【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!

satomi

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第63話 偽赤川弟は片付いた?

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「待ってた、ヒロ!今日はこれを着てくれよ!」
 ヒクッと眉毛のあたりが動いたのがわかる。セーラー服?赤川弟はエロい上にロリコンなのか?
 そう思いながらも着替えた。なんかお腹がスース―するなぁ。
「やっぱり思った通りだよ!ヒロのその爆乳に耐えかねたセーラーがちょっと持ち上がって腹部をチラ見せ!子供を産んだことがあるとは思えないほど体が締まってるからなぁ。オーナーも大喜びだろう!」
 どんなオーナーよ…。

 私は恥ずかし気にドアから顔を覗かせオーナーに挨拶をした。
「この格好、恥ずかしいなぁ。だって、いい年したオバサンだもの…」
 私は全身を赤川弟(仮)の前に現した。
「今夜はまた大胆だね。でも似合ってるよ。特にチラ見せの腹部かなぁ?」
「嫌だわ、恥ずかしい。もうっ、オーナーなんか知らないんだからっ!」
「どうしたら許してくれるかなぁ?」
「今日もウォッカをストレートでグラスに二杯でいいですよ?」
 そして、オーナーに囁いた。
「その後はお楽しみ♪」
 オーナーは現役のようだ。こいつもハズレか…。そう思いながら、飲ませる。そして、夜風に当たらせるついでに、そのまま組に連行。


「大輝~心臓に悪いぞ!そういう格好は」
「え~?似合わない?」
「そうじゃなくて、お前の胸で胸部はピチピチだし、腹部はスカスカ。現役で高校生なら隙あらば男子生徒がその隙間から手を入れたい系だな」
「ふ~ん、朔斗さんは?」
「ノーコメント」
 大雄さんの前では何も言えないわよね…。でも、大輝が朔斗君に「あとでね」って言ったのを私は聞き逃さないわよ!



 こうして『精鋭』と呼ばれる奴らは残り3人となった。
「あとちょっとで大輝が救われる」
「どうでもいいけどさぁ、『精鋭』の中の男は全員ここに来てるぜ?残りは女。どうするんだ?」
「はい!私が潜入する!」
 大海が立候補。
 前回が楽しかったの?今回も結構命がけなのわかってるのかなぁ?
「目的の赤川弟が消えたから、赤川系はいなくなるんじゃないか?」
 やっぱり『精鋭』は潰しておいた方が、歯に毒を仕込むくらいだし。
 そうなるとやっぱ大海かなぁ?

「残り3人は当然店のNo.1なんだろ?どこの店だよ?」
 連れてきた男は元も顔に戻れる代償にペラペラと話す。手間が省けて助かる。
「じゃ、3晩かけて3人を落として、ここに連れてくればいいわけだ」
「あの3人は手ごわいぜ?何しろ、酒に強い!」
 ラブホで身柄確保が確実か…。

 それはそうとして茜ちゃん、真面目だなぁ。私がすることをメモってる。そんな大層なことしてないんだけどなぁ。


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