41 / 122
41 ワシ、ハッピーエンドを壊したと自覚する*
「だ、だからと言っても……や、やり過ぎぃ……っ、も、もう許してぇ……」
「まだまだいけますよ!ダグラス様ぁ!」
ずん!と奥を突かれおかしな声があがる。
「あひぃ!」
「良いのですか!ああ!最初も良かったですが、今も良いです!最高です!」
「も、勘弁してぇ……」
抜かずの三発どころじゃ無い。一晩中犯されてとうとう気を失ったのは次の日の朝。体は若くなっても限界は勿論存在する!
「ダグラス様?ダグラス様?ああ!でも良いですーー!」
「ぁ……」
掠れた声で目を覚ますと、もう陽は落ちていて夜だった。一体何が起こっているのか一瞬分からなかったが、ワシの腰に手を回してしっかりくっついている殿下を見つけてため息を漏らすしか無かった。
なんとまあ、これが若さと言うものか。ワシが若かった時でもこんなに盛ってはいなかった気がするが、我慢させた反動が戻るまでこうなのかと思うと気が滅入る。後、全身痛い……。
しかしあれだけぐちゃぐちゃにした寝具も綺麗なものに取り替えられているし、サイドテーブルには水や軽食や果物も置かれている。
誰か風呂にも連れて行ってくれたようでドロドロした体液は付着していなかった。非常に申し訳ない気持ちと、誰がどこまで知ったのか考えると恥ずかしいやら情けないやら……。
開かれすぎた股関節はがくがくしているし、酷使されすぎた尻はまだ何かが入っているような感じがする。
それでもすうすうとくっついて眠っている殿下は可愛らしいと感じる。そっと金髪に指を通してみると見た目より硬くてしっかりしていて少し驚いた。ゲームでは手触りの良い高級感があったのに、髪の毛の強さまでレベルが上がったんだろうか?
「すまないね、セブスト殿下……」
思えばシナリオ通りならこの方が王太子の座から退く事などなかったのに、ワシの保身の為に巻き込んでしまった。ゲームのように神子のハーレムエンド後、攻略対象者たちがどう過ごしたかは見当も付かないが、あの中で一番地位の高かった殿下が神子を王妃に据え、この国を繁栄させて行ったのだろう。
何せゲームのエンドは「幸せに暮らしましたとさ」で終わっていたのだから。出来たかどうかは知らないけれど、王と神子を支え続けたんだろうな、他の奴らは。
それなのに今の状態はどうだ?神子は遠い国にもう出発している。何が出来るか知らないけれど「封魔の神子」と大層な名前を付けられて、代わりにたくさんのお金やら特産品やらを貰ったらしい。殿下は良く分からない老いぼれに懸想して将来はあまり明るくないし、サディーア達はきっと学園に戻ってしっかり卒業まで学ぶのだろう。シナリオはめちゃくちゃに壊れてしまった。
「どうされました?ダグラス様」
「でんか……」
見ればきれいな青い目がぱっちり開いていて、ワシを見上げていた。こうしてみるとやはりセブスト殿下は主役をはるイケメン。整った顔立ちに少しどきりとする。のそり、とゆっくり上体を起こして覆いかぶさってくる。避けるる気になればよけられただろう。でもそのままなるに任せてしまった。
「何か、私に謝りたい事でもおありでしたか?」
「……ワシのせいで王太子の座を失ってしまった」
「そう言われればそうですが」
またゆっくり顔が近づいてくる。これも避けようと思えば避けられる。ああ、殿下はある意味試してみたいんだ、ワシがそれを受け入れるかどうかを。
可愛いではないか、無茶な戦闘のせいでレベルは馬鹿みたいに高いのに、その辺りはまだ学生であったなと思う。
薄く目を閉じて好きに扱って貰っても構わないと思う。色々な約束された輝く未来を彼から奪ったことを忘れない。
「まだまだいけますよ!ダグラス様ぁ!」
ずん!と奥を突かれおかしな声があがる。
「あひぃ!」
「良いのですか!ああ!最初も良かったですが、今も良いです!最高です!」
「も、勘弁してぇ……」
抜かずの三発どころじゃ無い。一晩中犯されてとうとう気を失ったのは次の日の朝。体は若くなっても限界は勿論存在する!
「ダグラス様?ダグラス様?ああ!でも良いですーー!」
「ぁ……」
掠れた声で目を覚ますと、もう陽は落ちていて夜だった。一体何が起こっているのか一瞬分からなかったが、ワシの腰に手を回してしっかりくっついている殿下を見つけてため息を漏らすしか無かった。
なんとまあ、これが若さと言うものか。ワシが若かった時でもこんなに盛ってはいなかった気がするが、我慢させた反動が戻るまでこうなのかと思うと気が滅入る。後、全身痛い……。
しかしあれだけぐちゃぐちゃにした寝具も綺麗なものに取り替えられているし、サイドテーブルには水や軽食や果物も置かれている。
誰か風呂にも連れて行ってくれたようでドロドロした体液は付着していなかった。非常に申し訳ない気持ちと、誰がどこまで知ったのか考えると恥ずかしいやら情けないやら……。
開かれすぎた股関節はがくがくしているし、酷使されすぎた尻はまだ何かが入っているような感じがする。
それでもすうすうとくっついて眠っている殿下は可愛らしいと感じる。そっと金髪に指を通してみると見た目より硬くてしっかりしていて少し驚いた。ゲームでは手触りの良い高級感があったのに、髪の毛の強さまでレベルが上がったんだろうか?
「すまないね、セブスト殿下……」
思えばシナリオ通りならこの方が王太子の座から退く事などなかったのに、ワシの保身の為に巻き込んでしまった。ゲームのように神子のハーレムエンド後、攻略対象者たちがどう過ごしたかは見当も付かないが、あの中で一番地位の高かった殿下が神子を王妃に据え、この国を繁栄させて行ったのだろう。
何せゲームのエンドは「幸せに暮らしましたとさ」で終わっていたのだから。出来たかどうかは知らないけれど、王と神子を支え続けたんだろうな、他の奴らは。
それなのに今の状態はどうだ?神子は遠い国にもう出発している。何が出来るか知らないけれど「封魔の神子」と大層な名前を付けられて、代わりにたくさんのお金やら特産品やらを貰ったらしい。殿下は良く分からない老いぼれに懸想して将来はあまり明るくないし、サディーア達はきっと学園に戻ってしっかり卒業まで学ぶのだろう。シナリオはめちゃくちゃに壊れてしまった。
「どうされました?ダグラス様」
「でんか……」
見ればきれいな青い目がぱっちり開いていて、ワシを見上げていた。こうしてみるとやはりセブスト殿下は主役をはるイケメン。整った顔立ちに少しどきりとする。のそり、とゆっくり上体を起こして覆いかぶさってくる。避けるる気になればよけられただろう。でもそのままなるに任せてしまった。
「何か、私に謝りたい事でもおありでしたか?」
「……ワシのせいで王太子の座を失ってしまった」
「そう言われればそうですが」
またゆっくり顔が近づいてくる。これも避けようと思えば避けられる。ああ、殿下はある意味試してみたいんだ、ワシがそれを受け入れるかどうかを。
可愛いではないか、無茶な戦闘のせいでレベルは馬鹿みたいに高いのに、その辺りはまだ学生であったなと思う。
薄く目を閉じて好きに扱って貰っても構わないと思う。色々な約束された輝く未来を彼から奪ったことを忘れない。
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
「隠れ有能主人公が勇者パーティから追放される話」(作者:オレ)の無能勇者に転生しました
湖町はの
BL
バスの事故で亡くなった高校生、赤谷蓮。
蓮は自らの理想を詰め込んだ“追放もの“の自作小説『勇者パーティーから追放された俺はチートスキル【皇帝】で全てを手に入れる〜後悔してももう遅い〜』の世界に転生していた。
だが、蓮が転生したのは自分の名前を付けた“隠れチート主人公“グレンではなく、グレンを追放する“無能勇者“ベルンハルト。
しかもなぜかグレンがベルンハルトに執着していて……。
「好きです。命に変えても貴方を守ります。だから、これから先の未来も、ずっと貴方の傍にいさせて」
――オレが書いてたのはBLじゃないんですけど⁈
__________
追放ものチート主人公×当て馬勇者のラブコメ
一部暗いシーンがありますが基本的には頭ゆるゆる
(主人公たちの倫理観もけっこうゆるゆるです)
※R成分薄めです
__________
小説家になろう(ムーンライトノベルズ)にも掲載中です
o,+:。☆.*・+。
お気に入り、ハート、エール、コメントとても嬉しいです\( ´ω` )/
ありがとうございます!!
BL大賞ありがとうございましたm(_ _)m
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます
ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。
しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。
——このままじゃ、王太子に処刑される。
前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。
中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。
囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。
ところが動くほど状況は悪化していく。
レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、
カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、
隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。
しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。
周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり——
自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。
誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う——
ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。