【完結】生き残りたい俺は死者と語る。

鏑木 うりこ

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「死体漁り相手になしてんだ!」
「いやでも、死体漁りっつってもコレなら抱けるかなって……」
「やめろ!」

 団長さんは三人の騎士さんを頭ごなしに叱っている。た、助かったぁ……色々見られたし、今も丸出しだけど痛い目はあんまりみなかった……。

「ナナ!怪我は?」
「副団長さん……けがは、してないです……多分。ちょっと痛かったけど」
「どれ?」
「やっやめてくれっ!」

 両足を持ってゴロリとひっくり返された。やめて、俺の尻穴を確認するのはやめて!

「未遂、と言っても大丈夫でしょうね。指を突っ込まれたくらいかな? 赤くなっているけれど、まあ開き切ってもいないし、このまま入れたら流血しただろうに」
「詳しく説明しないでくださいぃ……」

 俺はどうしたらいいですか……そんな場所公開したくなかったです。両手で顔を覆って泣くしかない……。

「でも団長! 分かってくださいよ、こんだけ女日照りだとヤりたいんですよ! 分かるでしょう、そっち方面のやつらが足りない事くらい! そこにこんなのがひょっこり出て来たんだ、使わせてくださいよ!」

「駄目だ、コレは駄目だ!」

 そうか、ここは前線近くだったっけ。そりゃ騎士達の性欲も溜まるか……俺、かなりやばい所に連れて来られちゃった? え、そっち方面のお仕事もするの? 出来れば遠慮したい……でも俺の意見は取り上げては貰えないだろうなぁ。死ぬより、死ぬよりマシかな……痛いだろうなぁ、でも慣れたら何とかなるのかな……慣れるのも嫌だけど、殴られたり殺されたりするよりマシかな……。

「何でですか! ……ま、まさか団長の専用にする気ですかッ! 狡い、狡いですよ!」
「ば、馬鹿野郎そんなこと「ええ、そうですよ」おい!ロベルッ」

 団長さんの言葉の途中からロベル副団長は割り込んで話を取って行った。

「まさか私もここまで化けるとは思いませんでしたけどね。コレは団長と……そうですね、私も使いましょうか。団長付きと私付きをそちらに向かわせるので、もう少し頑張ってください」
「へえ、ユーリとジェリスを? マジで、良いの??」
「ロベルッ!!」

 団長さんは声を大きくするけれど、ならいいや! と他の騎士達は帰って行った。えーと、良く分からないけれど……俺の尻穴は一応危機を脱したんだろうか。完全に騎士達がいなくなってから、団長は扉を閉めて、小声で怒り始めた。

「どういう事だ! 俺はこの死体漁りを抱きたいなんて言ってないぞ!」
「一番守りやすいじゃないですか。合理的です」
「うむう……」
「それにみてください。結構可愛い穴をしていますよ? どうです、ナナ。団長に抱かれてみては?」
「やめてください~離してください~~~」

 実は話し合い中、俺は両足を副団長さんに持たれたまま、尻穴を観察され続けていたんだった……もう許してください……。

「まあ聞きなさい、ナナ。ここは飢えた狼の巣です。私も迂闊でしたが、貴方がここまで化けるとは思ってもみなかったんです。そんな中にいたら貴方すぐに犯されますよ、と言うかもう入れられる寸前でしたし? ナカはどうです? ああ、まだ硬いですね」
「ひうっ!?」

 解放してもらえると思ったのに、さっきの続きが待っていたぁ……や、やっぱり俺、開発されちゃうの?

「どんなに団長の専用だとか私の専用だとか言っても、手を出すヤツはいるんですよ。それならヤり方を覚えてしまった方が怪我が少ない、そう思いませんか?」
「えっ……い、いや、でも……」

 ど、どういう事……? さっきまであの騎士達を帰らせる方便みたいな言い方だったよね? それなのに、今はなんか違う。

「まあ何十人に抱かれるより二人の方が楽だって言うのもありますしね? それに専属を払い下げてしまいましたし。我々も困る訳ですよ」
「あれはやりすぎだぞ、ロベル。まあ奴らを納得させるには一番手っ取り早いだろうけど」
「では移動しましょうか?」
「え? え?」

 俺はロベル副団長の小脇に抱えられて、団長の部屋に連れて来られてしまった……。
 俺は俺の尻穴の冥福を祈るしかないようだった。
























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