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42 秘密にしていたわけではないのですが
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「アリシア!良い加減に私の話を……」
「っ?!」
油断、というわけではなかったけれど、私だってお手洗いくらい行くわ……それでも一人ではなくてカタリナがついて来てくれた。次の授業はなんだかしらね?なんて話しながら教室へ戻ろうとしたら、殿下が物凄い勢いで走って来たのだ。
「アリシア様っ! 」
「どけ!」
「ああっ! 」
「っ!カ、カタリナっ!」
走ってくる殿下から私を守ろうとカタリナは飛び出して、叩かれた!もしかしたら殿下は叩くつもりなんかなかったかも知れない。でも殿下が振り上げた腕にカタリナはぶつかり、そして廊下に倒れてしまう!
なんてこと!なんてこと!
急いでカタリナを助け起こそうとしてカタリナのそばにしゃがみ込もうとする私の腕を殿下は掴んだのだ。痛い!すごく痛い!こんな風に私に触れてくる人なんて生まれてから誰もいなかった!
「アリシア!私は、お前にーー」
「痛っ、は、離して、カタリナ、いや、誰か、誰か!!ごほっ、ごほっ、ごほっっ!!」
お手洗いから教室へ戻る短い距離の廊下だ。すぐに教室からクラスメイトが現れて叫び声を上げた。
「きゃーーーーー!アリシア様!アリシア様が血を!!」
「え……? 」
そう言えば、咳き込んだ時になにか喉に引っかかった様な気がする。
「ひっ!」
辛うじて口元を覆った右手が真っ赤になっている!血、血だわ!!
「アリシ、ア……うわああ!! 」
殿下は掴んだ私の左腕を話してくれた。顔を真っ青にして。
「え……ごほっ!げほっげほっ!!うっ! 」
「アリシア様!アリシアさまぁーー!」
倒れたカタリナが必死の形相で飛びついて来た、ああ、無事だったのね、どこか怪我してない?と聞く前に私は目が重くなって開けていられなくなった。ああ、体の先端から熱が逃げて冷たくなっていく感じ……これは気を失うわね……。
「血が!アリシア様っ!」
「救護の先生を!」
「エヴァン様を呼んで!」
「ミオさんっアリシア様がーー」
たくさんの声を聞きながら私はその場に倒れ込んでしまった。申し訳ないわ……後でみんなに謝らなくては……。
「ストレス性の胃炎だね。お腹の中が真っ赤に荒れてそこから血が出たんだ。傷自体は聖女ミオの回復魔法で治っているがストレスの原因を取り除かない限り何度でも起こるよ」
「闇討ち」
「賛成だわ」
「分かった、証拠の揉み消しは承ろう」
目を覚ますととても物騒な会話が聞こえて来た。ミオさんとブランシェ様に……ファルク様の声だわ、何を相談してらしたのかしら?
「カタリナ……?」
「っ!アリシアさま!アリシアさまーーー!」
私はベッドで寝ていて、起き上がろうとは思ったんだけれど力が入らなかった。いつものようにカタリナが手を握っていてくれた……嬉しい……小さな声で話しかける。起きたら教えなくちゃね。
「心配かけちゃってごめんなさい」
「いいえ!いいえ!良いのです、良かった。良かったーー」
カタリナの目からぽろぽろと涙があふれている。目の周りも赤くはれてるじゃない……こんなに泣いたら美人が台無しよ?カタリナは素敵な女の子なのに。
「アリー?起きたかい……? 」
「ええ、お兄様、起きました……。カーテンを開けて大丈夫ですわ」
「失礼するよ」
私達の声を聞いて最初に顔を出したのはダニエル先生だった。
「っ?!」
油断、というわけではなかったけれど、私だってお手洗いくらい行くわ……それでも一人ではなくてカタリナがついて来てくれた。次の授業はなんだかしらね?なんて話しながら教室へ戻ろうとしたら、殿下が物凄い勢いで走って来たのだ。
「アリシア様っ! 」
「どけ!」
「ああっ! 」
「っ!カ、カタリナっ!」
走ってくる殿下から私を守ろうとカタリナは飛び出して、叩かれた!もしかしたら殿下は叩くつもりなんかなかったかも知れない。でも殿下が振り上げた腕にカタリナはぶつかり、そして廊下に倒れてしまう!
なんてこと!なんてこと!
急いでカタリナを助け起こそうとしてカタリナのそばにしゃがみ込もうとする私の腕を殿下は掴んだのだ。痛い!すごく痛い!こんな風に私に触れてくる人なんて生まれてから誰もいなかった!
「アリシア!私は、お前にーー」
「痛っ、は、離して、カタリナ、いや、誰か、誰か!!ごほっ、ごほっ、ごほっっ!!」
お手洗いから教室へ戻る短い距離の廊下だ。すぐに教室からクラスメイトが現れて叫び声を上げた。
「きゃーーーーー!アリシア様!アリシア様が血を!!」
「え……? 」
そう言えば、咳き込んだ時になにか喉に引っかかった様な気がする。
「ひっ!」
辛うじて口元を覆った右手が真っ赤になっている!血、血だわ!!
「アリシ、ア……うわああ!! 」
殿下は掴んだ私の左腕を話してくれた。顔を真っ青にして。
「え……ごほっ!げほっげほっ!!うっ! 」
「アリシア様!アリシアさまぁーー!」
倒れたカタリナが必死の形相で飛びついて来た、ああ、無事だったのね、どこか怪我してない?と聞く前に私は目が重くなって開けていられなくなった。ああ、体の先端から熱が逃げて冷たくなっていく感じ……これは気を失うわね……。
「血が!アリシア様っ!」
「救護の先生を!」
「エヴァン様を呼んで!」
「ミオさんっアリシア様がーー」
たくさんの声を聞きながら私はその場に倒れ込んでしまった。申し訳ないわ……後でみんなに謝らなくては……。
「ストレス性の胃炎だね。お腹の中が真っ赤に荒れてそこから血が出たんだ。傷自体は聖女ミオの回復魔法で治っているがストレスの原因を取り除かない限り何度でも起こるよ」
「闇討ち」
「賛成だわ」
「分かった、証拠の揉み消しは承ろう」
目を覚ますととても物騒な会話が聞こえて来た。ミオさんとブランシェ様に……ファルク様の声だわ、何を相談してらしたのかしら?
「カタリナ……?」
「っ!アリシアさま!アリシアさまーーー!」
私はベッドで寝ていて、起き上がろうとは思ったんだけれど力が入らなかった。いつものようにカタリナが手を握っていてくれた……嬉しい……小さな声で話しかける。起きたら教えなくちゃね。
「心配かけちゃってごめんなさい」
「いいえ!いいえ!良いのです、良かった。良かったーー」
カタリナの目からぽろぽろと涙があふれている。目の周りも赤くはれてるじゃない……こんなに泣いたら美人が台無しよ?カタリナは素敵な女の子なのに。
「アリー?起きたかい……? 」
「ええ、お兄様、起きました……。カーテンを開けて大丈夫ですわ」
「失礼するよ」
私達の声を聞いて最初に顔を出したのはダニエル先生だった。
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