薬屋に何か文句・苦情はありますか?

satomi

文字の大きさ
32 / 37

第32話 皆で朝ご飯を!

 何故だろう?朝食にキース副団長家族も混ざることになった。
「今日も朝から眼福だなぁ。アレスにステラ。セアラちゃんは可愛い。そして、リカちゃんも可愛い。マリーは美人だ。ロゼットちゃんも美人だし、王妃に至っては言わずもがなだ。ハーレムだなぁ」
 国王陛下が何を言ってるんでしょうか?キース副団長とマリーが引いています。呆れてる?普段の『ザ・国王陛下』っていう姿とはかけ離れてるからなぁ。
「父上、子供達は違いますが、セアラちゃんもマリーもロゼットも人妻です。最後の王妃は母上ではありませんか!ハーレムではありませんよ。しっかりと男性陣がいるんですから、現実を見て下さい」
「セイムスまでニクソンのように口うるさくなって……。夢を見てもいいじゃないか?」
「父上、夢は寝ている時に見て下さい。さぁ、朝食を食べましょう」

「あ、そうそう。もうすぐロゼットが第2子を産みます。サポートを頼みますね、セアラちゃん!」
 私~~~??ジェイムス王子殿下は超安産だったから私みたいなド素人でも大丈夫だったけど、今度は自信ないよ~。もし、ロゼット義姉様に何かあったら、私はどうしたら?
「「あー」」
「あらあら、セアラちゃんたらアレスとステラが頑張れ!って言ってるわよ」
 簡単に言ってくれるわよね。すっごい大変なんだから!
 産むのも大変だけど、周りのサポートあってのものよねぇ。
「セアラちゃん、今回もお願いね!」
 うーん、ロゼット義姉様に顔の前で手を合わせてお願いされたら断れないなぁ。
「マリーも手伝ってよー!」
「手伝いたいのはやまやまなのですが、その間誰も三つ子の世話をする人間がいなくなるのでちょっと…」
 ……孤立無援の四面楚歌。もう何が起きても知らないんだから!



 結局王宮での出産となり、私だけじゃなくて王宮の医師さんも多数助けてくれたので、助かりました。最初は『平民上がりの王子妃』という色眼鏡で見られていた気がするけど、最終的には共に戦った戦友のような絆がそこにはあった。
「ロゼットお義姉様、おめでとうございます!第2王子ですよ!可愛いです(まだまだ猿みたいだけど)。これで臣下から王子を~とか言われなくなるでしょうね!」
「そうね、臣下っていうのは欲が止まらないのよ。次は姫かしら?ほら、他国との外交に使えるから」
 子供を外交手段に使うのはちょっと……。でもそういうのが王家なんだろうなぁ。

「あ、セイムスお義兄様!おめでとうございます!第2王子殿下が誕生されました!」
「そうか。男の子か。私としては女の子も欲しかったんだよな。最近ステラを見ていると、なんだかニクソンが羨ましくてなぁ」
 外交手段じゃなくて純粋に女の子を欲しているセイムスお義兄様がいらっしゃいますよ!と伝えたいけど、ロゼット義姉様は疲れ果ててお眠り遊ばしてるのかなぁ?初乳というので起こされるけど。

 そんな感じでわたわたと忙しなくも楽しく時間は過ぎていった。

感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】帳簿係の地味令嬢、商会の不正を見抜いて王宮に見出されました。

夏灯みかん
恋愛
王都の商工会議所で働く、地味な帳簿係エミリー。 真面目に記録をつけることだけが取り柄の彼女は、同僚から軽く扱われ、雑用を押しつけられる日々を送っていた。 そんなある日――エミリーは、孤児院への配給物資の記録に、わずかな“ズレ”があることに気づく。 数量は合っている。 だが、なぜか中身の重量だけが減っている。 違和感を覚えたエミリーは、自ら倉庫へ足を運び、現物を確認する。 そこで見つけたのは、帳簿では見えない“静かな不正”だった。 しかしその矢先――不正の責任を押しつけられ、職場から追い出されそうになってしまう。 それでもエミリーは諦めない。ただ一つ、自分が積み上げてきた“記録”を信じて。 「では、正式な監査をお願いいたします」 やがてその記録は、王宮の政務監査官リオンの目に留まり―― 隠されていた不正はすべて暴かれる。 そして、彼女を軽んじていた者たちは、その代償を支払うことになる。 これは、地味で目立たなかった一人の帳簿係が、 “正しく記録した”ことで不正を暴き、王宮に見出されるまでの物語。

刺繍妻

拓海のり
恋愛
男爵令嬢メアリーは魔力も無くて、十五歳で寄り親の侯爵家に侍女見習いとして奉公に上がった。二十歳まで務めた後、同じ寄り子の子爵家に嫁に行ったが。九千字ぐらいのお話です。

兄妹じゃないとわかったのでお兄様と結婚したら、全部仕込みでした

こじまき
恋愛
【20260401読みやすいように話を分割しました】 伯爵令嬢ヘイゼルは、兄アリステアに恋をしている。叶わないと知りながら、それでも諦めきれなかった。 しかし子ども時代の「取り違え」が発覚し、子爵令嬢ロレッタとして“正しい場所”で生き直すことに。 そして妹ではなくなった彼女に、アリステアは求婚する。 運命のねじれは正されて、望んだとおりに最愛の人と結ばれた―― けれど――その「正しい運命」は、兄アリステアによって用意されたものだった―― ※「小説家になろう」にも投稿しています。

憧れの騎士さまと、お見合いなんです

絹乃
恋愛
年の差で体格差の溺愛話。大好きな騎士、ヴィレムさまとお見合いが決まった令嬢フランカ。その前後の甘い日々のお話です。

《完結》戦利品にされた公爵令嬢

ヴァンドール
恋愛
戦いの《戦利品》として公爵邸に連れて行かれた公爵令嬢の運命は?

すみっこ婚約破棄同盟〜王子様による婚約破棄のすみっこで〜

まりー
恋愛
   ある夜会で王子とその側近達の婚約破棄が行われた。腕に恋人をぶら下げて。所謂、王道断罪劇である。  でもこのお話の主役は麗しのヒロインでも、キラキラ王子でも、学園一の秀才や騎士団期待のホープでもない。これは王道のすみっこで行われた、弱小貴族と商人の子息たちの婚約破棄のお話である。 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 「もう俺ら、恋なんてしない!」と言う小学生の息子の話を参考に書きました。登場人物の男子たちの頭は小学生レベルだと思って読んでください。    

余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした

ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。 しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義! そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。 「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」

【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました

ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。 名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。 ええ。私は今非常に困惑しております。 私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。 ...あの腹黒が現れるまでは。 『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。 個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。