ネトゲ廃人が美少女とであったら人生変わった件

猫カイト

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コンビニと黒い外郭

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「ふぅ危うく帰還初日からブタ箱だったぜ。」

 俺は何とか追ってきた男を撒き、身体を休めるためにコンビニに入る。
コンビニの中は当たり前だが涼しく、気持ちがいい。
神殿ではこんな快適な環境は無かったので改めて自分が帰ってきたと実感する。
 そんな安心した俺に腹の虫が空腹を告げる。 
そういえばあっちの世界では録な食事をしていなかった
事を思い出す。
元々持っていたお菓子やメドピアが持ってきた謎の肉、
そんなものしか食べてこなかった。
そろそろまともな物を食べろと俺の身体が言ってくれたのだろう。
俺はとりあえず唐揚げ弁当とお茶をかごに入れ、レジへと並ぶ。
昼時だからかそこそこコンビニが混んでいる。
雑誌を読んでいるサラリーマンや、弁当を買うためによったのか妙に顎が尖った作業員など様々だ。
 その様々な人が食べ物を選んでいたり、時間を潰している環境に俺は少しノスタルジーを感じていた。
俺が神殿にいる間してきたのは命がかかった選択や問答。
そんな経験がまだ2日しか経っていないのに俺にノスタルジーを感じさせたのだろう。

「ふぅ暑いわねー こんなに暑い中仕事なんかやってらんないわよ。」

 そんな事を考えていると夏場だと言うのに黒い外郭に身を包んで妙に分厚い服を着ている女が涼みに入ってくる。
そんな格好だから暑いのだろうと俺は思った。
まぁ、あまり肌を見せるのを好きではない女性がいるのも事実だ。
それにしてもやりすぎだとは思うが。

「次のお客様ー」

 店員の呼ぶ声で俺の意識は前へと呼び戻される。
前には誰もいないでスペースが空いている俺の番だ。
俺は急いでレジへと向かう。
そしてカゴを店員へと渡し、店員はスキャンを始める。

「やっぱりこんな暑い時はラーメンよねー」

さっきの女性がカップラーメンを大量にカゴへといれる。
そんな暑い格好でこんなに暑い日にラーメンなんて食べたら倒れるぞ?とは思ったがそこは人の趣味趣向なので、とやかくはいえない。

「....円になりますー」

店員の一言で意識はレジへと戻る。
値段を聞き逃してしまった俺は視線をレジへと向ける。
そこには3500と表示されていた。
俺は金額に驚き、レジを二度見する。
確かに3500円と表示されていた。
いくら最近の弁当が高くなったにしても上がりすぎだ。

「あのこれなんかの間違いじゃないですか?」
「は?あってますけど。」

 店員は混んでいるときに厄介な事言うなよという顔をしていた。
俺はその顔に少し折れそうになったが俺は食い下がった。

「いや、弁当とお茶で3500円っておかしいでしょ!?」
「はぁ?」

 その言葉を聞き、下を見て店員は驚いた顔をしている。
店員の向いた先には俺のカゴしかなかったはずだ。
俺は店員の驚いた先を見る。
そこにはやまもりのお菓子がつまれていた。

「え?」
 
 俺は確かにからあげ弁当とお茶だけを入れて持ってきたはずだ。
こんな大量のお菓子を入れてはいない。
それに弁当も無くなっていた。
俺は突然のおかしにな現象に動揺する。
だれかが超能力か何かですり替えたのか?なんてあり得ない事すら想像してしまった。
俺は周りを見渡し気づく。
ガラス越しに下まぶたを引っ張っているメドピアに。

「さっきの仕返しじゃ。乙女に恥をかかせよって。」

 あの女!!

「すいません速くしてくれませんかねレジ混んでるんで。」

俺に痛い視線が向けられる。
後ろを振り返ると長蛇の列だった。
俺はさっさとお金を払い、

「すいませんでした!」

謝罪をしてコンビニを去る。

「お前なぁ!イタズラにも限度ってもんがあるだろ!?」
「我に恥をかかせ置いていった恨みをを請求しただけじゃ!」

 メドピアはむくれた顔でお菓子を食べ進める。
凄まじい速さでお菓子は無くなっていった。
その速さはフードファイターを彷彿とさせる速さだった。
「ちゃんと噛めよ。」

俺は飲み込んでいるのでは?とおもうスピードに呆れ注意する。

「ちょっとそこのあんた忘れ物!」

黒い服を着こんだ男が俺に近づいてくる。
さっき急いで会計を済ませたから何か忘れてきたのだろうか?

「ありが!」

 俺は届けに着てくれた礼を言おうとした振り返った瞬間。
突然辛味噌カップラーメンが俺に向かって飛んでくる。
それは凄まじい速度で、まるで野球選手の投球のようなスピードだった。

「危な!」
 
カップラーメンとはいえ、130キロで飛んできたとしたらそれは紛れもない凶器だ。
俺は頭に当たる前にキャッチする。
素手でキャッチしたこともあり手は赤くなっている。

「あぶねぇだろうが!?」

俺はこれを投げてきたであろうやつに向かって文句を言うために見るがそこにはさっきまでいたやつの姿は無かった。

「いい反射神経してるみたいだけど、感はいまいちね。」

やつの声が俺の耳元をこそばゆく流れていく。
俺が気づいたころにはもう遅く、
俺は腹に打撃を与えられ気を失っていた。

「ま...た気絶かよ 」

ここの所気絶させられてばっかだなと思い意識は消えていく。

「無傷でなんてこれぐらいしか無理よ。全くまた嫌われ役か後でボーナス請求しますよボス。お嬢ちゃん来てくれるね?」



 悪態をつきながら、彼を引っ張り幼女にそう告げる。 
普通なら恐怖していてもおかしくないが彼女は

「うむ、面白そうじゃ。」

笑いながら了解してくれた。
男に少しの恐怖を感じたが、私は厄介な事をまたしなくてもいいと思い、安心もした。

その恐怖は正しいものだと気づくとはこの時には思っても見なかった。


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