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39 その男が手に入れた「天使」
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「天使がいる……」
俺は一目で恋に堕ちた。
怯えた顔でしかも鎖に繋がれた天使は利があると踏んで助力した国の元宰相の部屋に繋がれていた。
「ひっ」
恐怖に歪んだ顔でこちらを見る。ああ!酷い目に遭わされたんだろう!何せここの宰相は国王を殺して玉座を乗っ取った。
しかも、その死体を操って国を好きにしていた死霊術師だったのだから!
「美しい……」
一緒に来た俺の部下も我知らずか声を上げた。いかん!天使が穢される!粗野な男どもの好奇の目に触れさせて置くなど言語道断だ!
まだ血の滴る剣を下げたまま、足早に天使に近づいた。
「こ、殺さないで……」
「そんな事、するものか」
ああ、可哀想に。こんな細い鎖でも天使は地上に繋がれてしまうのか?剣を振り上げて鎖を断ち切る。
「ひぃっ!」
天使は悲鳴を短く上げたが、切られた物が戒めだと知って、少しだけ表情を和らげた。
「大丈夫、安心して」
肩から羽織っていたマントを外し天使を包み込む。手触りが良いので少しは安心できると良いが。
「あ、あの……っ」
こんな場所にこの美しい人は相応しくない。俺はそっと天使を抱えて上げた。
「軽い……」
「っ……」
布越しに感じる四肢の細さもさることながら、何という軽さか。どんな扱いを受けていたか、想像も出来ない。
カタカタと震えている……よっぽど怖い目に遭わされていたんだろう。
「行くぞ!こんな場所に長居は不要だ」
「はっ!」
それでも腕に温もりを感じる。大人しく身を任せる天使を腕に俺は身を翻した。
「殺さないで……」
それしか言えない。血の滴る剣を下げたお兄さんは俺をじっと見ていた。怖い、怖い!!
真っ青な目に黒い髪。背も凄く高くて筋肉もついてそう。滲み出るオーラがあるから、何か偉い人なのかも知れない。
名前も知らない人が剣を振り上げる!や、やめてくれ!死にたくないっ!
「ひっ!」
恐怖で気を失いそうだけど、そいつが切ったのは俺を繋いでいた鎖で、ガタガタ震えていたら、抱き上げられてしまった。
助けて……!
俺はどうなってしまうんだ……。
俺は一目で恋に堕ちた。
怯えた顔でしかも鎖に繋がれた天使は利があると踏んで助力した国の元宰相の部屋に繋がれていた。
「ひっ」
恐怖に歪んだ顔でこちらを見る。ああ!酷い目に遭わされたんだろう!何せここの宰相は国王を殺して玉座を乗っ取った。
しかも、その死体を操って国を好きにしていた死霊術師だったのだから!
「美しい……」
一緒に来た俺の部下も我知らずか声を上げた。いかん!天使が穢される!粗野な男どもの好奇の目に触れさせて置くなど言語道断だ!
まだ血の滴る剣を下げたまま、足早に天使に近づいた。
「こ、殺さないで……」
「そんな事、するものか」
ああ、可哀想に。こんな細い鎖でも天使は地上に繋がれてしまうのか?剣を振り上げて鎖を断ち切る。
「ひぃっ!」
天使は悲鳴を短く上げたが、切られた物が戒めだと知って、少しだけ表情を和らげた。
「大丈夫、安心して」
肩から羽織っていたマントを外し天使を包み込む。手触りが良いので少しは安心できると良いが。
「あ、あの……っ」
こんな場所にこの美しい人は相応しくない。俺はそっと天使を抱えて上げた。
「軽い……」
「っ……」
布越しに感じる四肢の細さもさることながら、何という軽さか。どんな扱いを受けていたか、想像も出来ない。
カタカタと震えている……よっぽど怖い目に遭わされていたんだろう。
「行くぞ!こんな場所に長居は不要だ」
「はっ!」
それでも腕に温もりを感じる。大人しく身を任せる天使を腕に俺は身を翻した。
「殺さないで……」
それしか言えない。血の滴る剣を下げたお兄さんは俺をじっと見ていた。怖い、怖い!!
真っ青な目に黒い髪。背も凄く高くて筋肉もついてそう。滲み出るオーラがあるから、何か偉い人なのかも知れない。
名前も知らない人が剣を振り上げる!や、やめてくれ!死にたくないっ!
「ひっ!」
恐怖で気を失いそうだけど、そいつが切ったのは俺を繋いでいた鎖で、ガタガタ震えていたら、抱き上げられてしまった。
助けて……!
俺はどうなってしまうんだ……。
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