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第18話
しおりを挟む「じゃ、レオンちゃん放課後またね!」
私は隣のクラスのレオンちゃんと一緒に登校している。お母さんの体調もかなり良くなってきているので、レオンちゃんも私と同じバイト感覚でツクヨミセキュリティで働いている。
「ちょっと~!聖ってば大神君とか望月さんとか見目麗しい人ばかり友人で羨ましい~‼」
ツクヨミセキュリティに所属してるからだけど。社長の気まぐれで海に行ったり、雪山に行ったりするけど?
大神君は毎回当たり前のように遅刻ギリギリで教室に入ってくる。
「志和、には分からねーか。意識するからだな。廊下とか靴箱のあたりとか、猫女の匂いがするんだ。あいついるんだろ?」
「レオンちゃん?隣のクラスにいるよ?」
「気持ち悪い!俺はもう寝る‼」
レオンちゃんがいてもいなくてもいっつも寝るじゃん。
「うわーっ!大神君の寝顔可愛いー‼」
そうか?涎垂らしてるけど?
「写メ写メ~!」
起きるよ、騒いでたらうるさいし。
「ん?授業終わったのか…」
「大神君、授業中そんなに寝てばかりだとまた再試験で、社長がアレだよ?」
「それはまずいな…。志和!ノートをコピーさせてくれ!」
「いいけどさぁ。授業中の先生の話からも問題が出たりするんだよ?」
「俺は赤点じゃなきゃいいんだよ」
あー、なるほどね。
前回の社長による勉強会(?)がちょっとしたトラウマになってるみたい。アレ、箱を作っただけで終わったけど、いいのかな?ってことは大神君は実力で再試験に合格したってことになるんじゃ?
あー、でもみんなが帰った後でマンツーマン指導があったのかもあなぁ。それはいやだ。それも食べ物を賭けて。
「大神君、再試験になるの嫌なんだね。必死さを感じるよ…」
「再試験なんて誰でも嫌だよ~。それよりも!なんで聖は大神君とか望月さんとか見目麗しい人と友人なの?」
うーん、ハッキリとツクヨミセキュリティの社員だからとは言えないしなぁ。大神君もレオンちゃんも種族を隠してるし。
「バイト先が一緒だったの」
「えー‼そのバイト先いいなぁ。バイト先に顔出すから教えてよ」
「恥ずかしいから内緒!」
友達減りそう…。ツクヨミセキュリティにただの高校生が顔を出せないでしょ?社長と面会するだけでお金かかりそう…。そこらのキャバクラよりお金かかる。
「聖、ズルいなぁ」
「あ、でも。最近二人ともバイト先変えたみたい。やっぱり見目がいいからね。モデルとかの方がお金になるんじゃない?(多分ツクヨミセキュリティの方が儲かる)」
「読モとかしてそう。そしてその雑誌は即完売ってパターン?」
「そうそう!そんな感じじゃないかなぁ?二人ともあんまり詳しいこと話してくれないけど」
「かなりの秘密主義なんだね~。なんか聞き出したら教えてね!」
とりあえず、友達を失わないで済んだ。良かった。学生生活で重要だよね。
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