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海へ
48 それ!脱出だ!
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「んー?出て行きたい?いんじゃね?」
飴は人魚の皆さんに好評だった。なかなか手に入るものではないらしい。
「実際さー私たちも困ってたのよ。離宮にこんなに人間閉じ込めて!大問題よ」
「それにクラーケン2匹も使ったんだろ?陸の人間もだいぶ見てたみたいだし……ここまでまだ騒ぎは広がってないけど……海の王国の方に抗議凄いと思うよ」
「そっかぁ」
この辺りの人魚は海の中の王国に所属していて、陸との取引もかなりあるようだ。
「リトチャンのフォレストーン商会は完全に怒ってるだろうし、確かあそこって横の繋がりあるよね?」
「んー……あ!ジーレンさんとフォルターさんとレックスさん?」
俺はあの時の面々を思い出していた。
「サイの獣人、ジーレンのジーレン商会と狐のフォルターのフォルター商会。レックスは人間で……ダイヤブル商会だな」
飴をカラコロと口の中で転がしながらハラライさんが指を折りながら数えている。彼は飾り気のない実用品を手堅く作るのが得意だ。
「あっはー!この辺一帯ほとんど押さえてるのそいつらじゃん……やべー!リトチャンかなりやべーよ早く出て行ってくれない?!バレたら俺たち首飛んじゃう!」
衛兵のバロウさんが青い顔でやべーやべーを連発する。捕まっているはずの俺たちは苦笑するしかなかった。俺たちも出ていきたいんだけどね!
ザックのトンネルはもう出来上がっていた!すごい!
「リトぉー!できたから俺、寝る!疲れた!」
「ありがとう!」
ザックは姿を消し、みんなに荷物をまとめて貰う。
「イフリート様!起きて下さいーー!」
サラやんを連れて、イフリート様の前に立った。
「狭いですけど、このガラスの入れ物に入って貰えますか?これなら万が一水に落ちてもしばらくは大丈夫です!」
大きなキャンディの瓶を頭の上に掲げた。
「ええって!行くで!」
水の檻はグローグさんが鍵をくれた。
「こんな水中に火の精霊がいる方がおかしいからな、俺たちじゃどうしようもないから連れて行ってくれ」
そう言ってくれる。やっぱり人魚的にも近くに火の上級精霊がいるのは居心地は良くないようだ。
カチンと鍵を外すと水が消え、イフリート様はぎゅぎゅっと縮まり、火の玉になって瓶の中に飛び込んだ。
凄い!凝縮する姿は圧巻だった。
パチパチと音はするが熱くはない。サラやんも普段は熱くないから熱をコントロールしてくれているんだと思う。
蓋はせずに先頭のジモンさんに渡す。
「行きましょう!かなり長いはずです!」
俺たちはザックがせっせと掘ってくれたトンネルな飛び込んで、歩き始めた。
途中、何度もぴゅーやんが顔をだし、空気を流してるくれる。トンネルは息苦しく、明かりもほとんどない。
先頭のジモンさんが掲げるイフリート様のお陰で前が見える状態だ。
海底から歩いて登っているんだ。ザックは階段を作ってくれていたが、急斜面も多い。みんなで手をひき、足をかけそれでも登って行く。
「頑張ろう!海の底なんてもう真っ平だ!」
全員で頷く。途中で持たせて貰ったお弁当を食べ、水を飲む。メイドさんには感謝だ。作ったアクセサリーをジャラジャラさせてニコニコしていたっけ。
時間の感覚もない。ただただ登り続ける。本当に外に繋がっているのか、疑問を持ち始める頃。
「やべぇ!気づかれた!!」
途切れ途切れに、歌が聞こえてきた。
「みんな!耳栓を。まっすぐ上を目指すんだ!」「おう!」
走れるところは走り、俺たちは無言で進む。道は一本道で迷子になることはない。ただひたすらに上へ上へと登れば問題ない。
俺は一番後ろで……追いかけてくるあの人の姿を見た。
飴は人魚の皆さんに好評だった。なかなか手に入るものではないらしい。
「実際さー私たちも困ってたのよ。離宮にこんなに人間閉じ込めて!大問題よ」
「それにクラーケン2匹も使ったんだろ?陸の人間もだいぶ見てたみたいだし……ここまでまだ騒ぎは広がってないけど……海の王国の方に抗議凄いと思うよ」
「そっかぁ」
この辺りの人魚は海の中の王国に所属していて、陸との取引もかなりあるようだ。
「リトチャンのフォレストーン商会は完全に怒ってるだろうし、確かあそこって横の繋がりあるよね?」
「んー……あ!ジーレンさんとフォルターさんとレックスさん?」
俺はあの時の面々を思い出していた。
「サイの獣人、ジーレンのジーレン商会と狐のフォルターのフォルター商会。レックスは人間で……ダイヤブル商会だな」
飴をカラコロと口の中で転がしながらハラライさんが指を折りながら数えている。彼は飾り気のない実用品を手堅く作るのが得意だ。
「あっはー!この辺一帯ほとんど押さえてるのそいつらじゃん……やべー!リトチャンかなりやべーよ早く出て行ってくれない?!バレたら俺たち首飛んじゃう!」
衛兵のバロウさんが青い顔でやべーやべーを連発する。捕まっているはずの俺たちは苦笑するしかなかった。俺たちも出ていきたいんだけどね!
ザックのトンネルはもう出来上がっていた!すごい!
「リトぉー!できたから俺、寝る!疲れた!」
「ありがとう!」
ザックは姿を消し、みんなに荷物をまとめて貰う。
「イフリート様!起きて下さいーー!」
サラやんを連れて、イフリート様の前に立った。
「狭いですけど、このガラスの入れ物に入って貰えますか?これなら万が一水に落ちてもしばらくは大丈夫です!」
大きなキャンディの瓶を頭の上に掲げた。
「ええって!行くで!」
水の檻はグローグさんが鍵をくれた。
「こんな水中に火の精霊がいる方がおかしいからな、俺たちじゃどうしようもないから連れて行ってくれ」
そう言ってくれる。やっぱり人魚的にも近くに火の上級精霊がいるのは居心地は良くないようだ。
カチンと鍵を外すと水が消え、イフリート様はぎゅぎゅっと縮まり、火の玉になって瓶の中に飛び込んだ。
凄い!凝縮する姿は圧巻だった。
パチパチと音はするが熱くはない。サラやんも普段は熱くないから熱をコントロールしてくれているんだと思う。
蓋はせずに先頭のジモンさんに渡す。
「行きましょう!かなり長いはずです!」
俺たちはザックがせっせと掘ってくれたトンネルな飛び込んで、歩き始めた。
途中、何度もぴゅーやんが顔をだし、空気を流してるくれる。トンネルは息苦しく、明かりもほとんどない。
先頭のジモンさんが掲げるイフリート様のお陰で前が見える状態だ。
海底から歩いて登っているんだ。ザックは階段を作ってくれていたが、急斜面も多い。みんなで手をひき、足をかけそれでも登って行く。
「頑張ろう!海の底なんてもう真っ平だ!」
全員で頷く。途中で持たせて貰ったお弁当を食べ、水を飲む。メイドさんには感謝だ。作ったアクセサリーをジャラジャラさせてニコニコしていたっけ。
時間の感覚もない。ただただ登り続ける。本当に外に繋がっているのか、疑問を持ち始める頃。
「やべぇ!気づかれた!!」
途切れ途切れに、歌が聞こえてきた。
「みんな!耳栓を。まっすぐ上を目指すんだ!」「おう!」
走れるところは走り、俺たちは無言で進む。道は一本道で迷子になることはない。ただひたすらに上へ上へと登れば問題ない。
俺は一番後ろで……追いかけてくるあの人の姿を見た。
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