやら本当に温室育ちの仲良しこよしのようだ。
ひょっとしたら貴族の偉い方々のご子息かもしれない。
「まぁ、とりあえず幻影魔法を使ってから行くぞ」
よくあるパターンかもしれないが、人気の少ない校舎裏や、倉庫などの物陰、あまり手入れのされていない場所を回ると、見事にイジメ現場を目撃した。
それをバカ正直に指導と称して近づくのだが、悪態をついて去っていくだけだった。
「これでイジメは無くなるわね」
「無くならねーよ。次に見つけたら俺がやるから見ていろ」
どうやら各学年に数組のイジメグループがあるようで、それ以外にも小さなイジメが多発しているように見える。
なのでイジメ現場を見つける事は思ったよりも容易だった。
「おい金。さっさと払え」
「も、もうお金……ありません」
「あ~ん? 貴族様なんだから金持ってんだろう? 庶民から巻き上げた金を無駄遣いしてるのかよ!」
「そ、そんな事ない……です」
「んなら払えるだろ。ねぇ? 痛い思いはしたくないでしょ?」
まぁ典型的な3人がカツアゲをしていた。
なので修斗はニヤニヤしながら接近するのだが、生徒会様から注意が飛んでくる。
「ぼ、暴力はだめよ!」
適当に手を振って合図はするが、暴力をふるうかどうかは相手次第だ。
「ようお前ら、なにしょぼい金を巻き上げて喜んでんだ?」
声に気が付いて3人が振り向くが、手頃な優男が居ると思ったのだろか、1人が修斗に近づいてきた。
「なーになに、僕らは貧乏人でねぇ、お金が無くてこまってるんだよね~。お前も金持ってたら貸してくんね?」
「金が欲しいのか?」
「そーそー。1S程でいいんだ、出せよ」
そう言って密着し、ナイフの先を修斗の体に押し付ける。
それをしっかり確認し、自ら1歩前進してナイフに刺さりに行った。
「うわぁ~ナイフで刺された~いたいいたい~。あ! 血がどくどくと流れ出てるぞウワ怖いな~」
背中から倒れ込むと、腹からは赤い液体が流れ出ている。
「は!? え!? ちょ、ちょっと待て!!!」
「ば! お前なにマジで刺してんだよ!!!」
「ち、違う! こいつが自分で!」
「バックレるぞ!」
全力で走って逃げる……ようだが、その足は空回りし、地面に転んでしまう。
「いで! な、なんだこれわあああ! す、滑る!?!?」
必死に立ち上がろうとしているが、地面が滑って全く動けず、面白い程のへっぴり腰で震えている。
「いて~なぁ~、なあおい。血が出ちまったじゃねぇかよ、おい。逃げる前に慰謝料くらい払えよ、ん?」
修斗は滑るはずの地面を悠々と歩き、頭を引っ掴んで順番に睨みつける。
そこで初めて気が付いたようだ、喧嘩を売ってはいけない奴に喧嘩を売ってしまったと。
「す、すみません、許してください」
「許してくださいじゃないだろう? ん? 誠意を見せろって言ってるんだよ、誠意をさ」
しかし理解していないのか、この世界では誠意という言葉の意味が違うのか……いや、元々の使い方は違うのだが、この場面での使い方は一般的ではないのかもしれない。
「オレ貧乏でさぁ~、治療費がないんだよ。お金貸してくんねーかな? 少しでいいんだよ少しで。100G程でいいからさぁ」
「そ、そんな!? は、破産しちゃう」
「ええ~? じゃあ今持ってる全部を出してくれる~?」
3人は大慌てでポケットの中を探し始め、出てきたのは銀貨20枚、20Sほどだ。
「チッ、しけてんな。次カツアゲしてるのを見たら、お前達の家まで取り立てに行くからな」
魔法を解除して地面を滑らないように戻すと、3人は涙を流しながら走って行った。
20Sを手にし、修斗はイジメられていた男に金を渡そうとするが、こっちは気を失っていた。
「あれ? なんでお前が気を失ってるんだ?」
「ちょ! ちょっと待ちなさい! 何よ今のは! 生徒からお金を巻き上げたら、あなたがイジメをしているだけじゃない!」
生徒会の女が指を差しながら怒っている。
それもそうだろう、修斗は今カツアゲをしただけなのだから。
「そうか? だがこれであいつらは、学園内ではイジメが出来なくなったはずだ」
「ど、どうしてよ!」
「俺が怖くて仕方がないからな。そのかわり、もう学園には来ないかもしれないが」
目には目を歯には歯をと言うが、今回修斗は、やったことに対して100倍以上の報復をしてしまった。
恐らくはあの3人、トラウマとなっている事だろう。
「はぁ~最悪よ、最悪だわ~……こんな事が生徒会立会いの下に行われたなんて知れたら、生徒会の信用は失墜よぉ~」
しゃがみ込んで頭を抱えているが、少なくとも1件のイジメが無くなったと考える事も出来る。
他の生徒会役員も困っているが、先ほど修斗にタックルをした大男は少し冷静なようだ。
「会長、イジメが発覚した場合、その処遇はどうなりますか?」
「え? 場合にもよるけど、金銭を要求した場合は退学もあり得るはずよ」
「では、彼は退学になりませんが、先ほどの3人は退学になるかもしれない、という事ですね?」
「え? だって金銭を要求してたじゃない!」
「誠意を見せろ、と言っただけです。金銭の要求といっても治療費です。怪我を負わせられましたので、慰謝料の請求も正当かと」
※誠意を見せろを言い続けると、日本ではかなり犯罪寄りになります。
「そ、そんなの……そういう側面もあるけれど、彼の行為は認められないわ」
「しかし、恐らくですがあの3人はもうイジメはしないでしょう。我々が出来なかった事を、彼は一瞬でやってのけました。その事は認めるべきです」
「それは、そうかもしれないけど」
やった行為は許せないが、結果はしっかりと出してしまったので、強く言えない会長。
ちょうどその頃、気を失っていたイジメられっ子が目を覚ます。
「ようお前、さっきの3人にはいくら巻き上げられた?」
「え? あの、えと……20Sほどです……ご、ごめんなさい!!!」
なぜか修斗に怯える少年。
いや、怯えるのが当たり前かもしれない。
「じゃあこれ持って行け。あいつらが持ってた分だ」
イジメっ子から巻き上げ……もらった誠意を少年に渡すと、修斗は会長の元へ行く。
「お前らのやり方じゃイジメは無くならん。どうだ? 俺が悪ガキどもをまとめ上げてやる。もちろんイジメや校内での犯罪行為はやらせない。そのかわり服装や他人への影響が少ないモノに関しては、見逃せ」
「ちょっと! そんな事したらより大きな力を持つだけじゃない! 不許可よ不許可!」
「あ、あの会長、発言、良いですか?」
小さい12~13歳程度の男が手を上げた。
「なに?」
「実際の方法として、制御できる悪を作って、チンピラをまとめ上げる方法があり、直接市民に対する犯罪が減ったという話を聞いた事があります」
「そ、そんなわけ無いじゃない!」
「その、チンピラを野放しにする方が大変で、取り締まっても取り締まってもきりがなく、イタチごっこになってしまうんです。それをまとめた方が被害が少ないという、目に見える氷山の一角を小さくすることで、その下の見えない部分も小さくなるという――」
「なんですって!?」
「ひぃごめんなさい!」
「……少し、時間をちょうだい」
かなり煽り気味に、わざとらしく両手の手の平を上に向けて肩まで上げ、呆れたポーズをとる。
すると正面に座っていた女が修斗の前まで出て来る。
「あなたは何か勘違いをしている様ね。生徒会に入れるのは成績・素行・責任感に優れた者だけなの。あなたの様に素行が悪く、成績も分からない、もちろん責任感なんて持てない人物が、生徒会に入って何をしようというのかしら? もちろん入る資格などありはしないわ」
「お前達はいい子ちゃんなんだろ? いい子ちゃんだけで学園の風紀を保てるのか?」
「言っている意味が分からないわ。風紀委員には相応しい人物が集まっているし、学園の風紀に問題なんてないわ」
「そうか? 沢山の人間が集まれば、必ずイジメが発生する。大人でもイジメがあるんだ、子供がイジメないはずがないと思うが?」
「その様な意識の低い者は学園には存在しません! しっかりとした目的を持ち、それに向かって邁進するのが魔法学園ですから!」
イスに座っていた小柄な男が大声を上げる。
随分と小柄で、12~13歳に見える。
「本当か?」
「ええ。この学園に集まるのは魔法を学ぶためよ。イジメなんて下らないことをする人なんていないわね」
「それじゃあ俺が見たのは幻か? ここに来るまでに3組ほどイジメを見たのだが?」
女の口がきつく閉じられる。
どうやら完全にないとは言い切れない事を、理解しているようだ。
「それなら案内なさい! どこでイジメがあったの!? 私が直々に取り締まってあげるわ!」
勇んで部屋を出ようとする女を修斗は呼び止める。
「おい待てよ。まさかそのままの格好で行くつもりか?」
「何か問題が!?」
「最低限腕章は外せ。そして顔がバレないように幻影魔法くらい使えよ」
「生徒会であることを隠せと言うの!?」
「当たり前だろう。生徒会様が近くにいると知って、のんびりとイジメをするバカがいるかよ」
なぜか不思議そうな顔をする面々。
どうやら本当に温室育ちの仲良しこよしのようだ。
ひょっとしたら貴族の偉い方々のご子息かもしれない。
「まぁ、とりあえず幻影魔法を使ってから行くぞ」
よくあるパターンかもしれないが、人気の少ない校舎裏や、倉庫などの物陰、あまり手入れのされていない場所を回ると、見事にイジメ現場を目撃した。
それをバカ正直に指導と称して近づくのだが、悪態をついて去っていくだけだった。
「これでイジメは無くなるわね」
「無くならねーよ。次に見つけたら俺がやるから見ていろ」
どうやら各学年に数組のイジメグループがあるようで、それ以外にも小さなイジメが多発しているように見える。
なのでイジメ現場を見つける事は思ったよりも容易だった。
「おい金。さっさと払え」
「も、もうお金……ありません」
「あ~ん? 貴族様なんだから金持ってんだろう? 庶民から巻き上げた金を無駄遣いしてるのかよ!」
「そ、そんな事ない……です」
「んなら払えるだろ。ねぇ? 痛い思いはしたくないでしょ?」
まぁ典型的な3人がカツアゲをしていた。
なので修斗はニヤニヤしながら接近するのだが、生徒会様から注意が飛んでくる。
「ぼ、暴力はだめよ!」
適当に手を振って合図はするが、暴力をふるうかどうかは相手次第だ。
「ようお前ら、なにしょぼい金を巻き上げて喜んでんだ?」
声に気が付いて3人が振り向くが、手頃な優男が居ると思ったのだろか、1人が修斗に近づいてきた。
「なーになに、僕らは貧乏人でねぇ、お金が無くてこまってるんだよね~。お前も金持ってたら貸してくんね?」
「金が欲しいのか?」
「そーそー。1S程でいいんだ、出せよ」
そう言って密着し、ナイフの先を修斗の体に押し付ける。
それをしっかり確認し、自ら1歩前進してナイフに刺さりに行った。
「うわぁ~ナイフで刺された~いたいいたい~。あ! 血がどくどくと流れ出てるぞウワ怖いな~」
背中から倒れ込むと、腹からは赤い液体が流れ出ている。
「は!? え!? ちょ、ちょっと待て!!!」
「ば! お前なにマジで刺してんだよ!!!」
「ち、違う! こいつが自分で!」
「バックレるぞ!」
全力で走って逃げる……ようだが、その足は空回りし、地面に転んでしまう。
「いで! な、なんだこれわあああ! す、滑る!?!?」
必死に立ち上がろうとしているが、地面が滑って全く動けず、面白い程のへっぴり腰で震えている。
「いて~なぁ~、なあおい。血が出ちまったじゃねぇかよ、おい。逃げる前に慰謝料くらい払えよ、ん?」
修斗は滑るはずの地面を悠々と歩き、頭を引っ掴んで順番に睨みつける。
そこで初めて気が付いたようだ、喧嘩を売ってはいけない奴に喧嘩を売ってしまったと。
「す、すみません、許してください」
「許してくださいじゃないだろう? ん? 誠意を見せろって言ってるんだよ、誠意をさ」
しかし理解していないのか、この世界では誠意という言葉の意味が違うのか……いや、元々の使い方は違うのだが、この場面での使い方は一般的ではないのかもしれない。
「オレ貧乏でさぁ~、治療費がないんだよ。お金貸してくんねーかな? 少しでいいんだよ少しで。100G程でいいからさぁ」
「そ、そんな!? は、破産しちゃう」
「ええ~? じゃあ今持ってる全部を出してくれる~?」
3人は大慌てでポケットの中を探し始め、出てきたのは銀貨20枚、20Sほどだ。
「チッ、しけてんな。次カツアゲしてるのを見たら、お前達の家まで取り立てに行くからな」
魔法を解除して地面を滑らないように戻すと、3人は涙を流しながら走って行った。
20Sを手にし、修斗はイジメられていた男に金を渡そうとするが、こっちは気を失っていた。
「あれ? なんでお前が気を失ってるんだ?」
「ちょ! ちょっと待ちなさい! 何よ今のは! 生徒からお金を巻き上げたら、あなたがイジメをしているだけじゃない!」
生徒会の女が指を差しながら怒っている。
それもそうだろう、修斗は今カツアゲをしただけなのだから。
「そうか? だがこれであいつらは、学園内ではイジメが出来なくなったはずだ」
「ど、どうしてよ!」
「俺が怖くて仕方がないからな。そのかわり、もう学園には来ないかもしれないが」
目には目を歯には歯をと言うが、今回修斗は、やったことに対して100倍以上の報復をしてしまった。
恐らくはあの3人、トラウマとなっている事だろう。
「はぁ~最悪よ、最悪だわ~……こんな事が生徒会立会いの下に行われたなんて知れたら、生徒会の信用は失墜よぉ~」
しゃがみ込んで頭を抱えているが、少なくとも1件のイジメが無くなったと考える事も出来る。
他の生徒会役員も困っているが、先ほど修斗にタックルをした大男は少し冷静なようだ。
「会長、イジメが発覚した場合、その処遇はどうなりますか?」
「え? 場合にもよるけど、金銭を要求した場合は退学もあり得るはずよ」
「では、彼は退学になりませんが、先ほどの3人は退学になるかもしれない、という事ですね?」
「え? だって金銭を要求してたじゃない!」
「誠意を見せろ、と言っただけです。金銭の要求といっても治療費です。怪我を負わせられましたので、慰謝料の請求も正当かと」
※誠意を見せろを言い続けると、日本ではかなり犯罪寄りになります。
「そ、そんなの……そういう側面もあるけれど、彼の行為は認められないわ」
「しかし、恐らくですがあの3人はもうイジメはしないでしょう。我々が出来なかった事を、彼は一瞬でやってのけました。その事は認めるべきです」
「それは、そうかもしれないけど」
やった行為は許せないが、結果はしっかりと出してしまったので、強く言えない会長。
ちょうどその頃、気を失っていたイジメられっ子が目を覚ます。
「ようお前、さっきの3人にはいくら巻き上げられた?」
「え? あの、えと……20Sほどです……ご、ごめんなさい!!!」
なぜか修斗に怯える少年。
いや、怯えるのが当たり前かもしれない。
「じゃあこれ持って行け。あいつらが持ってた分だ」
イジメっ子から巻き上げ……もらった誠意を少年に渡すと、修斗は会長の元へ行く。
「お前らのやり方じゃイジメは無くならん。どうだ? 俺が悪ガキどもをまとめ上げてやる。もちろんイジメや校内での犯罪行為はやらせない。そのかわり服装や他人への影響が少ないモノに関しては、見逃せ」
「ちょっと! そんな事したらより大きな力を持つだけじゃない! 不許可よ不許可!」
「あ、あの会長、発言、良いですか?」
小さい12~13歳程度の男が手を上げた。
「なに?」
「実際の方法として、制御できる悪を作って、チンピラをまとめ上げる方法があり、直接市民に対する犯罪が減ったという話を聞いた事があります」
「そ、そんなわけ無いじゃない!」
「その、チンピラを野放しにする方が大変で、取り締まっても取り締まってもきりがなく、イタチごっこになってしまうんです。それをまとめた方が被害が少ないという、目に見える氷山の一角を小さくすることで、その下の見えない部分も小さくなるという――」
「なんですって!?」
「ひぃごめんなさい!」
「……少し、時間をちょうだい」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる