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ラーン王国編ー正騎士へー(メルトSIDE)
冬季休暇
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「じゃあ、また新年に」
みんなと別れて実家への道を歩く。吐く息が白くなる。厚手のコートを着ているがそれでも寒い。ブーツの下でシャリっと氷を踏む音がした。
雪かきをしていても、昼に溶けた雪であった水がそのまま氷になって道を覆う。夜に雪が降ったら、道は雪で覆われる。その度に雪かきをして、その繰り返しで冬は終わっていく。
冬場は体が思うように動かなくなる。充分に体を温めないと怪我をする。正騎士は見回りには温石を懐に入れたりするがすぐ冷めてしまう。だから昼や帰りには屋台のスープを飲んだりすると聞いた。
温かいものがありがたい季節だ。うちは塩で野菜と肉を煮た煮込み料理が冬の定番だ。肉はすね肉が多いがよく煮ると柔らかくて美味しい。俺は火の番と野菜を切ることしか役立たなかったが。
「…ただいま……」
フードを被っていたが雪が積もっていた。入口で軽く雪を叩き、コートを脱いでさらに雪を落とす。入口に置かれたコート掛けにかけて中に入った。
「あ、お帰りメルト。今回は帰ってきたんだね。」
ニコニコとしてハディーが迎えてくれた。俺はたいてい寮に残っていて長い休みもあまり帰ってきてなかった。
「うん。見習い最後の年だし。」
「冷えただろう?スープ飲むかい?朝作ったのが残ってるんだ。今あっためる。」
「ありがとう」
俺は居間の椅子に座ってハディーを待つ。出て行った時は広く感じたこの部屋も今では狭く感じる。木のテーブルは俺が生まれた頃からずっとこのテーブルだった。壊れなければずっとこれだろう。そっとテーブルを撫でて、帰ってきたという実感を噛み締めた。
しばらくしてあったかいジャガイモのスープをハディーが持ってきた。それを飲んで、冷えた体があったまった。
スープを飲み終わって、荷物を子供部屋に置いたあと、ハディーの手伝いをした。これから大鍋で煮込みを作るのだと言う。
この冬は二人の兄も顔を見せに帰ってくるそうだ。特にルティは卵がお腹にいるそうだからおめでとうって言わないとな。
その日は静かに雪が降り積もって屋根から時折落ちる音だけが響いた。
もう、最終試験は終わったことだ。
正騎士になれるかどうかは、発表を待つしかない。
大量の野菜の皮を剥いて切っていると、頭が空っぽになった。
ただ一心に野菜を切って、手元に何もなくなると外は真っ暗になっていた。
肉は下ゆでをした状態になっていた。その肉が入った大鍋に俺の切った野菜をたっぷり入れ、被るくらいの水を入れて火をつけた。貴族や富豪の家では魔道具のコンロがあるらしいが平民は未だに火のかまどだ。でも生活魔法で着火の魔法があるから、火種に困ることはない。
「これで、沸騰したら火を弱めて、味付けして。また煮て…ってなんで視線そらすのかね。メルトは。料理できないと伴侶ができた時に困ると思うんだけど…」
切るのはいいが、火加減とか、味付けはダメだ。肉を焼いて塩を振ることはできるけど、それだけだ。
お店の人はなんであんなに美味しく肉を焼けるのか。不思議だ。
「どうせ、伴侶なんかできないからいいんだ。」
伴侶、と口にした時、胸が少しざわめいた。
なんだろう。
「何言ってるんだ。メルトは可愛いんだからすぐ恋人もできるだろうに。」
親の欲目ってやつか。首を傾げていたら、ため息をつかれた。
「まあ、そのうちすぐ色気付くさ。ティーメも恋人ができそうだと言っていたよ。」
「え?ティーメが?」
「どうも修業先で知り合ったらしいんだけど。まだ一人前じゃないだろう?あと2、3年は結婚するにはかかるだろうね。」
火加減を見つつ、そう言った。俺は驚いた。全然興味ない様子だったのに。5年もすれば違ってくるのか。恋人とか、俺には…。
『メルト』
なんだろう。この、胸がざわめく感じ。
俺には、必要ないんだ。まだ、理想の剣を手にしていないんだ。だから、そういうのは俺はいい。
「…ルト…メルト?」
ハディーの呼ぶ声にハッとした。
「この煮込みはまだかかるからもういいよ。夕飯は別に作るからね。卵料理にしよう。メルト好きだろう?居間で待っておいで。」
「うん。」
俺は居間に戻って暖炉の火を確認して薪を足した。扉が開いて、顔を出したのはダッドだった。
「お、メルト帰ってきてたのかい?」
「うん。お帰り。新年の頭くらいまでいるつもり……」
ダッドは帽子とマフラーを取り、雪を落とすとコート掛けにかけた。暖炉の前に行って手を出す。
「おー寒い寒い。雪が酷くなっているから馬車もしばらく休みだと。」
「じゃあ、昼間も家に?」
ダッドはにっこり笑って俺の頭をグシャグシャッとかき回した。
「ああ、騎士団の話を聞かせてくれ。お?随分背が伸びたじゃないか。私を追い越しそうだな?」
ダッドは180cmある。見上げてたのだが目線が同じくらいになってきた。
「ん、伸びてるみたいだけど、筋肉がまだつかなくて……」
俺がそう言って袖を捲り上げて腕を見せると、ダッドがおかしな顔になった。
「……フィメルに筋肉はいらないんじゃないのかな?」
ダッドは顎に手をやって眉を寄せた。
「いる。剣で打ち負ける。」
きっぱり言うと、ダッドが目を丸くして俺を見るとなぜか諦めた顔になった。
「まあ、メルトはずっと騎士になるって言ってたものなあ。」
頭を掻きながらダッドが言うと、着たままだったコートを脱いでコート掛けにかけた。
「まあ、好きにしなさい。すぐに恋人ができて結婚するって言い出すに違いないからね。」
「…言わないし…」
俺は口を尖らせて台所に行くと紅茶を淹れて戻ってきた。あったまるなあとダッドと和んでいたら、また扉が開いてルティとティーメが一緒に入ってきた。ルティの伴侶は一緒じゃないのかと思ったら最後に入ってきた。
「ただいまーメルトだ!」
ルティが勢いよく抱きついてきた。卵がお腹にいるんじゃないのか。大丈夫か。
「あんた、背が伸びたなあ。見上げるようだよ。」
「…鍛えてるから…」
にっこりとルティが笑う。ゆっくりと離れて伴侶と並んだ。
「久しぶり、メルト。」
ルティの伴侶のイサイだ。ダッドと同じくらいの背で髪は淡い金髪。目は灰色だ。
「お久しぶりです。」
頭を下げた。落ち着いた佇まいで穏やかな人だ。どうして乱暴者のルティと結婚したのか、未だにわからない。
「メルト、何か失礼なこと考えてないだろうね?」
俺はブンブンと首を振って、台所に逃げ込んだ。
「おーい、俺もいるんだが…」
ティーメの声が背中を追いかけてきたが、無視だ。
ハディーにみんな揃ったと伝えて、結局、お茶の支度と夕飯の支度を手伝った。
その日の夕飯はいつになく賑やかなものとなった。
みんなと別れて実家への道を歩く。吐く息が白くなる。厚手のコートを着ているがそれでも寒い。ブーツの下でシャリっと氷を踏む音がした。
雪かきをしていても、昼に溶けた雪であった水がそのまま氷になって道を覆う。夜に雪が降ったら、道は雪で覆われる。その度に雪かきをして、その繰り返しで冬は終わっていく。
冬場は体が思うように動かなくなる。充分に体を温めないと怪我をする。正騎士は見回りには温石を懐に入れたりするがすぐ冷めてしまう。だから昼や帰りには屋台のスープを飲んだりすると聞いた。
温かいものがありがたい季節だ。うちは塩で野菜と肉を煮た煮込み料理が冬の定番だ。肉はすね肉が多いがよく煮ると柔らかくて美味しい。俺は火の番と野菜を切ることしか役立たなかったが。
「…ただいま……」
フードを被っていたが雪が積もっていた。入口で軽く雪を叩き、コートを脱いでさらに雪を落とす。入口に置かれたコート掛けにかけて中に入った。
「あ、お帰りメルト。今回は帰ってきたんだね。」
ニコニコとしてハディーが迎えてくれた。俺はたいてい寮に残っていて長い休みもあまり帰ってきてなかった。
「うん。見習い最後の年だし。」
「冷えただろう?スープ飲むかい?朝作ったのが残ってるんだ。今あっためる。」
「ありがとう」
俺は居間の椅子に座ってハディーを待つ。出て行った時は広く感じたこの部屋も今では狭く感じる。木のテーブルは俺が生まれた頃からずっとこのテーブルだった。壊れなければずっとこれだろう。そっとテーブルを撫でて、帰ってきたという実感を噛み締めた。
しばらくしてあったかいジャガイモのスープをハディーが持ってきた。それを飲んで、冷えた体があったまった。
スープを飲み終わって、荷物を子供部屋に置いたあと、ハディーの手伝いをした。これから大鍋で煮込みを作るのだと言う。
この冬は二人の兄も顔を見せに帰ってくるそうだ。特にルティは卵がお腹にいるそうだからおめでとうって言わないとな。
その日は静かに雪が降り積もって屋根から時折落ちる音だけが響いた。
もう、最終試験は終わったことだ。
正騎士になれるかどうかは、発表を待つしかない。
大量の野菜の皮を剥いて切っていると、頭が空っぽになった。
ただ一心に野菜を切って、手元に何もなくなると外は真っ暗になっていた。
肉は下ゆでをした状態になっていた。その肉が入った大鍋に俺の切った野菜をたっぷり入れ、被るくらいの水を入れて火をつけた。貴族や富豪の家では魔道具のコンロがあるらしいが平民は未だに火のかまどだ。でも生活魔法で着火の魔法があるから、火種に困ることはない。
「これで、沸騰したら火を弱めて、味付けして。また煮て…ってなんで視線そらすのかね。メルトは。料理できないと伴侶ができた時に困ると思うんだけど…」
切るのはいいが、火加減とか、味付けはダメだ。肉を焼いて塩を振ることはできるけど、それだけだ。
お店の人はなんであんなに美味しく肉を焼けるのか。不思議だ。
「どうせ、伴侶なんかできないからいいんだ。」
伴侶、と口にした時、胸が少しざわめいた。
なんだろう。
「何言ってるんだ。メルトは可愛いんだからすぐ恋人もできるだろうに。」
親の欲目ってやつか。首を傾げていたら、ため息をつかれた。
「まあ、そのうちすぐ色気付くさ。ティーメも恋人ができそうだと言っていたよ。」
「え?ティーメが?」
「どうも修業先で知り合ったらしいんだけど。まだ一人前じゃないだろう?あと2、3年は結婚するにはかかるだろうね。」
火加減を見つつ、そう言った。俺は驚いた。全然興味ない様子だったのに。5年もすれば違ってくるのか。恋人とか、俺には…。
『メルト』
なんだろう。この、胸がざわめく感じ。
俺には、必要ないんだ。まだ、理想の剣を手にしていないんだ。だから、そういうのは俺はいい。
「…ルト…メルト?」
ハディーの呼ぶ声にハッとした。
「この煮込みはまだかかるからもういいよ。夕飯は別に作るからね。卵料理にしよう。メルト好きだろう?居間で待っておいで。」
「うん。」
俺は居間に戻って暖炉の火を確認して薪を足した。扉が開いて、顔を出したのはダッドだった。
「お、メルト帰ってきてたのかい?」
「うん。お帰り。新年の頭くらいまでいるつもり……」
ダッドは帽子とマフラーを取り、雪を落とすとコート掛けにかけた。暖炉の前に行って手を出す。
「おー寒い寒い。雪が酷くなっているから馬車もしばらく休みだと。」
「じゃあ、昼間も家に?」
ダッドはにっこり笑って俺の頭をグシャグシャッとかき回した。
「ああ、騎士団の話を聞かせてくれ。お?随分背が伸びたじゃないか。私を追い越しそうだな?」
ダッドは180cmある。見上げてたのだが目線が同じくらいになってきた。
「ん、伸びてるみたいだけど、筋肉がまだつかなくて……」
俺がそう言って袖を捲り上げて腕を見せると、ダッドがおかしな顔になった。
「……フィメルに筋肉はいらないんじゃないのかな?」
ダッドは顎に手をやって眉を寄せた。
「いる。剣で打ち負ける。」
きっぱり言うと、ダッドが目を丸くして俺を見るとなぜか諦めた顔になった。
「まあ、メルトはずっと騎士になるって言ってたものなあ。」
頭を掻きながらダッドが言うと、着たままだったコートを脱いでコート掛けにかけた。
「まあ、好きにしなさい。すぐに恋人ができて結婚するって言い出すに違いないからね。」
「…言わないし…」
俺は口を尖らせて台所に行くと紅茶を淹れて戻ってきた。あったまるなあとダッドと和んでいたら、また扉が開いてルティとティーメが一緒に入ってきた。ルティの伴侶は一緒じゃないのかと思ったら最後に入ってきた。
「ただいまーメルトだ!」
ルティが勢いよく抱きついてきた。卵がお腹にいるんじゃないのか。大丈夫か。
「あんた、背が伸びたなあ。見上げるようだよ。」
「…鍛えてるから…」
にっこりとルティが笑う。ゆっくりと離れて伴侶と並んだ。
「久しぶり、メルト。」
ルティの伴侶のイサイだ。ダッドと同じくらいの背で髪は淡い金髪。目は灰色だ。
「お久しぶりです。」
頭を下げた。落ち着いた佇まいで穏やかな人だ。どうして乱暴者のルティと結婚したのか、未だにわからない。
「メルト、何か失礼なこと考えてないだろうね?」
俺はブンブンと首を振って、台所に逃げ込んだ。
「おーい、俺もいるんだが…」
ティーメの声が背中を追いかけてきたが、無視だ。
ハディーにみんな揃ったと伝えて、結局、お茶の支度と夕飯の支度を手伝った。
その日の夕飯はいつになく賑やかなものとなった。
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