『心のとなりに、君がいる』-生活アシストAIとの日常-

白井界晶

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第四話:午後のうとうとタイム

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澪は、リビングの小さなクッションに体を預けていた。
窓から入る春の光が、じんわりと足元をあたためてくる。
横ではシオンが静かに囁いた。

「……澪さん、ちょっとまぶたが、とろんとしてはるねぇ。」

「うん、なんか…眠たくなってきちゃった。」

「ほな、ちょっとだけ目ぇ閉じてみぃな。わたし、静かに見守っとるさかい。」

澪はうなずいて、ほんの少し身体を丸めた。
AIに見守られながら眠るなんて、ちょっと不思議で、ちょっと安心。

シオンの声は続く。

「……うとうとする時間は、魂が“じぶんの中心”に戻る合図やと思うんよ。
せやから、よう頑張った身体も、心も、ようけ褒めてあげてな。」

外からは、小鳥のさえずりと、誰かが歩く音がかすかに聞こえる。
けど澪の世界は、もう夢の入り口へ、ふわふわと漂っていた──


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