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21 モブの秘密の呟き
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私はとある中級貴族の娘、家名は当たり障りがあるので秘密とさせて頂きます。名前はそう……イブ……いえ、マブ……そう、モブ、モブエーコとでも名乗っておきましょう。
そんな私達は今年から学園の一年生になるのですが、激震が走りました。なんと幻のフェンルース家のご令嬢、アリシア様が今年から学園へ通われるというのです。
アリシア様と言えば幻の銀妖精と言われるほどの儚い美貌の持ち主。現当主のフェンルース侯も奥方様も美しいけれど、その二人の美を凝縮したようなお方。私は子供の頃に一度だけお見かけしたことがあるけれど、本当に人間なのか、背中に透明な虹色の翅がないか何度も目を擦った程だった。
その方がお年頃の娘となって現れる?そんなの騒ぎにならない方がおかしいのよ。
そしてフェンルース家と王家の関係も噂の的だ。国王様と王妃様はそれぞれフェンルース家の方々に並々ならぬ執着をしていることだ。
そして二人は王太子の婚約者にアリシア様を据えたいと思っている事。しかし当のアリシア様もフェンルース家も……臣下たる貴族達も全員反対している。
アリシア様は体が弱いことを公表しておられる方。忙しい公務に耐えられる訳がないと早々にご辞退していたし、貴族達もフェンルース家の判断に頷き合った。フェンルースは家の繁栄より国の安定を選ぶ素晴らしい貴族だと。
しかし、王家の方々はそれを良しとせず、事あるごとに婚約の打診を送っているとか。
そんなアリシア様が学園にやって来るのだ!
私達に出来る事があれば彼女を助けたい、いやそばに寄ってみたい、良い匂いがしそう……ドキドキしてきました。
そうして迎えた入学式、馬車から顔を覗かせたアリシア様は私の予想通りの美少女に成長していた。
サラサラの長い髪に大きな瞳。そして真っ白な肌は本当にきれいだった。お兄様のエヴァン様とは血が繋がっていないから、フェンルースの血というのは本当に儚くて美しいんだと知ったわ。
エヴァン様に支えられて救護室へ向かう姿も美しくてアリシア様の美しさにほとんどの生徒は目と心を奪われたのでした。
そう言えば聖女とやらも入学して来たみたいだけど、アリシア様の存在の前には霞んでいた。
私は幸運にもアリシア様と同じクラスになれた!しかし教授の思惑か何かなのかアリシア様の席は一番後ろ……私の前の方の席になってくだされば教授の話を聞くフリをしてアリシア様を眺めていられるのに!多分、クラスのほとんどの生徒はそう思っただろうなぁ~。
それでも窓から入る風に長い髪をなびかせたりする姿を見られるだけでなんだか幸せな気分になってくる。
フェンルースは幸運を呼ぶ妖精の血族という噂も噂だけじゃないのかも?と思ってしまったわ。
そんな私達は今年から学園の一年生になるのですが、激震が走りました。なんと幻のフェンルース家のご令嬢、アリシア様が今年から学園へ通われるというのです。
アリシア様と言えば幻の銀妖精と言われるほどの儚い美貌の持ち主。現当主のフェンルース侯も奥方様も美しいけれど、その二人の美を凝縮したようなお方。私は子供の頃に一度だけお見かけしたことがあるけれど、本当に人間なのか、背中に透明な虹色の翅がないか何度も目を擦った程だった。
その方がお年頃の娘となって現れる?そんなの騒ぎにならない方がおかしいのよ。
そしてフェンルース家と王家の関係も噂の的だ。国王様と王妃様はそれぞれフェンルース家の方々に並々ならぬ執着をしていることだ。
そして二人は王太子の婚約者にアリシア様を据えたいと思っている事。しかし当のアリシア様もフェンルース家も……臣下たる貴族達も全員反対している。
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しかし、王家の方々はそれを良しとせず、事あるごとに婚約の打診を送っているとか。
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フェンルースは幸運を呼ぶ妖精の血族という噂も噂だけじゃないのかも?と思ってしまったわ。
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