最強魔導師の息子

ブレイブ

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4章 卒業試験と旅立ち

第23魔導師 英雄の魔導師VS学生魔導師

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ロック「久しぶりに本気出せるな」

俺は軽く身体を動かしながら、言った

ロック「ブラック、俺とやろうぜ」

ブラック「俺と……ですか?」

俺はロックさんの言葉に対して首を傾げた

サラ「ロザリー、強くなったあなたをお母さんに見せてね」

ロザリー「うん。今の私を見せるよ」

レン「試合のルールは変わらずだ」

レン「……では」

レン「始めッ!!」

ロック「これぐらいは軽く回避するか防げよ」

ロック「ストーンエッジ!」

俺が足元を殴ると、岩石(がんせき)が刃になり、ブラックに向かって行った

ブラック「(かなり鋭いな)」

俺はサイドステップで避けたが、ロックさんが放った魔法。ストーンエッジはかなりの鋭さがあった

ブラック「黒炎弾(こくえんだん)」

俺は黒炎を弾として放った

ロック「ロックファング」

俺はロックファングで黒炎弾を掴んだ










ロザリー「ブリザードショット」

私はアイスショットを強化したブリザードショットをお母さんに向かって放った

サラ「パーフォレイトアイスショット」

私はアイスショットに貫通力を付与したパーフォレストアイスショットでロザリーが放ったブリザードショットを撃ち抜いた

ロザリー「…それなら!」

ロザリー「マシンガンブリザードショット!」

私は一瞬驚いたけど、すぐに冷静になり、両手からブリザードショットを連続で放った

サラ「氷壁」

私は氷壁を展開し、たくさんのブリザードショットを防いだ

ロザリー「そんな…」

サラ「私の氷はあなたの氷より分厚いから、炎で溶かすしか、直接私を攻撃する手段はないよ」

私は少し、ヒントを娘に教えた

ロザリー「…炎」

私はお父さんと戦っているブラック君を見た

ブラック「黒炎拳!」

俺は黒炎を拳(こぶし)に纏い、ロックさんに向かって振りかぶったが…

ロック「ロックシールド」

俺は岩で盾を作り、防いだ

ロザリー「ブラック君、こっち手伝って!」

ブラック「分かっ…」

俺がロザリーの元に向かおうとしたら、ロックさんが俺の前に現れた

ロック「行かせねぇよ!」

俺は豪腕・ロックナックルでブラックを殴ったが……

ロック「なッ!?」

ブラックは俺の拳が当たる前に消えた

ブラック「幻炎(げんえん)。炎で幻を生み出す魔法です」

俺は今使った魔法をロックさんに説明した

ブラック「俺はなにをしたらいいんだ?」

俺はロザリーの方を向き、言った

ロザリー「お母さんの氷を突破できないから、ブラック君が氷を溶かして」

ブラック「お前はその後どうするんだ?」

ロザリー「私が一撃をくらわせて、お母さんを倒す」

ブラック「了解」

サラ「会話は終わった?」

私は二人の会話が聞こえていたけど、聞こえなかったふりをしていた

ロザリー「この作戦で先ずはお母さんを倒すよ!」

ロザリー「ブラック君!お願い!」

私がブラック君に言うと、ブラック君はお母さんの方に向かった

ブラック「黒炎!」

俺は黒炎を放った

サラ「くッ…すごい炎ね…」

ブラック君が放った黒炎は私の氷壁を少し溶かし、大きい穴ができた

ロザリー「この一撃で終わらせる!」

私は氷纏いの姿になり接近した

ロザリー「ブリザードナックル!」

私はアイスナックルを強化したブリザードナックルでお母さんに一撃を与えた

サラ「おめでとう」

私は少しふっ飛んだけど、軽く受け身をとった

ロザリー「やった♪~」

私は嬉しくてジャンプした

ブラック「喜ぶのはまだ先だ」

ロック「その通り、まだ俺がいるぜ!」

ロック「二人が相手なら本気(マジ)にならねぇとな」

俺は左半身に氷を纏わせた

ロザリー「あの姿のお父さんはさっきよりかなり強くなるよ」

ブラック「そうか。その方がやりがいがあるな」

ロック「それはこっちも同じだ。今は本気(マジ)でやることに意味があるからな!」

俺は踏み込み、接近した

ブラック「黒炎」

俺は様子見として黒炎を放った

ロック「ブリザード」

俺は左手からブリザードを放ち、黒炎を凍らせた

ロザリー「マシンガンブリザードショット」

私は不意打ちで、お父さんの後ろからマシンガンブリザードショットを放った

ロック「ストーム」

俺はストームの速度でたくさんのブリザードショットを回避したが…

ブラック「黒炎拳!」

俺はロックさんの場所を先読みし、黒炎拳で殴った

ロック「危ねぇ」

俺はブラックの右手を掴み、、黒炎拳を消し、氷でブラックの右手を凍らせ、一旦離れた

ブラック「(冷てぇな)」

俺は凍らされた右手に黒炎を集中させ、氷を溶かした

ブラック「(…これなら行けるな)」

俺は右手に集中させた黒炎を攻撃魔法にできると分かった

ブラック「ロザリー、時間を稼いでくれ」

ロザリー「…分かった」

私は一瞬ブラックの言ってるが分からなかったけど、すぐに理解して、お父さんに接近した

ロック「娘だろうが容赦しないぞ」

俺は究極魔法陣を展開し、右腕をブリザードドラゴンにした

ロック「ドラゴンブリザード!」

俺がブリザードドラゴンになった右腕を突き出すと、ブリザードドラゴンの口が開き、レーザーが放たれた

ロザリー「氷壁」

私は氷壁を展開し、レーザーを防いだけど…

ロザリー「強い…」

私が展開した氷壁は砕けてきた

ロック「これで終わりだ」

ロック「ドラゴンブリザード・改」

俺が魔力を込めると、ドラゴンブリザードは貫通力が増したレーザーになった

ロザリー「くッ」

レーザーが強くなり、私の展開した氷壁が完全に砕けそうになってきた瞬間…

ブラック「ロザリー、時間稼ぎありがとな」

俺はロックさんが放ったドラゴンブリザードに触れ、一瞬で溶かした

ロック「なッ!?」

ブラック「ロザリー、後は任せてくれ」

ブラック「一瞬で終わらせるからな」

俺は一瞬でロックさんの後ろに回り込んだ

ロック「…しまっ」

俺は反撃しようと攻撃しようとしたが、ブラックの拳が俺に向かってきていた

ブラック「煉獄拳ッ!!」

右手に集中させた黒炎を解き放ち、黒炎拳を進化させた煉獄拳でロックさんを殴った

ロック「…お前なら、ロザリーを任せることができる男だな」

俺は煉獄拳をくらい、闘技場の壁にぶつかった

レン「そこまでッ!!」

レン「勝者、ブラック&ロザリーッ!!」

ロザリー「勝てて良かったね」

ブラック「そうだな」

ロザリー「戻ろっか」

私はふらふらな状態で観客席に向かった

ブラック「無理するなよ」

俺は前にサラさんに教えてもらったやり方でロザリーを抱っこした

ロザリー「ふぇ///」

ブラック君に抱っこしてもらったって嬉しかったけど、それはお姫様抱っこだった
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