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12.復活!
全く、どういう神経してるのよ!王位が欲しいからって実の親に毒を盛る?あと、支持者が増えるように私にも毒盛ったんでしょ?あり得ない!ユルセナイ、シークンス皇子。
私は、エヴァンス皇子に連れられて国王陛下のいる部屋までついた。ここまでの道のり。私とバレないように、メイクでそばかすやらを書き、フードを深くかぶってやって来た。
国王陛下の部屋の前には護衛という名のシークンス皇子の手の者が二人いました。エヴァンス皇子は面倒になったのか、二人をエヴァンス皇子は素早い動きで昏倒させた。
「三日は起きないはずだよ」
と、言っていた。騎士団をまとめるだけのことはあるなぁ。強いです。
部屋に入ると、目が虚ろな老人が一人。
「本来ならばキビキビと溌溂と動く方なんだけど……」
そうですよね。ヴェールス皇子が存在している時点でお元気な方なんだろうな。というのはわかります。
私は国王様に話しかけた。
「これから治療をさせていただきます。『聖女』のリカと申します」
そう、挨拶をしてから治療を始めた。というか手を頭にかざさせていただいた。
治療といってもなんだか頭というだけの事はあって、記憶が流れてくる。
へぇー、シークンス皇子の母君とは政略結婚だったからそんなに仲が良くなかったのかぁ。エヴァンス皇子の母君は現・王妃様?恋愛結婚みたいね。一目ぼれしたの?ふーん。それで?皇子はそれぞれ成長したわけだけど、シークンス皇子は完全に爵位主義で王位を譲るか悩んでたのね?わかるー。アレが国王になっても国が栄えるとは思えないもん。でも第1皇子だからなぁって、板挟みで悩んでたのか。
で、そんな時にメイドさんに悩みを打ち明けてるうちに、恋愛感情が芽生えたわけね。で、あの可愛いヴェールス皇子が誕生。ヴェールス皇子が可愛いんだもん、そのメイドさん、ヴェールス皇子の母君もさぞかし可愛い方だったんでしょうね。
国王の恋愛遍歴を見ているうちに、治療は終了しました。
「なんだか、国王様の恋愛遍歴を覗き見てしまって申し訳ない感じ」
「ならば、それは墓まで持って行ってもらおうか?『聖女』リカ」
国王様は完全に解毒された。
そうは言っても、ベッドの住人の期間が長かったわけで筋力は衰えているようです。
解毒の要因はわからずじまい。まぁ?私が『聖女』っていうのもあるんだけど?
「あ、国王!私は国王と同じ薬で意識を失わされた上でシークンス皇子と婚姻をさせられました。決して私の意志ではありません。どちらかというと、シークンス皇子とは婚姻したくありません!」
「ふむ。その婚姻は無効だろうな。私も薬で意識がない間にあいつにいいように使われていたのか?そう思うと、シークンスを国家転覆罪でどうにかしてやりたいが……」
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