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高木先輩とオレ
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カランコロン。
また扉が開いた。
ハッとしてそちらを見ると、今度こそ、高木先輩だった。
安堵してる場合じゃない。慌てて立ち上がると、高木先輩はさらっとマスターに何かを注文して、オレの方に来た。
「待たせたね」
「いえ、ぜんぜん。すみません、今日は」
「別に良いよ。それより座りなよ」
言い方は冷たいが、不機嫌だったり嫌だと思っているわけでは無さそうで、ちょっとホッとした。待っていたのも、一応気にしてくれたみたいだし。
高木先輩が対面に座ったので、オレもまたソファーに腰を下ろした。
先輩の注文したコーヒーは、すぐに来た。
それにちょっとだけ口を付けて、オレを見る。
改めて見ても、綺麗な人だ。オメガ、という人種は綺麗な人しかいないのでは、と思うぐらいの人。ハードルが上がる。
「で? わざわざ僕に話って、何」
オレはゴクリとつばを飲み込み、口を開いた。
「オレ、二年の早乙女って言います。先輩は、オメガですよね。オレも、オメガなんです。わかりますか?」
ちょっと声が震えた。
オレにはこの人の匂いはわからないけど、オレの匂いがわかったなら、高木先輩もオメガで間違いないはずだ。
緊張しきっているオレの様子を横目で見て、もう一口、高木先輩が優雅にコーヒーを飲む。
「わかるも何も、その匂いさせてる時点でオメガじゃん。でも噂になって無いって事は、うまく隠してたか、最近発情期が来たんでしょ」
澄ました顔でコーヒーを飲みながら、高木先輩が言う。先輩は澄ました顔も美人で、つい見てしまっていた。
ハッと我に返り、返事する。
「は、はい。ついこの間、はじめての発情期が来て……。あのオレ、親がベータなんです。周りに相談できる人が居なくて、ぜひ、高木先輩にお話し聞きたくて」
頭を下げると、ふぅん、と気の無い返事が返ってきた。諦めないぞ。
「先輩が、どうやって発情期に学校生活を送ってるのかとか、この匂いどうしてるのかとか、なんでも良いので、教えてもえないでしょうか」
縋るような気持ち、というのはこういう感じなんだろう。
下げていた頭をちらっと上げて、高木先輩を見上げると、ちょっと何やら考えているように斜め上を見ていた。
「匂い、ね。フェロモンの事だろ」
「はい。両親から、結構匂いがきついって言われたので、どうしたら良いのかなって。あと、調べてたらその、アルファを……するって」
周知の事実とはいえやっぱり口に出すのは恥ずかしくて、ごにょごにょ誤魔化してしまう。
高木先輩はコーヒーをまた一口飲むと、今度はオレを正面から見た。
その顔は、真剣だ。
「あのさ、オメガの発情期のフェロモンはアルファを誘う、なんて言われるけど、僕は違うと思ってるんだ」
真剣さ、の中に誰かに話したい、みたいな雰囲気も感じる。気のせいかもしれないけど。
「と、いうと?」
ネットで調べた事とは違う事を言いだす高木先輩に驚きながらも、その意図を聞き返す。
高木先輩はちょっとだけ、ふふん、と得意げな顔をした。
「フェロモンっていうのは、オメガが、アルファを、屈服させるための匂いだと思うんだ」
今まで、そんな事言ってる人を見た事無かったから、心の底から驚いて、言葉が出ない。
反応できないオレに構わず、高木先輩は自論を語る。
「アルファは、オメガのフェロモンを嗅いだら発情せずにはいられないそうだ。つまりその欲求のトリガーを握っているのは、僕ら。彼らじゃない。だから、あんまりアルファに下手に出るもんじゃない。あいつら、僕らのせいにしてくるけど、その欲求に逆らえなかったのは、結局どっちだよ、って話さ」
先輩は、また優雅にコーヒーを飲む。
ポロポロと、目からウロコが何枚もはがれ落ちた。そんな風に思った事無かったし、言ってる人もいなかった。
オレ、この先輩、憧れる、すき。
「なに。オメガから好かれても嬉しくないんだけど」
急にキラキラした目で先輩を見つめるオレに、先輩はうわっという顔をする。
「先輩、オレ、そんな風に考えた事ありませんでした。先輩のこと、めっちゃ尊敬します。かっこいい」
今のオレの素直な気持ちを口に出すと、高木先輩は、ちょっと照れたようにそっぽを向いた。
「あ、そ。まあ、別になんでもいいけどさ」
あれ? 先輩ちょっとオレに心開いてくれた? もしかしてこの先輩、噂より冷たい人じゃないんじゃないかな?
その考えに勇気を出して、もう一度同じ事を質問する。
「先輩は、どうやって普通に学校生活を送ってるんですか?」
言葉を変えただけだけど、さっきとは違い、高木先輩はコーヒーを飲みながら、もうちょっと柔らかい雰囲気で答えてくれた。
「今はちゃんと、役所とかの情報サイトもあるよ。見てないでしょ」
「え、そんなのあるんですか」
今日は、目から鱗が大バーゲンだ。オレの驚いたような声に、高木先輩が呆れたような顔をする。
「中三の診察のあと、何枚も書類が送られて来ただろ。あれの中に、そういったお知らせが入ってたよ」
「ああ、なんかあったような無かったような」
確かに、役所から封筒が何枚か来ていたが、面倒くさくて、封も明けずに母ちゃんに渡した。それの中に入ってたのかな。
高木先輩が、呆れたように溜息をつく。
「馬鹿だな。あれには、僕たちの為の制度なんかも書いてあるんだから、ちゃんと読め。アルファとオメガだって、ベータの家族からも産まれるってわかってるんだから、その辺はちゃんとしてくれてる人達がいるんだぜ」
大きい病院の窓口で、制度の説明聞いてた時思った事は、間違いじゃなかったらしい。
感心してしまって、間抜けな声しか出ない。
「ははー、なるほど。先輩は、ちなみにご両親は?」
おっとしまった。深く考えず先輩の個人的な事聞いてしまった。機嫌悪くしちゃったかなと思ったが、先輩は特に気にした様子もなく、口を開く。
「僕? 僕の所はもともとオメガが生まれやすい家系なんだよ。だから、まあオメガだろうって思ってたけど。キミ、早乙女だっけ、キミはベータからなんだね」
「はい」
先輩の言葉に頷くと、先輩はちょっとだけ笑ってふんと鼻を鳴らした。
「そ。ま、暇な時なら、相談に乗ってあげてもいいよ」
「本当ですか! 嬉しいです、ありがとうございます」
オレが大げさに喜ぶと、先輩はまんざらでもない顔をしていた。あ、オレ、この先輩と仲良くなれそう。
「でも、オメガが一番楽なのは、アルファの相手がいる事っていうのは、間違いないよ。加減さえ間違えなければね」
先輩の、その大人な、経験者風の言葉にまた感心した声しかあげられない。
「おじいちゃん先生も、そう言ってました。けど、オレですよ? ちょっと望み薄いんですけど」
苦笑しながらそう言うと、高木先輩はコーヒーをまた一口飲み、何気なく口を開いた。
「早乙女、二年でしょ。同じ学年にアルファいるじゃん。有名だけど、知らない? お願いしてみたら」
その、あまりにもあっけらかんとした言い方に、オレの方が真っ赤になって照れてしまう。
「い、いやいやいや、無理ですって」
「へえ? さっきも言ったけど、アルファはオメガのフェロモンに逆らえないんだよ。それでも?」
先輩が、ちょっとニヤニヤしながら言ってくる。
そういう事スルって言えるって、先輩の経験値どれだけ高いんだよ。こちとらゼロ経験値なんだぞ。
顔を赤くしたまま、目線を逸らす。
「っつ、それは、ダメです」
先輩の方から、くすりと笑う音が聞こえた。
「ふぅん。ま、好きにしたらいいんじゃない。興味ないし。じゃ、僕用事あるから」
先輩が興味無いのが司なら良いんだけど、オレの事だろうか。しかし、今の所二人にあんまり接点無さそうで良かった。
高木先輩が立ち上がったので、オレも慌てて立ち上がる。
「はい、ありがとうございました。先輩、良かったら、オレと連絡先交換してもらえないですか?」
高木先輩はちょっと考え込んだあと、鞄をあさり、スマホを取り出した。
「別にいいよ。でも、他の奴に教えないでよね。面倒になるから」
「はいっ。もちろんです」
オレも慌ててスマホを取り出す。通知が来ていたが、構ってられない。
無事、連絡先を交換したところで、高木先輩がふっと笑う。
綺麗な人だなあ。この人がオメガだから綺麗なんだろうか、この人だから、綺麗なんだろうか。良いなあ羨ましいなあ。どんなアルファの横に立っても遜色ないんだろうなあ。
「じゃあ、またね」
「はいっ。今日はありがとうございました」
高木先輩は、残ったコーヒーをぐいっと男らしく飲み干すと、すたすたと店の扉から出て行った。
スマートでカッコいい人だったなぁ。
先輩が出て行ったあと、先輩の分のコーヒー代も支払い、店を出る。
外はもう、オレンジ色の夕焼けに染まっていた。
また扉が開いた。
ハッとしてそちらを見ると、今度こそ、高木先輩だった。
安堵してる場合じゃない。慌てて立ち上がると、高木先輩はさらっとマスターに何かを注文して、オレの方に来た。
「待たせたね」
「いえ、ぜんぜん。すみません、今日は」
「別に良いよ。それより座りなよ」
言い方は冷たいが、不機嫌だったり嫌だと思っているわけでは無さそうで、ちょっとホッとした。待っていたのも、一応気にしてくれたみたいだし。
高木先輩が対面に座ったので、オレもまたソファーに腰を下ろした。
先輩の注文したコーヒーは、すぐに来た。
それにちょっとだけ口を付けて、オレを見る。
改めて見ても、綺麗な人だ。オメガ、という人種は綺麗な人しかいないのでは、と思うぐらいの人。ハードルが上がる。
「で? わざわざ僕に話って、何」
オレはゴクリとつばを飲み込み、口を開いた。
「オレ、二年の早乙女って言います。先輩は、オメガですよね。オレも、オメガなんです。わかりますか?」
ちょっと声が震えた。
オレにはこの人の匂いはわからないけど、オレの匂いがわかったなら、高木先輩もオメガで間違いないはずだ。
緊張しきっているオレの様子を横目で見て、もう一口、高木先輩が優雅にコーヒーを飲む。
「わかるも何も、その匂いさせてる時点でオメガじゃん。でも噂になって無いって事は、うまく隠してたか、最近発情期が来たんでしょ」
澄ました顔でコーヒーを飲みながら、高木先輩が言う。先輩は澄ました顔も美人で、つい見てしまっていた。
ハッと我に返り、返事する。
「は、はい。ついこの間、はじめての発情期が来て……。あのオレ、親がベータなんです。周りに相談できる人が居なくて、ぜひ、高木先輩にお話し聞きたくて」
頭を下げると、ふぅん、と気の無い返事が返ってきた。諦めないぞ。
「先輩が、どうやって発情期に学校生活を送ってるのかとか、この匂いどうしてるのかとか、なんでも良いので、教えてもえないでしょうか」
縋るような気持ち、というのはこういう感じなんだろう。
下げていた頭をちらっと上げて、高木先輩を見上げると、ちょっと何やら考えているように斜め上を見ていた。
「匂い、ね。フェロモンの事だろ」
「はい。両親から、結構匂いがきついって言われたので、どうしたら良いのかなって。あと、調べてたらその、アルファを……するって」
周知の事実とはいえやっぱり口に出すのは恥ずかしくて、ごにょごにょ誤魔化してしまう。
高木先輩はコーヒーをまた一口飲むと、今度はオレを正面から見た。
その顔は、真剣だ。
「あのさ、オメガの発情期のフェロモンはアルファを誘う、なんて言われるけど、僕は違うと思ってるんだ」
真剣さ、の中に誰かに話したい、みたいな雰囲気も感じる。気のせいかもしれないけど。
「と、いうと?」
ネットで調べた事とは違う事を言いだす高木先輩に驚きながらも、その意図を聞き返す。
高木先輩はちょっとだけ、ふふん、と得意げな顔をした。
「フェロモンっていうのは、オメガが、アルファを、屈服させるための匂いだと思うんだ」
今まで、そんな事言ってる人を見た事無かったから、心の底から驚いて、言葉が出ない。
反応できないオレに構わず、高木先輩は自論を語る。
「アルファは、オメガのフェロモンを嗅いだら発情せずにはいられないそうだ。つまりその欲求のトリガーを握っているのは、僕ら。彼らじゃない。だから、あんまりアルファに下手に出るもんじゃない。あいつら、僕らのせいにしてくるけど、その欲求に逆らえなかったのは、結局どっちだよ、って話さ」
先輩は、また優雅にコーヒーを飲む。
ポロポロと、目からウロコが何枚もはがれ落ちた。そんな風に思った事無かったし、言ってる人もいなかった。
オレ、この先輩、憧れる、すき。
「なに。オメガから好かれても嬉しくないんだけど」
急にキラキラした目で先輩を見つめるオレに、先輩はうわっという顔をする。
「先輩、オレ、そんな風に考えた事ありませんでした。先輩のこと、めっちゃ尊敬します。かっこいい」
今のオレの素直な気持ちを口に出すと、高木先輩は、ちょっと照れたようにそっぽを向いた。
「あ、そ。まあ、別になんでもいいけどさ」
あれ? 先輩ちょっとオレに心開いてくれた? もしかしてこの先輩、噂より冷たい人じゃないんじゃないかな?
その考えに勇気を出して、もう一度同じ事を質問する。
「先輩は、どうやって普通に学校生活を送ってるんですか?」
言葉を変えただけだけど、さっきとは違い、高木先輩はコーヒーを飲みながら、もうちょっと柔らかい雰囲気で答えてくれた。
「今はちゃんと、役所とかの情報サイトもあるよ。見てないでしょ」
「え、そんなのあるんですか」
今日は、目から鱗が大バーゲンだ。オレの驚いたような声に、高木先輩が呆れたような顔をする。
「中三の診察のあと、何枚も書類が送られて来ただろ。あれの中に、そういったお知らせが入ってたよ」
「ああ、なんかあったような無かったような」
確かに、役所から封筒が何枚か来ていたが、面倒くさくて、封も明けずに母ちゃんに渡した。それの中に入ってたのかな。
高木先輩が、呆れたように溜息をつく。
「馬鹿だな。あれには、僕たちの為の制度なんかも書いてあるんだから、ちゃんと読め。アルファとオメガだって、ベータの家族からも産まれるってわかってるんだから、その辺はちゃんとしてくれてる人達がいるんだぜ」
大きい病院の窓口で、制度の説明聞いてた時思った事は、間違いじゃなかったらしい。
感心してしまって、間抜けな声しか出ない。
「ははー、なるほど。先輩は、ちなみにご両親は?」
おっとしまった。深く考えず先輩の個人的な事聞いてしまった。機嫌悪くしちゃったかなと思ったが、先輩は特に気にした様子もなく、口を開く。
「僕? 僕の所はもともとオメガが生まれやすい家系なんだよ。だから、まあオメガだろうって思ってたけど。キミ、早乙女だっけ、キミはベータからなんだね」
「はい」
先輩の言葉に頷くと、先輩はちょっとだけ笑ってふんと鼻を鳴らした。
「そ。ま、暇な時なら、相談に乗ってあげてもいいよ」
「本当ですか! 嬉しいです、ありがとうございます」
オレが大げさに喜ぶと、先輩はまんざらでもない顔をしていた。あ、オレ、この先輩と仲良くなれそう。
「でも、オメガが一番楽なのは、アルファの相手がいる事っていうのは、間違いないよ。加減さえ間違えなければね」
先輩の、その大人な、経験者風の言葉にまた感心した声しかあげられない。
「おじいちゃん先生も、そう言ってました。けど、オレですよ? ちょっと望み薄いんですけど」
苦笑しながらそう言うと、高木先輩はコーヒーをまた一口飲み、何気なく口を開いた。
「早乙女、二年でしょ。同じ学年にアルファいるじゃん。有名だけど、知らない? お願いしてみたら」
その、あまりにもあっけらかんとした言い方に、オレの方が真っ赤になって照れてしまう。
「い、いやいやいや、無理ですって」
「へえ? さっきも言ったけど、アルファはオメガのフェロモンに逆らえないんだよ。それでも?」
先輩が、ちょっとニヤニヤしながら言ってくる。
そういう事スルって言えるって、先輩の経験値どれだけ高いんだよ。こちとらゼロ経験値なんだぞ。
顔を赤くしたまま、目線を逸らす。
「っつ、それは、ダメです」
先輩の方から、くすりと笑う音が聞こえた。
「ふぅん。ま、好きにしたらいいんじゃない。興味ないし。じゃ、僕用事あるから」
先輩が興味無いのが司なら良いんだけど、オレの事だろうか。しかし、今の所二人にあんまり接点無さそうで良かった。
高木先輩が立ち上がったので、オレも慌てて立ち上がる。
「はい、ありがとうございました。先輩、良かったら、オレと連絡先交換してもらえないですか?」
高木先輩はちょっと考え込んだあと、鞄をあさり、スマホを取り出した。
「別にいいよ。でも、他の奴に教えないでよね。面倒になるから」
「はいっ。もちろんです」
オレも慌ててスマホを取り出す。通知が来ていたが、構ってられない。
無事、連絡先を交換したところで、高木先輩がふっと笑う。
綺麗な人だなあ。この人がオメガだから綺麗なんだろうか、この人だから、綺麗なんだろうか。良いなあ羨ましいなあ。どんなアルファの横に立っても遜色ないんだろうなあ。
「じゃあ、またね」
「はいっ。今日はありがとうございました」
高木先輩は、残ったコーヒーをぐいっと男らしく飲み干すと、すたすたと店の扉から出て行った。
スマートでカッコいい人だったなぁ。
先輩が出て行ったあと、先輩の分のコーヒー代も支払い、店を出る。
外はもう、オレンジ色の夕焼けに染まっていた。
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