【短編完結】地味眼鏡令嬢はとっても普通にざまぁする。

鏑木 うりこ

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7 私はとても幸せですわ

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 その後ですが、元婚約者のレオナルド様は、裕福な商会のお姉様とご結婚が決まりました。
 まあ、私の取引先の一つなのですが、常日頃から

「金で爵位を買いたいわ!」

 なんて豪語してらした、凄腕の女傑です。カーター家が困っているのをそっとお教えしますと、即座に動かれました。

「浮気なんて絶対に許さないし、後継が生まれたら、追い出すかもね? ふふふ」

 なんて言っている方なんですよ。あの方を敵に回したくないですわ。


 ノッカー家は堅実な生活をしていれば、昔からあった産業でやっていけたでしょうが、元お義母様の浪費は治らず、フィリップもギャンブルに手を出したらしく、気がつくと学園からいなくなっていました。
 領地でこじんまりと生活なさっているのかしらね?


 ルリアラはレオナルド様が落ちぶれると、さっさと婚約破棄を申し出たそうです。
 しかしその辺はカーター侯爵が私とのやり取りを思い出したのか、婚約破棄の慰謝料をがっぽりむしり取ったようです。
 まあ、がっぽりと言っても、カーター侯爵家の借金から見たら雀の涙程度でしたが、ルリアラのゼフ子爵家には大打撃だったようです。
 今までの男漁りもばれ、北の修道院に送られたらしいです。しかし、ルリアラによって起こされた婚約破棄も多く、社交界で後ろ盾もないゼフ家は針の筵。なにせ王太子様に嫌われておりますからね。

 しかし、レオナルド様と婚約破棄の後、別の男に縋っても誰も助けてくれなかったとか。本人は火遊びのつもりでも、それで家ごと全焼なんてことがあることに気がついたのでしょうか?

 令息、令嬢とは家の名を抱えていると言うことを忘れてはいけませんね。


 そんな私ですが

「クリス! 顎が上がっていてよ!」
「はい、お母様!」

 ライラお母様から、厳しい令嬢の礼儀作法を教わっています。今までは最低限のマナーをルーザ家から来たイリス達に習っていたようなものでした。
 やはり公爵家の令嬢にしては物足りない事のとでビシバシ鍛えられております。
 お陰で趣味の時間は減ってしまいましたが、経営に関わる時間もだいぶ減ったので全て、ダンスやマナーの時間に当てております。

「クリス、体がブレておりますわ。やり直し」
「はい、お母様!」

 厳しい!とてもお母様は厳しい!そらでも

「お疲れ様、だいぶ良くなって来たわね。でももう少し鍛えないといけないわ」
「はい!ご指導お願い致します」

 厳しさの中にきちんと優しさと思いやりのあるお母様のご指導は、とても嬉しいものです。

 ですから、私はとても幸せなのです。





 
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感想 13

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みんなの感想(13件)

votoms
2026.03.07 votoms

貴族には「名誉・誇りという血液」が流れている
ゆえに「不品行による信用失墜」とは、いわばただの自殺である

vittch様
「王太子はアホを完全に切り、婚約者を庇い、信じて愛された」ので無罪
その時点で王子がゴミ処理してくれていれば・・・

2026.03.07 鏑木 うりこ

地位ある人ほど「きちん」していて欲しい物ですね。

王太子は周りを諫めたでしょうが、周りが聞かなかったのか、醜聞に近寄らないようにしたのか。
賢い選択はしたようです。

解除
Vitch
2025.10.04 Vitch

王太子はざまぁされましたか?

2026.03.07 鏑木 うりこ

お返事が大変遅れて申し訳ありません。

王太子はざまぁされませんよ~(;´・ω・)

解除
さくら夏目
2025.04.12 さくら夏目

ポンポン読めてスムーズな話展開で楽しく読めました✨️

2025.04.14 鏑木 うりこ

お読みいただきありがとうございます。

色々試行錯誤しながら書いていた時期でした……いや、今でも試行錯誤です(*‘ω‘ *)中々難しいです~

解除

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