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6 俺はβ、だよ、ね?
「ちが、俺、βだし」
忠臣、早く。
「えー?そんな訳ないっしょ?すっげーいー匂いしてんしぃ?あー、そういう誘い方?良いねぇ、そういうの好きだよぉ?」
「ちげぇ……!」
こいつ、やだ。ただおみ、早く。
「いーじゃん、行こう。あ、もしかしてもー歩けないとかぁ?いやー流石に公園はヤバいかんね?俺んち近いから頑張って歩いてこ」
「やっ……」
顔を下げて手足を丸める。ここから一歩も動きたくないのに、俺は腕を掴まれた。冷たい手、ぞわぞわと嫌な感じか伝わる。俺、こいつ嫌だ!
「た、」
「ほら行こう?辛いだけだろぉ?楽になるよー」
「た、だ……」
早く、来て。
「お」
掴まれた手を払えない。力が何にも入らないんだ。助けて、助けてくれ
「助けて、オミ君……っ」
「カオ君ーーっ!!」
バキィ!って変な音がした。でも俺はいつものあったかい何かに包まれた。
「うおっ?!」
「カオ君に、触るな。カオ君は、俺のだ」
「お前、何だよ急に……俺はぁその子が辛そうだから親切に」
「カオ君は、俺の、だ」
ぐるるる……猫科の大型肉食の深くて昏い威嚇音が忠臣の喉から漏れている。
「ひっ」
さっきまで俺の横にいた奴は一瞬で耳を寝て半分になったベンチから転がり落ちた。
「消えろ」
「つ、つがいがいるんなら、こ、こんなとこに、いるんじゃねーよぉー!」
後退りながら立ち上がり、走って逃げたようだ。
「オミ君……僕、なんか変なんだ……」
でも俺はもうそんな奴の事はすっかり頭から消えていた。だって忠臣が、オミ君が来てくれたから、側にいてくれるから、もう大丈夫なんだ。
「ぐふ」
「オミ君……?」
「だ、大丈夫、大丈夫。ま、まだ誕生日じゃない、が、我慢っ、大丈夫、うううっ」
な、何だろう忠臣、辛そうだ……ふわふわした変な気持ちより心配の方が少しだけ優った。血、血の匂いがする、どっか怪我したのか?!
そういえばさっき変な音もしたし!
「た、忠臣、お前怪我っ」
ぼんやりしていた目をしっかり開けると、俺が座っていたベンチがぼっきり半分に折れている?!一体何があったんだっ!
忠臣?!
「だ、大丈夫、ただの、は、鼻血……カオ君可愛すぎて」
「はあ?!何言ってんの!!早く手当てしないと! 」
「ん」
忠臣にしっかり抱き抱えられていたけれど、離れると一人で立っていられなかった。
「あ、あれ? 」
「ん」
忠臣がもう一度手を広げて待っている。抱っこする、という固い意志が見えるが恥ずかしいんですけど!
「ん!」
「あー……分かった分かった」
忠臣は譲らない感じだし、まだ鼻血は出てるし、俺は上手く立てないし、ここには居たくないして色々妥協することにした。
「ん」
優しくでもちょっと強く抱きついて来る忠臣はオミ君と呼んでいた子供の頃を思い出すものがある。
「帰ろ、オミ君……」
「カオ君?」
その後、記憶がなくて俺は気を失ってしまったらしい。次に目を覚ましと、自分の部屋だった。
忠臣、早く。
「えー?そんな訳ないっしょ?すっげーいー匂いしてんしぃ?あー、そういう誘い方?良いねぇ、そういうの好きだよぉ?」
「ちげぇ……!」
こいつ、やだ。ただおみ、早く。
「いーじゃん、行こう。あ、もしかしてもー歩けないとかぁ?いやー流石に公園はヤバいかんね?俺んち近いから頑張って歩いてこ」
「やっ……」
顔を下げて手足を丸める。ここから一歩も動きたくないのに、俺は腕を掴まれた。冷たい手、ぞわぞわと嫌な感じか伝わる。俺、こいつ嫌だ!
「た、」
「ほら行こう?辛いだけだろぉ?楽になるよー」
「た、だ……」
早く、来て。
「お」
掴まれた手を払えない。力が何にも入らないんだ。助けて、助けてくれ
「助けて、オミ君……っ」
「カオ君ーーっ!!」
バキィ!って変な音がした。でも俺はいつものあったかい何かに包まれた。
「うおっ?!」
「カオ君に、触るな。カオ君は、俺のだ」
「お前、何だよ急に……俺はぁその子が辛そうだから親切に」
「カオ君は、俺の、だ」
ぐるるる……猫科の大型肉食の深くて昏い威嚇音が忠臣の喉から漏れている。
「ひっ」
さっきまで俺の横にいた奴は一瞬で耳を寝て半分になったベンチから転がり落ちた。
「消えろ」
「つ、つがいがいるんなら、こ、こんなとこに、いるんじゃねーよぉー!」
後退りながら立ち上がり、走って逃げたようだ。
「オミ君……僕、なんか変なんだ……」
でも俺はもうそんな奴の事はすっかり頭から消えていた。だって忠臣が、オミ君が来てくれたから、側にいてくれるから、もう大丈夫なんだ。
「ぐふ」
「オミ君……?」
「だ、大丈夫、大丈夫。ま、まだ誕生日じゃない、が、我慢っ、大丈夫、うううっ」
な、何だろう忠臣、辛そうだ……ふわふわした変な気持ちより心配の方が少しだけ優った。血、血の匂いがする、どっか怪我したのか?!
そういえばさっき変な音もしたし!
「た、忠臣、お前怪我っ」
ぼんやりしていた目をしっかり開けると、俺が座っていたベンチがぼっきり半分に折れている?!一体何があったんだっ!
忠臣?!
「だ、大丈夫、ただの、は、鼻血……カオ君可愛すぎて」
「はあ?!何言ってんの!!早く手当てしないと! 」
「ん」
忠臣にしっかり抱き抱えられていたけれど、離れると一人で立っていられなかった。
「あ、あれ? 」
「ん」
忠臣がもう一度手を広げて待っている。抱っこする、という固い意志が見えるが恥ずかしいんですけど!
「ん!」
「あー……分かった分かった」
忠臣は譲らない感じだし、まだ鼻血は出てるし、俺は上手く立てないし、ここには居たくないして色々妥協することにした。
「ん」
優しくでもちょっと強く抱きついて来る忠臣はオミ君と呼んでいた子供の頃を思い出すものがある。
「帰ろ、オミ君……」
「カオ君?」
その後、記憶がなくて俺は気を失ってしまったらしい。次に目を覚ましと、自分の部屋だった。
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