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20 こうやって受け継がれちゃうんだなあ
3人を3セットで俺は何と9人も子供がいる。
「虎の精力と狐の子沢山だとこういうことが起こるんだなぁ」
「薫、凄い!」
「やり過ぎだよ!カオ兄、オミ兄!」
流石に恵梨香には怒られた。でも家族は大喜びだったので多数決で良いことにしよう。
「腹の皮も元に戻ったし」
「薫、凄い」
「流石にこれ以上はなしだぞ。避妊しよう」
「しゅん」
しゅんじゃねーよ!!馬鹿たれ!
あれから、忠臣も出世して今は本社で若社長として総一郎父さんの直下で働いている。
「若社長は社長より怖い」
と、もっぱらの噂だけれども
「若社長は定時に飛んで帰る」
そりゃ急いで帰って子供達と遊びたいもんな。俺がまだ会社に復帰してないのもあるだろうけど、そろそろ戻ることができそうだ。
「俺、子供も大好きだけど、働きたい」
家族にそういうと、皆笑ってくれた。
「冴子さんも総一郎さんもそうだし、幸い私は外にいるより家で子供達の相手をしている方が楽しいし、賛成よ」
「ありがとう……母さん」
「あ、でも子供達がいてくれって行った日はいるのよ!」
「分かった」
「はい」
これには忠臣も一緒に答えた。そうだよな、俺達の子供なんだから。
大河内の家は庭に砂場を作って子供達が自由に遊べるようにした。
「ママーパパー!」
「きゃーい!」
「てやー!」
忠直、忠道、忠敬の三つ子はもう4歳。早いもんだなぁ。下の子たちは家の中でシッターさんと母さんが見ててくれてる。
「3人とも縞々だなぁ」
「虎の遺伝子は出やすいらしい、大河内の家系」
「全員虎だもんな、見事だよ」
一人も狐がいなかったんだよ!北山の狐属性は恵梨香に任せる事にした。子供達を眺めていたら、門の所に人が来た。
「こんにちはー。隣に引っ越して来た土村と言います……」
「あ、どうも、大河内です」
立ち上がって声の方を向くと、俺たちと同じくらいの歳の兎の獣性の夫婦が子供を三人連れて立っていた。
「おや……」
三人ともとても可愛い子達でうさぎの特性がよく出ている。足が立派かも?
「わっ狐に虎なんですね、すいません少しびっくりして」
「あーそうですよね、獣性って初対面だと出ちゃいますよねぇ」
分かってるけど、体が竦んだりするんだよね。
それでも俺達は笑って握手した。にこにことしてて人が良さそうな土村夫妻。子供達は……うちの子達も興味津々で寄ってくる。
「ママー?だぁれ」
「お隣に引っ越して来た土村さんだよ。仲良くしてね」
「うん!ねー砂場で遊ぼ!トンネルできるとこなの!」
土村さんの子供達は大人の後ろに隠れたけれと、背中を押されて出てくると、忠道が指差した砂場を見てウズウズし始めた。
「遊んでくれる?」
ゆっくり尋ねるとうさぎの子供達はこくんと頷いて6人で砂場へ走っていった。
「なんだかすいません」
「いえいえ。ウチ、子供多くて上の子達に構う時間が取れなくて、ああやって友達ができることはありがたいです」
俺も忠臣とたくさん遊んだしなぁ。
「うちもまだ下に子供がいて……うさぎも子供が多くなりがちで」
「あはは……狐もですよ」
そうやって夕方になり、子供達はそれぞれの家に帰って行き、やっぱりこの子達は忠臣の子供だった訳だ。
「僕、ゆうりちゃんと」
「僕、ゆうまちゃんと」
「僕、ゆうとちゃんと」
結婚する!って言い出したよね。
「あらあら!素敵!流石、忠臣君の息子ね!」
「あらっ!冴子ばあちゃんも応援するわ!」
きっとこれは絶対諦めない奴だ。何せお手本が目の前にいるんだものな。
「ナオくーん」
「ミチくーん」
「タカくーん」
「わぁい!あそぼー!」
暇があれば土村家から三兄弟が壁の穴を通って大河内の家の庭に来ている。この大河内家と土村家を隔てている壁の穴は昔、忠臣が暴れて開けた穴である。
板で塞いであったのに、外れたのを子供達が目ざとく見つけたようだ。
結局忠臣が悪いという事で落ち着いた。
「虎の精力と狐の子沢山だとこういうことが起こるんだなぁ」
「薫、凄い!」
「やり過ぎだよ!カオ兄、オミ兄!」
流石に恵梨香には怒られた。でも家族は大喜びだったので多数決で良いことにしよう。
「腹の皮も元に戻ったし」
「薫、凄い」
「流石にこれ以上はなしだぞ。避妊しよう」
「しゅん」
しゅんじゃねーよ!!馬鹿たれ!
あれから、忠臣も出世して今は本社で若社長として総一郎父さんの直下で働いている。
「若社長は社長より怖い」
と、もっぱらの噂だけれども
「若社長は定時に飛んで帰る」
そりゃ急いで帰って子供達と遊びたいもんな。俺がまだ会社に復帰してないのもあるだろうけど、そろそろ戻ることができそうだ。
「俺、子供も大好きだけど、働きたい」
家族にそういうと、皆笑ってくれた。
「冴子さんも総一郎さんもそうだし、幸い私は外にいるより家で子供達の相手をしている方が楽しいし、賛成よ」
「ありがとう……母さん」
「あ、でも子供達がいてくれって行った日はいるのよ!」
「分かった」
「はい」
これには忠臣も一緒に答えた。そうだよな、俺達の子供なんだから。
大河内の家は庭に砂場を作って子供達が自由に遊べるようにした。
「ママーパパー!」
「きゃーい!」
「てやー!」
忠直、忠道、忠敬の三つ子はもう4歳。早いもんだなぁ。下の子たちは家の中でシッターさんと母さんが見ててくれてる。
「3人とも縞々だなぁ」
「虎の遺伝子は出やすいらしい、大河内の家系」
「全員虎だもんな、見事だよ」
一人も狐がいなかったんだよ!北山の狐属性は恵梨香に任せる事にした。子供達を眺めていたら、門の所に人が来た。
「こんにちはー。隣に引っ越して来た土村と言います……」
「あ、どうも、大河内です」
立ち上がって声の方を向くと、俺たちと同じくらいの歳の兎の獣性の夫婦が子供を三人連れて立っていた。
「おや……」
三人ともとても可愛い子達でうさぎの特性がよく出ている。足が立派かも?
「わっ狐に虎なんですね、すいません少しびっくりして」
「あーそうですよね、獣性って初対面だと出ちゃいますよねぇ」
分かってるけど、体が竦んだりするんだよね。
それでも俺達は笑って握手した。にこにことしてて人が良さそうな土村夫妻。子供達は……うちの子達も興味津々で寄ってくる。
「ママー?だぁれ」
「お隣に引っ越して来た土村さんだよ。仲良くしてね」
「うん!ねー砂場で遊ぼ!トンネルできるとこなの!」
土村さんの子供達は大人の後ろに隠れたけれと、背中を押されて出てくると、忠道が指差した砂場を見てウズウズし始めた。
「遊んでくれる?」
ゆっくり尋ねるとうさぎの子供達はこくんと頷いて6人で砂場へ走っていった。
「なんだかすいません」
「いえいえ。ウチ、子供多くて上の子達に構う時間が取れなくて、ああやって友達ができることはありがたいです」
俺も忠臣とたくさん遊んだしなぁ。
「うちもまだ下に子供がいて……うさぎも子供が多くなりがちで」
「あはは……狐もですよ」
そうやって夕方になり、子供達はそれぞれの家に帰って行き、やっぱりこの子達は忠臣の子供だった訳だ。
「僕、ゆうりちゃんと」
「僕、ゆうまちゃんと」
「僕、ゆうとちゃんと」
結婚する!って言い出したよね。
「あらあら!素敵!流石、忠臣君の息子ね!」
「あらっ!冴子ばあちゃんも応援するわ!」
きっとこれは絶対諦めない奴だ。何せお手本が目の前にいるんだものな。
「ナオくーん」
「ミチくーん」
「タカくーん」
「わぁい!あそぼー!」
暇があれば土村家から三兄弟が壁の穴を通って大河内の家の庭に来ている。この大河内家と土村家を隔てている壁の穴は昔、忠臣が暴れて開けた穴である。
板で塞いであったのに、外れたのを子供達が目ざとく見つけたようだ。
結局忠臣が悪いという事で落ち着いた。
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