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17.リカは頑張る
なんだかんだと結婚式当日、私はオフショルダーでマーメイドラインの純白のウェディングドレスを着ることとなった。
おかげさまで、デコルテは美しくあれ!マーメイドラインを着こなすために無駄なゼイ肉はつけるべからず!という生活を半年は送ることとなった。
当日は朝から侍女達が全力で私を磨きに磨き上げていた。そして、コルセットで全力で締めた。全てはマーメイドラインのため!
黒髪・黒目という風貌の人間は珍しいらしく、かなりの好奇な目で見られた。
エヴァンス様はというと、当日は皇子としての正装にたくさんの徽章がついていて生地が何だか重そう……。
誓いとか結構アッサリと進んで、フラワーガールみたいな役目をヴェールス皇子がしてくれた。
大丈夫だよ、どんなフラワーガールよりもヴェールス皇子の方が可愛いから!
これからはエヴァンス様の生活する宮で生活するそうです。
数年経ったところ私とエヴァンス様の間にはヤンチャな男の子が生まれました。
皇宮を走り回り、侍女達を困らせています。
ヴェールス皇子もすっかり成長してしまってこの子(ロビン)の兄的なポジションです。
「ロビン、侍女達が困っているじゃないか?お前は一応次期国王なのだから、元気なのはいいが、困らせるのはよくないぞ?おや、お前。膝に擦り傷が……。陛下が見たら泣いて国中の医師と薬師が呼ばれるぞ?」
「それはいやだな。おかーさーん。なんかひざをすりむいちゃったよぉ」
「ヤンチャだからじゃない!しょうがないわねぇ」
私はロビンの膝に手を当てて治癒魔法で治してしまう。
ヴェールス皇子の方には口に人差し指を当てて「内緒よ?」という合図を送った。
治癒魔法がまた使えるようになった理由はわかんないなぁ?今は幸せを感じているからかな?なんてね。
治癒魔法を使えるようになっていることは、私とロビンとヴェールス皇子だけの秘密。エヴァンス様にも言ってない秘密。
ヴェールス皇子が声変わりしてしまった時は悲しかったなぁ。陛下と二人で酒を酌み交わしたなぁ。(エヴァンス様に介抱していただきました♡)
陛下と二人で正座でエヴァンス様に説教をされたのは懐かしい思い出。
うちのロビンもそんなことがあるのかなぁ?ヴェールス皇子みたいな可愛い要素がないからそんなことはないけど、陛下はロビンのこと可愛がってるからなぁ。初孫の男の子だし。
エヴァンス様曰く、「大臣たちがもう一人くらい男の子がいた方がいい」って。
それはつまり、ロビンになんかあった時のスペアということ?なんか酷くない?
と、思いつつも私は妊娠中です。私としては女の子がいてもいいんじゃないかなぁ?なんて思っています。王家の姫って外交の駒として使われるのかな?なんかそれは可哀そうだな?なんか手に職を!などと目論んでます。
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