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番外編
60 ヨシュアの結婚 後 **
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大々的な式も、披露宴も頼みに頼んでやめて貰った。なんで、なんでそんな恥ずかしいことしなきゃいけないんだ!!
「今はダメでも後でする!絶対にだ!!!」
「すいませんねーヨシュア。どうしても帝国の皇帝にして、稀代の勇者なのでやらない訳には行かないのですよ」
レギルさんが首を振った。
「いやほら!後で離婚したらどうするんです?それこそ大変じゃないですか!」
レギルさんは驚いた顔をした。
「え、ヨシュア。離婚できる気でいたんですか……?あの粘着変態皇帝がそんな事させるわけないでしょう……?」
「え……だって」
「ヨシュア、あなたはこれから未婚の女性と顔を見て合わせる機会は、完全に断たれましたよ?会えなければ理想の女性など見つけられませんよね?」
は、はかったなーーー!ジュリアスーーー!
「ま、理想の女性を見つけてもガザス殿が変化している可能性も高いですしね!」
最悪だ。
結局俺は人生何度目か忘れたけれども花嫁衣装を着せられ、教会でこじんまりとした式を挙げさせられた。
「息子にドレスなど……不甲斐ない父ですまない!」
別の意味でお父様はこの挙式に涙した。お母様は
「1番下の息子がお嫁さんに行くなんて……アナベルは行き遅れないかしら?」
などとよく分からないことを言っていたから、混乱しているんだと思う。
「ヨシュア……凄くきれいよ!」
と、ルルカお姉様に馬鹿にされ
「ヨシュア、あんまり違和感がないよ……あ、ごめん」
アナベルお兄様に謝られ
「男の嫁というのも長い歴史の中には良くあることだよ、ヨシュア」
と、カレルお兄様に講義を受けながら、ジュリアスさんと揃いの衣装で無事に結婚してしまった。
とても辛い。
ヴェールの裾をレンがくわえてついて来てくれたが、気休めにしかならなかった。
「ジュリーのあんちゃんはしっかり封印しといたッス!式を壊すような事は俺がさせないッスよ!」
壊して欲しかった……くすん。
そしてどうしても!どーーーーしても避けて通りたいモノがある!
「嫌だああああああーーー!」
初夜である。
俺にはどうしても避けたい理由があるのだ!どうしても!!!!
それは死にかけて……いやほぼ死んで、一年後に復活させて貰った時、体をゆっくり治して貰った。
そりゃもう丁寧に、治った。
つまり 俺は分かるのだが……
リセットされたのだ。
アレが!処女が!!!!!
最初のたった1回がもう1回使えるようになってしまったのだ!!
やだもう!絶対やだ!
しかしだ。順序も順当だわ、外堀は埋まってるわで……。
「ささ、ヨシュア様、湯あみでございます」
大量のおばちゃんと、おばあちゃんメイドに囲まれる俺!!!本当に若い子が居ない!!
「いいいいいやですううううう!」
「そんな事言わずに、あいたた、持病の腰が」
「あらあら、ささ、早く湯あみへ。早うせねば明日に響きますゆえに」
「そうですなぁ、早くベッドに入りたいものですなぁ。この歳になるとあちこち体にガタが来まして、夜が早くなるので困り物です」
お、おばあちゃん相手だと俺が強く出られないと思って!思って!!!
おばあちゃんたちはとても優しい……。文句なんて言えないよ……。
「おばあちゃん!これは駄目!絶対駄目っ!!!」
「ヨシュアちゃんや…これしか夜着はないんじゃよ…ごめんのぅ……よよよ」
泣き真似でしょ?!絶対泣き真似でしょ?!?!うわーーーーーー!
「ない……ないわぁ……超引くわぁ」
スッケスケだ。あれは昔のことだった。同じようなスッケスケを着ろと言われた事があった。俺はそれをどうやって回避した?何故今回は回避出来なかったんだ?
何故だ!おばあちゃんだ!あの人達に強く言えないんだ!すぐ泣いちゃうし!
「引くわぁ……」
スッケスケはぴったりサイズで更にドン引きだ。レースやらリボンやらが意味不明な所にたくさん配置してされている。
着ているって言えるのか?これ!透けてるじゃないか!
「そ、そんなことより!逃げなきゃ!」
ここで例の1回を使うわけには行かない!というかもう使いたくない!永久封印でおなしゃーーース!
「どこに逃げるというのだね?俺の花嫁さんは」
「ひいいいいいーーーー!」
外堀を埋める旦那様が現れた!
俺の頭は
▶︎「にげる」
「にげる」
「にげる」
「にげる」
で埋め尽くされているが、回り込まれてしまっているようだ……。
「この日をどれだけ夢見たことか!夢の中ではなぜか必ずヨシュアが上に乗っているんだが、今日は可愛く啼かせてやるからな?」
「えええ遠慮しますうううう!」
きっと生き返らせた時の事を何処かで覚えているのかな?あれは最悪だった。痛くて痛くて泣きそうだった。
って今はそれどころじゃない!何とかして守らねば!
のそっと大型の獣を連想させる動きで、ベッドの端っこに座る俺にのしかかってくる。ひい!
「なあ、ヨシュア。俺の事嫌いか?」
うっ!そういう聞き方はずるいだろう!
「うう……き、嫌い…では、ないです」
って答えるしかないじゃないか!!くそっ!
「良かった」
頭がふわふわする。それはそれは丁寧に取り扱われている気がする。でも、でも……。
「らめぇ……らめなのぉ……出来ないのぉ」
「大丈夫、痛くしないから」
「そ、じゃなくてぇ……初めて、駄目なのぉ」
ふるふると首を振る。最初の1回は「願いが叶う奇跡」が起きる。死んだ人を生き返らせるくらいの「奇跡」
が。それを使ってしまう訳には行かないんだが……。
「ここまで来て我慢なんてできる訳ないだろう!」
「あううう……」
もうまな板の鯉を通り越して、調理済みでお皿に盛られてフォークで掬い上げられているような状態なのだ。
あとはお口に落ちるだけーーー。
「ひ」
あ、だめ 入ってきちゃう。
「あ、あ、あ、あ」
「痛いか……?」
痛くはない。時間をかけてゆっくりほぐしてくれたから。でも異物に押し開かれる感覚は、ぞわぞわとする。
「いたく、ない……です」
あ、もうだめ……。
「ヨシュア……」
「ジュリアスさん……」
そんなふうに呼ばれたら、もう観念するしかなかった。
「あん♡」
全部入っちゃった。もうなんの奇跡も起こらなくていいかな。これはこれでまぁ良いか……。
俺の上で満足そうに笑うジュリアスさんは、俺の腹を撫でながらそっと呟く。
「ここに……俺たちの子供が出来たら良いのに」
え?なんて……?
《産み 増えるか? 私の子よ
増えるは 星の喜び 叶えよう》
待って?!待って待って待って?!
待って!星のお母さん?!ちょっと!ちょっと待ってええええええ!!
「や、やら……!やらだめぇ……」
「今更何を……ふふ、可愛いよ、ヨシュア」
「ほんと、ほんとダメなのぉーーーあんっ」
「今日はたっぷり可愛がってあげるからね……?」
「らめぇーーーー!」
次の日の夕方にジュリアスさんに抱き抱えられて出てきた俺を誰も非難しなかったがガザスさんだけは物凄く顔をしかめた。
「結婚は良いけど、子を孕んでも良いとは言ってない!」
「う、うわあああああーーーー!!」
俺はジュリアスさんの腕からぴょんと飛び降りると、走って逃げ出した!
「やっぱりやっぱりやっぱりーーーー!それが奇跡かーーーー!うわーん!!」
俺は木の部屋に引き篭もったが、奇跡は起こったままだった。
俺は順調に悪阻などを経験し、お腹は大きくなって来る。食べても食べてもお腹はすくし……周りはお祭り騒ぎだ。
「諦めていた後継ぎが!」「孫の子供が!」
「旦那様……ヨシュアは大丈夫かしら……私の血を引いているから、死にかけたりしないかしら?!ヨシュアは自分を癒せないのよ?!」
「ヨシュアが自分を癒せないなら、周りがヨシュアを癒してやらねばならないな!なぁにこれだけいるんだ。みんなでヨシュアを助けてあげよう」
俺は十月十日後ぴったりにジュリアスさんそっくりの可愛い赤ちゃんをころんと産んだ。産んでしまった……。
そしてその後すぐまた子供ができた……つまり一回きりでなく……。
「俺が半分女の子ってことか……」
奇跡の対象は俺の体だった。
「見た目は何も変わらないのになぁ」
また大きくなってきた俺のお腹を撫でながら、ジュリアスさんは嬉しそうだ。
「ううっ…これじゃあ女の子のお嫁さんなんて無理じゃないか……」
「ははは!ヨシュアはまだ諦めてなかったのか!」
余裕綽々で笑う。なんだか小憎らしいが、どうも俺はこの旦那様から逃げられないようだ。
「はぁーおばあちゃんメイドにステラは取られちゃうし、俺は旦那様と遊ぶしかないじゃないかー」
まだ1歳になったばかりの息子のステラは大人気すぎて、どのおばあちゃんのお膝の上にいるのか見当もつかない。
「そうですね、奥様。では人気のない旦那と遊んで貰えますかね?」
ひょいっとジュリアスさんは俺を抱える。
「なあ、ヨシュア。辛いことはないか?」
「息子が人気すぎて辛い」
「……痛い所はないか?」
「旦那が甘すぎて、見ていて痛々しい」
「……困っていることは……」
「誰かが歩く事すらさせないので、運動不足な事かな?」
太りそうだよ!
「俺は……ちゃんとお前を幸せに出来ているだろうか?」
「そう思うなら、長生きしてよねー」
ん?何かおかしい事言ったかな?
「ヨシュア、やっぱりお前は最高だな!」
おう!ありがとうよ!
「ジュリアスさんもまあまあ良い感じですよ」
まあまあかー!と笑う旦那様は今日も良い男だ。
「今はダメでも後でする!絶対にだ!!!」
「すいませんねーヨシュア。どうしても帝国の皇帝にして、稀代の勇者なのでやらない訳には行かないのですよ」
レギルさんが首を振った。
「いやほら!後で離婚したらどうするんです?それこそ大変じゃないですか!」
レギルさんは驚いた顔をした。
「え、ヨシュア。離婚できる気でいたんですか……?あの粘着変態皇帝がそんな事させるわけないでしょう……?」
「え……だって」
「ヨシュア、あなたはこれから未婚の女性と顔を見て合わせる機会は、完全に断たれましたよ?会えなければ理想の女性など見つけられませんよね?」
は、はかったなーーー!ジュリアスーーー!
「ま、理想の女性を見つけてもガザス殿が変化している可能性も高いですしね!」
最悪だ。
結局俺は人生何度目か忘れたけれども花嫁衣装を着せられ、教会でこじんまりとした式を挙げさせられた。
「息子にドレスなど……不甲斐ない父ですまない!」
別の意味でお父様はこの挙式に涙した。お母様は
「1番下の息子がお嫁さんに行くなんて……アナベルは行き遅れないかしら?」
などとよく分からないことを言っていたから、混乱しているんだと思う。
「ヨシュア……凄くきれいよ!」
と、ルルカお姉様に馬鹿にされ
「ヨシュア、あんまり違和感がないよ……あ、ごめん」
アナベルお兄様に謝られ
「男の嫁というのも長い歴史の中には良くあることだよ、ヨシュア」
と、カレルお兄様に講義を受けながら、ジュリアスさんと揃いの衣装で無事に結婚してしまった。
とても辛い。
ヴェールの裾をレンがくわえてついて来てくれたが、気休めにしかならなかった。
「ジュリーのあんちゃんはしっかり封印しといたッス!式を壊すような事は俺がさせないッスよ!」
壊して欲しかった……くすん。
そしてどうしても!どーーーーしても避けて通りたいモノがある!
「嫌だああああああーーー!」
初夜である。
俺にはどうしても避けたい理由があるのだ!どうしても!!!!
それは死にかけて……いやほぼ死んで、一年後に復活させて貰った時、体をゆっくり治して貰った。
そりゃもう丁寧に、治った。
つまり 俺は分かるのだが……
リセットされたのだ。
アレが!処女が!!!!!
最初のたった1回がもう1回使えるようになってしまったのだ!!
やだもう!絶対やだ!
しかしだ。順序も順当だわ、外堀は埋まってるわで……。
「ささ、ヨシュア様、湯あみでございます」
大量のおばちゃんと、おばあちゃんメイドに囲まれる俺!!!本当に若い子が居ない!!
「いいいいいやですううううう!」
「そんな事言わずに、あいたた、持病の腰が」
「あらあら、ささ、早く湯あみへ。早うせねば明日に響きますゆえに」
「そうですなぁ、早くベッドに入りたいものですなぁ。この歳になるとあちこち体にガタが来まして、夜が早くなるので困り物です」
お、おばあちゃん相手だと俺が強く出られないと思って!思って!!!
おばあちゃんたちはとても優しい……。文句なんて言えないよ……。
「おばあちゃん!これは駄目!絶対駄目っ!!!」
「ヨシュアちゃんや…これしか夜着はないんじゃよ…ごめんのぅ……よよよ」
泣き真似でしょ?!絶対泣き真似でしょ?!?!うわーーーーーー!
「ない……ないわぁ……超引くわぁ」
スッケスケだ。あれは昔のことだった。同じようなスッケスケを着ろと言われた事があった。俺はそれをどうやって回避した?何故今回は回避出来なかったんだ?
何故だ!おばあちゃんだ!あの人達に強く言えないんだ!すぐ泣いちゃうし!
「引くわぁ……」
スッケスケはぴったりサイズで更にドン引きだ。レースやらリボンやらが意味不明な所にたくさん配置してされている。
着ているって言えるのか?これ!透けてるじゃないか!
「そ、そんなことより!逃げなきゃ!」
ここで例の1回を使うわけには行かない!というかもう使いたくない!永久封印でおなしゃーーース!
「どこに逃げるというのだね?俺の花嫁さんは」
「ひいいいいいーーーー!」
外堀を埋める旦那様が現れた!
俺の頭は
▶︎「にげる」
「にげる」
「にげる」
「にげる」
で埋め尽くされているが、回り込まれてしまっているようだ……。
「この日をどれだけ夢見たことか!夢の中ではなぜか必ずヨシュアが上に乗っているんだが、今日は可愛く啼かせてやるからな?」
「えええ遠慮しますうううう!」
きっと生き返らせた時の事を何処かで覚えているのかな?あれは最悪だった。痛くて痛くて泣きそうだった。
って今はそれどころじゃない!何とかして守らねば!
のそっと大型の獣を連想させる動きで、ベッドの端っこに座る俺にのしかかってくる。ひい!
「なあ、ヨシュア。俺の事嫌いか?」
うっ!そういう聞き方はずるいだろう!
「うう……き、嫌い…では、ないです」
って答えるしかないじゃないか!!くそっ!
「良かった」
頭がふわふわする。それはそれは丁寧に取り扱われている気がする。でも、でも……。
「らめぇ……らめなのぉ……出来ないのぉ」
「大丈夫、痛くしないから」
「そ、じゃなくてぇ……初めて、駄目なのぉ」
ふるふると首を振る。最初の1回は「願いが叶う奇跡」が起きる。死んだ人を生き返らせるくらいの「奇跡」
が。それを使ってしまう訳には行かないんだが……。
「ここまで来て我慢なんてできる訳ないだろう!」
「あううう……」
もうまな板の鯉を通り越して、調理済みでお皿に盛られてフォークで掬い上げられているような状態なのだ。
あとはお口に落ちるだけーーー。
「ひ」
あ、だめ 入ってきちゃう。
「あ、あ、あ、あ」
「痛いか……?」
痛くはない。時間をかけてゆっくりほぐしてくれたから。でも異物に押し開かれる感覚は、ぞわぞわとする。
「いたく、ない……です」
あ、もうだめ……。
「ヨシュア……」
「ジュリアスさん……」
そんなふうに呼ばれたら、もう観念するしかなかった。
「あん♡」
全部入っちゃった。もうなんの奇跡も起こらなくていいかな。これはこれでまぁ良いか……。
俺の上で満足そうに笑うジュリアスさんは、俺の腹を撫でながらそっと呟く。
「ここに……俺たちの子供が出来たら良いのに」
え?なんて……?
《産み 増えるか? 私の子よ
増えるは 星の喜び 叶えよう》
待って?!待って待って待って?!
待って!星のお母さん?!ちょっと!ちょっと待ってええええええ!!
「や、やら……!やらだめぇ……」
「今更何を……ふふ、可愛いよ、ヨシュア」
「ほんと、ほんとダメなのぉーーーあんっ」
「今日はたっぷり可愛がってあげるからね……?」
「らめぇーーーー!」
次の日の夕方にジュリアスさんに抱き抱えられて出てきた俺を誰も非難しなかったがガザスさんだけは物凄く顔をしかめた。
「結婚は良いけど、子を孕んでも良いとは言ってない!」
「う、うわあああああーーーー!!」
俺はジュリアスさんの腕からぴょんと飛び降りると、走って逃げ出した!
「やっぱりやっぱりやっぱりーーーー!それが奇跡かーーーー!うわーん!!」
俺は木の部屋に引き篭もったが、奇跡は起こったままだった。
俺は順調に悪阻などを経験し、お腹は大きくなって来る。食べても食べてもお腹はすくし……周りはお祭り騒ぎだ。
「諦めていた後継ぎが!」「孫の子供が!」
「旦那様……ヨシュアは大丈夫かしら……私の血を引いているから、死にかけたりしないかしら?!ヨシュアは自分を癒せないのよ?!」
「ヨシュアが自分を癒せないなら、周りがヨシュアを癒してやらねばならないな!なぁにこれだけいるんだ。みんなでヨシュアを助けてあげよう」
俺は十月十日後ぴったりにジュリアスさんそっくりの可愛い赤ちゃんをころんと産んだ。産んでしまった……。
そしてその後すぐまた子供ができた……つまり一回きりでなく……。
「俺が半分女の子ってことか……」
奇跡の対象は俺の体だった。
「見た目は何も変わらないのになぁ」
また大きくなってきた俺のお腹を撫でながら、ジュリアスさんは嬉しそうだ。
「ううっ…これじゃあ女の子のお嫁さんなんて無理じゃないか……」
「ははは!ヨシュアはまだ諦めてなかったのか!」
余裕綽々で笑う。なんだか小憎らしいが、どうも俺はこの旦那様から逃げられないようだ。
「はぁーおばあちゃんメイドにステラは取られちゃうし、俺は旦那様と遊ぶしかないじゃないかー」
まだ1歳になったばかりの息子のステラは大人気すぎて、どのおばあちゃんのお膝の上にいるのか見当もつかない。
「そうですね、奥様。では人気のない旦那と遊んで貰えますかね?」
ひょいっとジュリアスさんは俺を抱える。
「なあ、ヨシュア。辛いことはないか?」
「息子が人気すぎて辛い」
「……痛い所はないか?」
「旦那が甘すぎて、見ていて痛々しい」
「……困っていることは……」
「誰かが歩く事すらさせないので、運動不足な事かな?」
太りそうだよ!
「俺は……ちゃんとお前を幸せに出来ているだろうか?」
「そう思うなら、長生きしてよねー」
ん?何かおかしい事言ったかな?
「ヨシュア、やっぱりお前は最高だな!」
おう!ありがとうよ!
「ジュリアスさんもまあまあ良い感じですよ」
まあまあかー!と笑う旦那様は今日も良い男だ。
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