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第1話:シャッター街のSOSと、スーツの救世主
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カタン、コトン。今日もまた、店の古びた時計が気だるげに時を刻む。
私、穂積麦(ほづみ むぎ)、27歳。このシャッター街で唯一、まだシャッターを上げているパン屋「穂積ベーカリー」の三代目店主だ。三代目と言っても、先代である祖父が亡くなってからまだ半年。パン職人としての経験はそれなりにあるけれど、経営に関してはズブの素人。その現実は、毎月の赤字という形で、容赦なく私に叩きつけられている。
香ばしい小麦の匂いだけは、今日も変わらず店内に満ちている。私が丹精込めて焼き上げたパンたちは、棚の上で健気に出番を待っているけれど、その前に立つお客様の姿はまばらだ。時折、顔なじみの近所のおじいちゃんやおばあちゃんが、「麦ちゃん、いつものね」と食パンやあんパンを買いに来てくれるけれど、それだけでは店の家賃や材料費を賄うので精一杯。いや、正直に言えば、毎月持ち出しだ。
「はぁ…」
何度目かもわからないため息が、カウンターの向こうでこぼれ落ちる。窓の外に広がるのは、どこまでも続くシャッターの列。かつては賑わっていたこの商店街も、今では「あけぼの銀座」という名前だけが虚しく響く、絵に描いたようなシャッター街だ。祖父がこの場所に店を開いた頃は、きっと活気に満ち溢れていたのだろう。その面影は、もうどこにもない。
(じいちゃん、私、この店、守れるかな…)
心の中で問いかける相手は、もういない。パンの焼き方は教えてくれたけど、店の守り方までは、教えてもらえなかった。
その時だった。
カランコロン、と、最近では珍しい軽やかなドアベルの音が響いた。慌てて顔を上げると、そこに立っていたのは、この寂れた商店街にはあまりにも不釣り合いな、パリッとしたダークスーツに身を包んだ男性だった。歳の頃は三十代前半だろうか。切れ長の目に、筋の通った鼻梁。整ってはいるけれど、どこか近寄りがたい、怜悧な空気を纏っている。まるで、氷でできた彫刻みたいだ。
「いらっしゃいま…」
「穂積ベーカリーの店主の方でいらっしゃいますか」
私の言葉を遮るように、低く、よく通る声が響いた。その声もまた、彼の見た目と同じように、どこか冷ややかだ。
「は、はい。私が穂積麦ですけど…」
男性は、品定めをするように店内をぐるりと見渡し、そして、私の顔を真正面から見据えた。その視線はあまりにも鋭く、まるで私の心の奥まで見透かされているようで、居心地が悪い。
「私は柏木蓮と申します。市役所の地域振興課から委託を受け、このあけぼの銀座商店街の再開発プロジェクトを担当している経営コンサルタントです」
柏木と名乗った男性は、そう言って一枚の名刺を差し出した。そこには、有名コンサルティングファームのロゴと彼の名前が、いかにもエリート然としたフォントで印刷されている。
「経営…コンサルタント…?」
聞き慣れない肩書きに、私は戸惑うばかりだ。
「ええ。単刀直入に申し上げますが、穂積さん」
柏木さんは、私の手元にある最新の売上帳簿を、いつの間にか手に取り、パラパラと捲っていた。そして、何の感情も込められていない声で、こう言い放ったのだ。
「この店は、あと数ヶ月で確実に潰れますね」
カチン、と頭のどこかで何かが切れる音がした。
「なっ…!あなたに何がわかるんですか!?」
思わず声を荒らげてしまった私に対し、柏木さんは眉ひとつ動かさない。
「わかりますよ。この立地、この客層、この商品構成、そしてこの杜撰な経営状況。データを見れば一目瞭然です。感情論でどうにかなる段階は、とっくに過ぎています」
彼の言葉は、正論だった。正論だからこそ、余計に腹が立つ。祖父が人生をかけて守ってきたこの店を、初めて会ったばかりの男に「潰れる」と断言されて、黙っていられるわけがない。
「帰ってください!うちの店は、あなたのお世話になんかならなくても大丈夫です!」
私がそう言うと、柏木さんはふっと息を吐き、まるで駄々をこねる子供を見るような目で私を見た。その目が、さらに私の怒りを煽る。
「大丈夫、ですか。では、この赤字続きの現状をどう打開するおつもりで? 具体的なプランはおありなのでしょうね」
「そ、それは…これから考えます!」
「残念ながら、穂積さん。あなたに『これから』考える時間も、そのための資金も、もうほとんど残されていないようですが」
ぐうの音も出ない。彼の指摘は、痛いほど的を射ていた。
悔しさで唇を噛みしめる私に、柏木さんは一枚の書類を差し出した。
「これは契約書です。私と契約し、3ヶ月間、私の指示に絶対に従っていただけるのなら、この店を黒字化してみせます」
「な、なんですって…?」
「成功報酬は、3ヶ月後の月間純利益の50%。ただし、もし3ヶ月経っても黒字化できなかった場合、あるいはあなたが私の指示に従わなかった場合は、この店は即刻閉店していただきます。市からの再開発協力金も、当然お支払いできません」
あまりにも一方的で、あまりにも厳しい条件。成功報酬50%というのも法外だが、失敗すれば店を失うというリスクは大きすぎる。
「ふざけないでください!じいちゃんのパン屋を、あんたなんかの賭けの対象にされてたまるもんですか!」
「賭け、ですか。私はビジネスとして提案しているのですが。それとも、このまま何もせず、緩やかにシャッターを下ろすのを待つ方がお望みですか?」
柏木さんの言葉は、冷たい刃物のように私の心を抉る。
その夜、私は店の奥の小さな住居スペースで、一睡もできずに悩み続けた。祖父が笑顔でパンを焼いていた姿。常連客のおばあちゃんが「麦ちゃんのパンが一番美味しいよ」と言ってくれた温かい言葉。この店は、私にとってただの仕事場じゃない。大切な思い出と、人との繋がりが詰まった、かけがえのない場所なのだ。
でも、柏木さんの言う通り、このままではジリ貧だ。私の力だけでは、どうにもならないこともわかっている。
(本当に、あの人に任せて大丈夫なんだろうか…あんなに冷たくて、高圧的な人に…)
不信感は拭えない。けれど、あの自信に満ちた瞳の奥に、ほんのわずかだが、何かを変えようとする強い意志のようなものも感じた気がした。
翌朝、開店準備をしている私の元に、柏木さんが約束通り現れた。昨日と同じ、完璧なスーツ姿で。
「おはようございます、穂積さん。契約の件、お考えいただけましたか」
その問いに、私は深呼吸を一つして、覚悟を決めた顔を上げた。
「…わかりました。契約します。ただし!」
「ただし?」
「じいちゃんの味と、この店を愛してくれているお客さんのことは、絶対に蔑ろにしないでください!それだけは、譲れません!」
私の必死の訴えに、柏木さんは一瞬だけ意外そうな顔をしたが、すぐにいつもの無表情に戻った。
「いいでしょう。ただし、私のやり方に口出しは無用です。よろしいですね?」
有無を言わせぬその言葉に、私は小さく頷くしかなかった。
差し出された契約書に、震える手でサインをする。インクが乾くのを待つ間、柏木さんの冷たい視線が、まるで値踏みするように私に注がれているのを感じた。
こうして、シャッター街の片隅にある古びたパン屋「穂積ベーカリー」の、そして私の、前途多難としか言いようのない再建計画が、強引に幕を開けたのだった。
この氷みたいなコンサルタントと、本当にやっていけるのだろうか。不安しかない。だけど、もう後戻りはできないのだ。
私はエプロンの紐をきゅっと締め直し、目の前の「救世主(仮)」を睨みつけた。
私、穂積麦(ほづみ むぎ)、27歳。このシャッター街で唯一、まだシャッターを上げているパン屋「穂積ベーカリー」の三代目店主だ。三代目と言っても、先代である祖父が亡くなってからまだ半年。パン職人としての経験はそれなりにあるけれど、経営に関してはズブの素人。その現実は、毎月の赤字という形で、容赦なく私に叩きつけられている。
香ばしい小麦の匂いだけは、今日も変わらず店内に満ちている。私が丹精込めて焼き上げたパンたちは、棚の上で健気に出番を待っているけれど、その前に立つお客様の姿はまばらだ。時折、顔なじみの近所のおじいちゃんやおばあちゃんが、「麦ちゃん、いつものね」と食パンやあんパンを買いに来てくれるけれど、それだけでは店の家賃や材料費を賄うので精一杯。いや、正直に言えば、毎月持ち出しだ。
「はぁ…」
何度目かもわからないため息が、カウンターの向こうでこぼれ落ちる。窓の外に広がるのは、どこまでも続くシャッターの列。かつては賑わっていたこの商店街も、今では「あけぼの銀座」という名前だけが虚しく響く、絵に描いたようなシャッター街だ。祖父がこの場所に店を開いた頃は、きっと活気に満ち溢れていたのだろう。その面影は、もうどこにもない。
(じいちゃん、私、この店、守れるかな…)
心の中で問いかける相手は、もういない。パンの焼き方は教えてくれたけど、店の守り方までは、教えてもらえなかった。
その時だった。
カランコロン、と、最近では珍しい軽やかなドアベルの音が響いた。慌てて顔を上げると、そこに立っていたのは、この寂れた商店街にはあまりにも不釣り合いな、パリッとしたダークスーツに身を包んだ男性だった。歳の頃は三十代前半だろうか。切れ長の目に、筋の通った鼻梁。整ってはいるけれど、どこか近寄りがたい、怜悧な空気を纏っている。まるで、氷でできた彫刻みたいだ。
「いらっしゃいま…」
「穂積ベーカリーの店主の方でいらっしゃいますか」
私の言葉を遮るように、低く、よく通る声が響いた。その声もまた、彼の見た目と同じように、どこか冷ややかだ。
「は、はい。私が穂積麦ですけど…」
男性は、品定めをするように店内をぐるりと見渡し、そして、私の顔を真正面から見据えた。その視線はあまりにも鋭く、まるで私の心の奥まで見透かされているようで、居心地が悪い。
「私は柏木蓮と申します。市役所の地域振興課から委託を受け、このあけぼの銀座商店街の再開発プロジェクトを担当している経営コンサルタントです」
柏木と名乗った男性は、そう言って一枚の名刺を差し出した。そこには、有名コンサルティングファームのロゴと彼の名前が、いかにもエリート然としたフォントで印刷されている。
「経営…コンサルタント…?」
聞き慣れない肩書きに、私は戸惑うばかりだ。
「ええ。単刀直入に申し上げますが、穂積さん」
柏木さんは、私の手元にある最新の売上帳簿を、いつの間にか手に取り、パラパラと捲っていた。そして、何の感情も込められていない声で、こう言い放ったのだ。
「この店は、あと数ヶ月で確実に潰れますね」
カチン、と頭のどこかで何かが切れる音がした。
「なっ…!あなたに何がわかるんですか!?」
思わず声を荒らげてしまった私に対し、柏木さんは眉ひとつ動かさない。
「わかりますよ。この立地、この客層、この商品構成、そしてこの杜撰な経営状況。データを見れば一目瞭然です。感情論でどうにかなる段階は、とっくに過ぎています」
彼の言葉は、正論だった。正論だからこそ、余計に腹が立つ。祖父が人生をかけて守ってきたこの店を、初めて会ったばかりの男に「潰れる」と断言されて、黙っていられるわけがない。
「帰ってください!うちの店は、あなたのお世話になんかならなくても大丈夫です!」
私がそう言うと、柏木さんはふっと息を吐き、まるで駄々をこねる子供を見るような目で私を見た。その目が、さらに私の怒りを煽る。
「大丈夫、ですか。では、この赤字続きの現状をどう打開するおつもりで? 具体的なプランはおありなのでしょうね」
「そ、それは…これから考えます!」
「残念ながら、穂積さん。あなたに『これから』考える時間も、そのための資金も、もうほとんど残されていないようですが」
ぐうの音も出ない。彼の指摘は、痛いほど的を射ていた。
悔しさで唇を噛みしめる私に、柏木さんは一枚の書類を差し出した。
「これは契約書です。私と契約し、3ヶ月間、私の指示に絶対に従っていただけるのなら、この店を黒字化してみせます」
「な、なんですって…?」
「成功報酬は、3ヶ月後の月間純利益の50%。ただし、もし3ヶ月経っても黒字化できなかった場合、あるいはあなたが私の指示に従わなかった場合は、この店は即刻閉店していただきます。市からの再開発協力金も、当然お支払いできません」
あまりにも一方的で、あまりにも厳しい条件。成功報酬50%というのも法外だが、失敗すれば店を失うというリスクは大きすぎる。
「ふざけないでください!じいちゃんのパン屋を、あんたなんかの賭けの対象にされてたまるもんですか!」
「賭け、ですか。私はビジネスとして提案しているのですが。それとも、このまま何もせず、緩やかにシャッターを下ろすのを待つ方がお望みですか?」
柏木さんの言葉は、冷たい刃物のように私の心を抉る。
その夜、私は店の奥の小さな住居スペースで、一睡もできずに悩み続けた。祖父が笑顔でパンを焼いていた姿。常連客のおばあちゃんが「麦ちゃんのパンが一番美味しいよ」と言ってくれた温かい言葉。この店は、私にとってただの仕事場じゃない。大切な思い出と、人との繋がりが詰まった、かけがえのない場所なのだ。
でも、柏木さんの言う通り、このままではジリ貧だ。私の力だけでは、どうにもならないこともわかっている。
(本当に、あの人に任せて大丈夫なんだろうか…あんなに冷たくて、高圧的な人に…)
不信感は拭えない。けれど、あの自信に満ちた瞳の奥に、ほんのわずかだが、何かを変えようとする強い意志のようなものも感じた気がした。
翌朝、開店準備をしている私の元に、柏木さんが約束通り現れた。昨日と同じ、完璧なスーツ姿で。
「おはようございます、穂積さん。契約の件、お考えいただけましたか」
その問いに、私は深呼吸を一つして、覚悟を決めた顔を上げた。
「…わかりました。契約します。ただし!」
「ただし?」
「じいちゃんの味と、この店を愛してくれているお客さんのことは、絶対に蔑ろにしないでください!それだけは、譲れません!」
私の必死の訴えに、柏木さんは一瞬だけ意外そうな顔をしたが、すぐにいつもの無表情に戻った。
「いいでしょう。ただし、私のやり方に口出しは無用です。よろしいですね?」
有無を言わせぬその言葉に、私は小さく頷くしかなかった。
差し出された契約書に、震える手でサインをする。インクが乾くのを待つ間、柏木さんの冷たい視線が、まるで値踏みするように私に注がれているのを感じた。
こうして、シャッター街の片隅にある古びたパン屋「穂積ベーカリー」の、そして私の、前途多難としか言いようのない再建計画が、強引に幕を開けたのだった。
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