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26 イベントを潰したのは誰?(エリーゼ
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「ねえカイン様。大雨で川が氾濫してない?」
「してないよ、エリーゼ。それに例年この時期は雨が多いが今年はそうでもないね。多くもなく少なくもなく快適だ。たまに突然土砂降りになったりするけど」
「そ、そうですわよね……」
おかしい、この時期に川が氾濫して多くの人が被害を受けるはずなのに、イベントが起こらない。このイベントでたくさんの人が亡くなったり家を失ったりする。そこに救いの手を差し伸べるのが聖女の私なの。
私の呼びかけで、貴族達もお金を出したり、私の優しさが国に広がって行くし、このイベントで商人のウィルレッドと出会うんだ。
大商人のウィルレッドと仲良くなれば何でも買ってもらえるようになるんだ!お金持ちサイコーよね!
それなのにイベントが起きないのよね……不思議過ぎて調べてみると驚いたことになんと川の工事がだいぶ前に終わっていて、氾濫が起こらなくなっていたの! 嘘でしょ?! イベントが潰されてる。
「カ、カイン様っ! イベントが潰されてますっ」
「突然どうしたんだ? エリーゼ。それにイベントとはなんだい?」
「川の氾濫イベントですよ! このままだと川は氾濫しないし、王都が水浸しで皆が困るイベントが起きないんです!」
これじゃあウィルレッドに会えないかもしれないじゃない! そんな緊急事態なのに、カイン様は間抜け面でぽかんとしている。
「川の氾濫もなければ王都が水浸しにならないならいいではないか」
「でもっ! 一体誰がイベントを潰したの?!」
「イベントとはよく分からないが、川の護岸工事はデフィタ公爵の発案で行われたはずだ。そのおかげで農地は増えたし、元沼地も活用できるとか」
「デフィタ公爵……ルシダール様が、どうしてイベントを潰すの?」
だってまだおじさん宰相が生きてるもん。ルシダール様が政策に走り回るのはおじさん宰相が死んでからだよ? ていうかおじさん宰相も死ぬの遅くない??
「エリーゼ。国民が無事なら良かったじゃないか? 何か困ることがあるのか?」
「だって、イベントが起こらなきゃ私の名声が上がらないじゃないっ! それにウィルレッドに会えない」
言ってしまってからハッと口を押さえた。カインが怒った顔をしているからだ。
「エリーゼ。君は自分の名声のために国民が犠牲になっても良いというのか?」
「え、そ、そんなことは……ないですけど」
国民なんて知らないわよ! だってただのモブじゃない。
「それに誰と会いたいんだい? 私の知らない人のようだけど」
「え、ええと……」
「君は聖女であり私の婚約者だよ。おかしなことを言わないでくれ」
「そ、そうなんだけどぉ」
でも私はお金持ちのウィルレッドと知り合いたいし、聖女ハーレムに必要な人だよ!
カインに相談しても駄目だった。これはルシダール様に直接抗議した方がいいみたい。ずっと前に申告した面会許可がもうすぐ出そうだし、おじさん宰相がまだ生きてるけど、そろそろルシダール様に私の信者になって貰わなきゃね。
そしてやっと面会ができるようになったけど、執務室でたった15分だけだった。
「面会の理由は何か? 聖女エリーゼ」
「え、ええと……」
面会だから、どこかの素敵な部屋でお茶を飲みながら二人っきりって思ったら全然違った。
場所は書類と本がいっぱいのルシダール様の執務室だし、文官の人がひっきりなしに入ってくるし……一番嫌なのはアリアンがピッタリ横にくっ付いていて、たまにルシダール様に何か内緒話をしている。てか二人の距離感近すぎじゃない?! 何あれ、恋人なの?
「聖女も知っての通り、私は忙しい。早く用件をいいたまえ」
「よ、用件……っていわれると」
私を好きになって!
バチンッと大きな音がまた響く! どうしていつもルシダール様の近くにいるとこの音が鳴るの?! びっくりするじゃない。
「用がねぇなら帰れ」
「え……」
黒竜アリアンが凄く怖い目で私を睨みつけてくる。なんで?どうして?? 私、何もアリアンの気に触ることしてないじゃない?!
「ど、どうしてそんなこというんですか? 私は聖女なのですよ」
「うるせぇ、だからなんだ。俺には聖女なんか必要ねぇし、関係ねぇ。むしろ目障りなんだよ」
「ど、どうして」
下から見上げるようにして、胸の前で手を組む。ちょっと目を見開けば涙がうるうる溜まってくるはず。大体皆これで私のいうことをきいてくれるのよ?
「気持ち悪りぃ。ルシ、さっさと追い出せ」
「あと10分ある。少し我慢しろ、アリアン」
「うー……後でご褒美くれ」
「分かった」
「なら我慢する!」
イチャイチャと目の前で何してんの?この二人。アリアンの態度が違い過ぎる。私のことはめちゃくちゃ睨んできて、今にも吠えて噛み付いてきそうな大型犬みたいなのに、ルシダール様のそばに擦り寄ってるのはどう見てもポメラニアンじゃん!
そっちじゃなくて、私に擦り寄りなさいよっ!
「ちっ! うぜぇ」
バチンッッと一段と大きな音がする、もうっなんなのこれぇ!
「聖女エリーゼ、用件は!」
「ひっ」
お、怒られた?! この私が怒られるなんて信じられないっ。
「あ、あのっ! 川の工事はルシダール様の発案と聞きました、どうして……」
「まず、聖女エリーゼよ。私のことを名で呼ぶのはやめて貰おう、マナー違反だ」
「だ、だって! ア、アリアンは名前で呼んで……」
「ぁあ?! 俺はいいんだよ、なあ? ルシ」
「ああ。アリアンは特別だから構わない」
「だよなー♪ てか、俺の名前を勝手に呼ぶんじゃねぇよ」
「ううっ……」
また仲良くくっ付いてる! いくらイケメン同士でも男二人の距離が近すぎで暑苦しい……って程でもないわね? ルシダール様はその色味からしても涼しげな印象だし、アリアンは竜のくせに細身の体で黒がさらに印象を引き締めてるし?
「さて、護岸工事だが。王都の安全のために事前に打てる手は打つ。何かおかしなことがあるか?」
「そんなことされたら私の活躍の場が無くなるじゃない! 私は困った皆を助けて感謝されるのよ」
「クソが」
「え?」
なんか物凄く汚い言葉が聞こえたけれど、ルシダール様じゃないよね? きっとアリアンがいったんだわ。にしても私に向かってクソなんて、何考えてるのかしら?!サイテー!
「貴様は川の氾濫が起こると分かっていながら何もせず傍観し、被害が出て皆が困ってから助けたいというのか。感謝されるために」
「え……でも、だって……そういうストーリーだもん……」
私は小説の通りしてるだけなのに、どうして二人とも怖い目で見てくるの?
「気分が悪りぃ、反吐が出るぜ」
「同感だ。面会は終わりだ、帰って貰おう。追い出せ」
「はっ」
ルシダール様の言葉で扉の近くにいた衛兵が寄ってくる。え? このまま追い出されちゃうの?!嫌よ!
「いやっ」
「うざっ」
バチン、バチン! またあの音! 何かが弾けて壊れる音がして、衛兵が私の腕を掴む。
「聖女様、デフィタ公爵の執務室から退出なさってください」
「嫌よ、まだ話がーー」
「公爵が終わりとおっしゃいました。退出を」
「離して!」
私がお願いすればどんな人も私のいうことを聞いてくれるはずなのに、この衛兵はいうことを聞いてくれない! なんで??
「しばらく防いでやるから、早くそいつを追い出せ」
「はっ」
アリアンが衛兵にそんなことをいってる。防ぐ?何のこと?? 分からない、分からないけど私はルシダール様の執務室から追い出されて扉が閉められてしまった。何なのっ、なんなのっ!!
「成程、ーーが嫌うのも無理ない」
「だろ? 本当にクソだな。ほらほら、俺を褒めろー」
「撫でれば良いか?」
「うん!」
扉の向こうから楽しそうな二人の声が聞こえてくる!本当になんなのっサイテーよ!!
「してないよ、エリーゼ。それに例年この時期は雨が多いが今年はそうでもないね。多くもなく少なくもなく快適だ。たまに突然土砂降りになったりするけど」
「そ、そうですわよね……」
おかしい、この時期に川が氾濫して多くの人が被害を受けるはずなのに、イベントが起こらない。このイベントでたくさんの人が亡くなったり家を失ったりする。そこに救いの手を差し伸べるのが聖女の私なの。
私の呼びかけで、貴族達もお金を出したり、私の優しさが国に広がって行くし、このイベントで商人のウィルレッドと出会うんだ。
大商人のウィルレッドと仲良くなれば何でも買ってもらえるようになるんだ!お金持ちサイコーよね!
それなのにイベントが起きないのよね……不思議過ぎて調べてみると驚いたことになんと川の工事がだいぶ前に終わっていて、氾濫が起こらなくなっていたの! 嘘でしょ?! イベントが潰されてる。
「カ、カイン様っ! イベントが潰されてますっ」
「突然どうしたんだ? エリーゼ。それにイベントとはなんだい?」
「川の氾濫イベントですよ! このままだと川は氾濫しないし、王都が水浸しで皆が困るイベントが起きないんです!」
これじゃあウィルレッドに会えないかもしれないじゃない! そんな緊急事態なのに、カイン様は間抜け面でぽかんとしている。
「川の氾濫もなければ王都が水浸しにならないならいいではないか」
「でもっ! 一体誰がイベントを潰したの?!」
「イベントとはよく分からないが、川の護岸工事はデフィタ公爵の発案で行われたはずだ。そのおかげで農地は増えたし、元沼地も活用できるとか」
「デフィタ公爵……ルシダール様が、どうしてイベントを潰すの?」
だってまだおじさん宰相が生きてるもん。ルシダール様が政策に走り回るのはおじさん宰相が死んでからだよ? ていうかおじさん宰相も死ぬの遅くない??
「エリーゼ。国民が無事なら良かったじゃないか? 何か困ることがあるのか?」
「だって、イベントが起こらなきゃ私の名声が上がらないじゃないっ! それにウィルレッドに会えない」
言ってしまってからハッと口を押さえた。カインが怒った顔をしているからだ。
「エリーゼ。君は自分の名声のために国民が犠牲になっても良いというのか?」
「え、そ、そんなことは……ないですけど」
国民なんて知らないわよ! だってただのモブじゃない。
「それに誰と会いたいんだい? 私の知らない人のようだけど」
「え、ええと……」
「君は聖女であり私の婚約者だよ。おかしなことを言わないでくれ」
「そ、そうなんだけどぉ」
でも私はお金持ちのウィルレッドと知り合いたいし、聖女ハーレムに必要な人だよ!
カインに相談しても駄目だった。これはルシダール様に直接抗議した方がいいみたい。ずっと前に申告した面会許可がもうすぐ出そうだし、おじさん宰相がまだ生きてるけど、そろそろルシダール様に私の信者になって貰わなきゃね。
そしてやっと面会ができるようになったけど、執務室でたった15分だけだった。
「面会の理由は何か? 聖女エリーゼ」
「え、ええと……」
面会だから、どこかの素敵な部屋でお茶を飲みながら二人っきりって思ったら全然違った。
場所は書類と本がいっぱいのルシダール様の執務室だし、文官の人がひっきりなしに入ってくるし……一番嫌なのはアリアンがピッタリ横にくっ付いていて、たまにルシダール様に何か内緒話をしている。てか二人の距離感近すぎじゃない?! 何あれ、恋人なの?
「聖女も知っての通り、私は忙しい。早く用件をいいたまえ」
「よ、用件……っていわれると」
私を好きになって!
バチンッと大きな音がまた響く! どうしていつもルシダール様の近くにいるとこの音が鳴るの?! びっくりするじゃない。
「用がねぇなら帰れ」
「え……」
黒竜アリアンが凄く怖い目で私を睨みつけてくる。なんで?どうして?? 私、何もアリアンの気に触ることしてないじゃない?!
「ど、どうしてそんなこというんですか? 私は聖女なのですよ」
「うるせぇ、だからなんだ。俺には聖女なんか必要ねぇし、関係ねぇ。むしろ目障りなんだよ」
「ど、どうして」
下から見上げるようにして、胸の前で手を組む。ちょっと目を見開けば涙がうるうる溜まってくるはず。大体皆これで私のいうことをきいてくれるのよ?
「気持ち悪りぃ。ルシ、さっさと追い出せ」
「あと10分ある。少し我慢しろ、アリアン」
「うー……後でご褒美くれ」
「分かった」
「なら我慢する!」
イチャイチャと目の前で何してんの?この二人。アリアンの態度が違い過ぎる。私のことはめちゃくちゃ睨んできて、今にも吠えて噛み付いてきそうな大型犬みたいなのに、ルシダール様のそばに擦り寄ってるのはどう見てもポメラニアンじゃん!
そっちじゃなくて、私に擦り寄りなさいよっ!
「ちっ! うぜぇ」
バチンッッと一段と大きな音がする、もうっなんなのこれぇ!
「聖女エリーゼ、用件は!」
「ひっ」
お、怒られた?! この私が怒られるなんて信じられないっ。
「あ、あのっ! 川の工事はルシダール様の発案と聞きました、どうして……」
「まず、聖女エリーゼよ。私のことを名で呼ぶのはやめて貰おう、マナー違反だ」
「だ、だって! ア、アリアンは名前で呼んで……」
「ぁあ?! 俺はいいんだよ、なあ? ルシ」
「ああ。アリアンは特別だから構わない」
「だよなー♪ てか、俺の名前を勝手に呼ぶんじゃねぇよ」
「ううっ……」
また仲良くくっ付いてる! いくらイケメン同士でも男二人の距離が近すぎで暑苦しい……って程でもないわね? ルシダール様はその色味からしても涼しげな印象だし、アリアンは竜のくせに細身の体で黒がさらに印象を引き締めてるし?
「さて、護岸工事だが。王都の安全のために事前に打てる手は打つ。何かおかしなことがあるか?」
「そんなことされたら私の活躍の場が無くなるじゃない! 私は困った皆を助けて感謝されるのよ」
「クソが」
「え?」
なんか物凄く汚い言葉が聞こえたけれど、ルシダール様じゃないよね? きっとアリアンがいったんだわ。にしても私に向かってクソなんて、何考えてるのかしら?!サイテー!
「貴様は川の氾濫が起こると分かっていながら何もせず傍観し、被害が出て皆が困ってから助けたいというのか。感謝されるために」
「え……でも、だって……そういうストーリーだもん……」
私は小説の通りしてるだけなのに、どうして二人とも怖い目で見てくるの?
「気分が悪りぃ、反吐が出るぜ」
「同感だ。面会は終わりだ、帰って貰おう。追い出せ」
「はっ」
ルシダール様の言葉で扉の近くにいた衛兵が寄ってくる。え? このまま追い出されちゃうの?!嫌よ!
「いやっ」
「うざっ」
バチン、バチン! またあの音! 何かが弾けて壊れる音がして、衛兵が私の腕を掴む。
「聖女様、デフィタ公爵の執務室から退出なさってください」
「嫌よ、まだ話がーー」
「公爵が終わりとおっしゃいました。退出を」
「離して!」
私がお願いすればどんな人も私のいうことを聞いてくれるはずなのに、この衛兵はいうことを聞いてくれない! なんで??
「しばらく防いでやるから、早くそいつを追い出せ」
「はっ」
アリアンが衛兵にそんなことをいってる。防ぐ?何のこと?? 分からない、分からないけど私はルシダール様の執務室から追い出されて扉が閉められてしまった。何なのっ、なんなのっ!!
「成程、ーーが嫌うのも無理ない」
「だろ? 本当にクソだな。ほらほら、俺を褒めろー」
「撫でれば良いか?」
「うん!」
扉の向こうから楽しそうな二人の声が聞こえてくる!本当になんなのっサイテーよ!!
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