58 / 115
ラーン王国編―終章―(メルトSIDE)
そして俺は運命と出会う
しおりを挟む
俺はメイルを見ると反射的に怯えるようになった。
毎夜うなされてあの時の夢を見る。それは怖くて怖くて、セックスなんて子作りのためのモノだって思っていた俺にとって衝撃だった。
人を貶めるためにすることもあるのだと。
それに比べればリンド先輩のことなんてどうってことなかった。酒に酔っていたとはいえ、俺は同意したのだから。
メイルを見て震えだす俺を見て団長はフィメルの世話係を付けてくれた。
俺の処遇は死刑と決まっているから家族に類が及ばないよう嘆願書を書いた。
ミランにもあんなに世話になったのに。それぞれに宛てて手紙を書いた。それは俺が処刑された後渡してもらえるように頼もうと思う。
そうしてある日、牢から出されて面会室に連れていかれた。
そこには団長と貴族がいた。
俺を組み敷いたあの貴族と似ている。
そう思ったら吐き気がこみあげて、蹲ってしまった。
「すまない。騎士としてあるまじき行為だった。ミハイルは私が償わせる。といっても、目にしたくはないだろうからわが領地から出さないと誓おう。」
何を、言っているんだ?気持ち悪くて言葉が耳に入らない。
「ああ、息子のせいで、恐怖症になったとは聞いている。後で書面にしよう。そのほうが君も安心できるだろう。」
優しい声だ。似ているが、あの傲慢さはない。
意を決して顔を上げた。
「……私は、死刑、では?」
恐る恐る問いかけた。その貴族が首を振る。
「無罪放免にはできなかったが、騎士資格はく奪と退団で自由の身だ。この国では騎士には戻れないが他国ではどんな職業も選べる。この国でだって、騎士以外なら自由だ。ただしばらくは離れたほうがいいかもかもしれない。心無いものはいくらでもいるからね。」
そういって、部屋を出て行った。ミハイル・オルロフの父親でオルロフ男爵ということだった。ミハイルは第三子で、相続もないことから男爵が活躍した騎士団で騎士になって叙爵するのというのが希望だったと聞いた。そのために手段を選ばないところがあり、後で聞いたが俺の功績を掠め取っていたらしい。戦争の時のことだ。
俺は別にその点に関しては気にしなかったが、目を付けられていたのだろう。
「団からは退職金が出る。人目につかないよう馬車も用意させる。次の街まで送らせよう。もちろん馬車の中は一人で、御者はフィメルを用意する。外には出掛けられないが私が入用なものは用意しよう。出発は3日後だ。悪いと思ったが、部屋に入らせてもらって私物をまとめておいた。足りないものがあればもう一度探させるから確認してほしい。それまであの部屋で過ごしてもらわないといけないが許してほしい。君に非は一切ない。それだけは私が保証しよう。出発するとき親御さんにあっていくか?」
ノヴァク団長はそう、言ってくれた。それだけで気持ちが軽くなった。
「いいえ。しばらく国を出るとだけ、手紙を書くので渡してもらえますか?」
「わかった。必ず渡そう。」
それからは慌ただしかった。俺の退職金で買える、大きめのマジックバッグと、護身用の剣を頼んだ。それと野営の道具、旅に必要な物。さすが団長で必要な物がコンパクトにまとまっていた。
団の制服を返せば私物はそうなかった。あのペンダントは、マジックポーチ(ためた給与で買ってあったもの)に入れた。命を何度も救ってくれたペンダントだ。失くさないようにしよう。
冒険者風の服に着替えてマントを被った。まだ北方は冷える。
暖かい国に行こうか。近いところではアルデリア王国だ。
リュック型のマジックバックを背負ってベルトに革の小銭入れとマジックポーチを付けて夜明けにはまだ早いころ、裏門につけられた馬車に乗り込む。
「次の街までよろしく頼みます。」
「任せて。団長から頼まれたからね。護衛としても腕は立つから頼っていい。僕は団長の家の者だ。」
団長よりちょっと若い細身の背の高いフィメル。身のこなしが強さを感じさせた。
「あ、ありがとう。その時はよろしくお願いします。」
次の街まで約3日、馬車はちゃんとベンチがあって、クッションもきいている少し高級な馬車だった。
途中、魔物が出たが俺の出番はなかった。
次の街の門の前までで別れた。別れ際に言われたことがショックだった。
「実は僕、団長の伴侶なんだよ。とても心配してた。メイルが怖いだろう?でもね、好きなメイルができたら怖くなくなるから。嘘だと思っても試してみて。」
好きな人。できるのだろうか。この俺に。
門番はメイルだったが、なんとか震えずに済んだ。馬車を乗り継いでさっさと国を出ることにした。
夜は悪夢を見る。あの日の夢だ。宿の狭いベッドで体をまるまって寝る。
悪夢の頻度は日を経るごとに減っていったが、メイルに対する恐怖症はまだ治らない。
だが俺はやはりメイルに見られるようで、意識したほうが変に見える。
だから、人が多くなる前に食事を済ませて早めに寝る。人が多くなる前に人の少ない馬車に乗る。
それを繰り返して1か月。
なんとか側に寄られない限りは怯えずに済んでいる。ただ背後に立たれると怖い。
それでも観光するくらいの余裕はできて、露店を冷かしたりした。
屋台でスープや串焼きを買ったり、武器や防具を見たり。
途中、冒険者らしきグループを見た。何も職につけなかったら冒険者をやるのも悪くない。剣を振らないのは呼吸をしないよりつらい。
最近は朝夕の鍛錬をするようになった。だんだんと感覚が戻ってくる。やっぱり俺は剣が好きだ。
騎士はもう俺は慣れないけれど、剣を職業にすることならできる。
ふらふらと行く先のない旅を続けてルーシ王国に入った。戦争が始まる前、演習で寄ったマジル。
すっかり活気を取り戻していて、戦争の爪痕はもうないようだった。でも、また戦争が始まればここは真っ先に巻き込まれるところだった。
白狼亭という宿に泊まった。宿賃の割にはいい宿だった。俺が思わずメイルに怯えたのを見た副主人が奥の部屋に通してくれた。手前の部屋はフィメルが泊っていると言っていた。夕飯は部屋で食べていいと言ってトレーに乗せて持たせてくれた。ベッドが小さいかもといって恐縮してたが、気遣いに嬉しくなった。食事はとてもおいしくて、機会があったらまた来ようと思った。
マジルを出て二つの村を超えたらもうアルデリアの領域に入る。その村を出るとき、次の村まで1日かからないという話だったから、歩きにしたのが間違いだった。
森の獣道みたいなところを歩いているとき、もしかして迷ったのだろうか、という疑惑が頭をもたげた。
街道じゃない。ここはどう考えても森の中の獣道。
迷った。
一本道だと宿の人は言っていたのに、迷うとは。
まいったな。しかも、森が静まり返っていて様子が変だ。剣を腰に佩いて警戒しながら歩きだすと何やら人の声のようなものが聞こえて、目の前に人が落ちてきた。
迷ったから木に登って方角を見てたら落っこちたという少年はかなりの美形で紺色の髪に水色の目をしていた。
(水色、---の色。でも年が違う。)
一緒に行動することになり、しばらく歩いて野営できそうな場所に出た。
「えっと、僕はヒュー。君は?とりあえず夕飯作ろうと思うけど、何か好き嫌いはある?」
「ああ、俺は、メルトだ。よろしく。好き嫌いはないが…」
こんなところで料理はできないと思うが……。
『ヒュー!?』
心の奥がざわめいた気がした。
あっという間に出来上がった夕飯に度肝を抜かれた。
もらった器に盛られたスープは湯気を立てていた。火傷しないように飲んだスープはとてもおいしかった。食べたことないのに、懐かしさを感じた。
『ヒューの味だ!ヒューの!ヒュー?縮んじゃった?』
しばらくともに森を歩いて何日かたった、ある日のこと。
うなされて目を覚ましたら、知らないメイルがいた。俺を抱きしめている20歳くらいのメイル。涼やかな香りがする。紺色の髪と水色の目、小顔で絶世の美形だ。微笑む顔は懐かしささえ感じた。
頬に置かれる手は暖かくて懐かしくて……。
『ヒューだ!ヒューだった!』
心の奥底が歓喜に震える。
そして俺は、運命と出会う。
この、魔の森で。
毎夜うなされてあの時の夢を見る。それは怖くて怖くて、セックスなんて子作りのためのモノだって思っていた俺にとって衝撃だった。
人を貶めるためにすることもあるのだと。
それに比べればリンド先輩のことなんてどうってことなかった。酒に酔っていたとはいえ、俺は同意したのだから。
メイルを見て震えだす俺を見て団長はフィメルの世話係を付けてくれた。
俺の処遇は死刑と決まっているから家族に類が及ばないよう嘆願書を書いた。
ミランにもあんなに世話になったのに。それぞれに宛てて手紙を書いた。それは俺が処刑された後渡してもらえるように頼もうと思う。
そうしてある日、牢から出されて面会室に連れていかれた。
そこには団長と貴族がいた。
俺を組み敷いたあの貴族と似ている。
そう思ったら吐き気がこみあげて、蹲ってしまった。
「すまない。騎士としてあるまじき行為だった。ミハイルは私が償わせる。といっても、目にしたくはないだろうからわが領地から出さないと誓おう。」
何を、言っているんだ?気持ち悪くて言葉が耳に入らない。
「ああ、息子のせいで、恐怖症になったとは聞いている。後で書面にしよう。そのほうが君も安心できるだろう。」
優しい声だ。似ているが、あの傲慢さはない。
意を決して顔を上げた。
「……私は、死刑、では?」
恐る恐る問いかけた。その貴族が首を振る。
「無罪放免にはできなかったが、騎士資格はく奪と退団で自由の身だ。この国では騎士には戻れないが他国ではどんな職業も選べる。この国でだって、騎士以外なら自由だ。ただしばらくは離れたほうがいいかもかもしれない。心無いものはいくらでもいるからね。」
そういって、部屋を出て行った。ミハイル・オルロフの父親でオルロフ男爵ということだった。ミハイルは第三子で、相続もないことから男爵が活躍した騎士団で騎士になって叙爵するのというのが希望だったと聞いた。そのために手段を選ばないところがあり、後で聞いたが俺の功績を掠め取っていたらしい。戦争の時のことだ。
俺は別にその点に関しては気にしなかったが、目を付けられていたのだろう。
「団からは退職金が出る。人目につかないよう馬車も用意させる。次の街まで送らせよう。もちろん馬車の中は一人で、御者はフィメルを用意する。外には出掛けられないが私が入用なものは用意しよう。出発は3日後だ。悪いと思ったが、部屋に入らせてもらって私物をまとめておいた。足りないものがあればもう一度探させるから確認してほしい。それまであの部屋で過ごしてもらわないといけないが許してほしい。君に非は一切ない。それだけは私が保証しよう。出発するとき親御さんにあっていくか?」
ノヴァク団長はそう、言ってくれた。それだけで気持ちが軽くなった。
「いいえ。しばらく国を出るとだけ、手紙を書くので渡してもらえますか?」
「わかった。必ず渡そう。」
それからは慌ただしかった。俺の退職金で買える、大きめのマジックバッグと、護身用の剣を頼んだ。それと野営の道具、旅に必要な物。さすが団長で必要な物がコンパクトにまとまっていた。
団の制服を返せば私物はそうなかった。あのペンダントは、マジックポーチ(ためた給与で買ってあったもの)に入れた。命を何度も救ってくれたペンダントだ。失くさないようにしよう。
冒険者風の服に着替えてマントを被った。まだ北方は冷える。
暖かい国に行こうか。近いところではアルデリア王国だ。
リュック型のマジックバックを背負ってベルトに革の小銭入れとマジックポーチを付けて夜明けにはまだ早いころ、裏門につけられた馬車に乗り込む。
「次の街までよろしく頼みます。」
「任せて。団長から頼まれたからね。護衛としても腕は立つから頼っていい。僕は団長の家の者だ。」
団長よりちょっと若い細身の背の高いフィメル。身のこなしが強さを感じさせた。
「あ、ありがとう。その時はよろしくお願いします。」
次の街まで約3日、馬車はちゃんとベンチがあって、クッションもきいている少し高級な馬車だった。
途中、魔物が出たが俺の出番はなかった。
次の街の門の前までで別れた。別れ際に言われたことがショックだった。
「実は僕、団長の伴侶なんだよ。とても心配してた。メイルが怖いだろう?でもね、好きなメイルができたら怖くなくなるから。嘘だと思っても試してみて。」
好きな人。できるのだろうか。この俺に。
門番はメイルだったが、なんとか震えずに済んだ。馬車を乗り継いでさっさと国を出ることにした。
夜は悪夢を見る。あの日の夢だ。宿の狭いベッドで体をまるまって寝る。
悪夢の頻度は日を経るごとに減っていったが、メイルに対する恐怖症はまだ治らない。
だが俺はやはりメイルに見られるようで、意識したほうが変に見える。
だから、人が多くなる前に食事を済ませて早めに寝る。人が多くなる前に人の少ない馬車に乗る。
それを繰り返して1か月。
なんとか側に寄られない限りは怯えずに済んでいる。ただ背後に立たれると怖い。
それでも観光するくらいの余裕はできて、露店を冷かしたりした。
屋台でスープや串焼きを買ったり、武器や防具を見たり。
途中、冒険者らしきグループを見た。何も職につけなかったら冒険者をやるのも悪くない。剣を振らないのは呼吸をしないよりつらい。
最近は朝夕の鍛錬をするようになった。だんだんと感覚が戻ってくる。やっぱり俺は剣が好きだ。
騎士はもう俺は慣れないけれど、剣を職業にすることならできる。
ふらふらと行く先のない旅を続けてルーシ王国に入った。戦争が始まる前、演習で寄ったマジル。
すっかり活気を取り戻していて、戦争の爪痕はもうないようだった。でも、また戦争が始まればここは真っ先に巻き込まれるところだった。
白狼亭という宿に泊まった。宿賃の割にはいい宿だった。俺が思わずメイルに怯えたのを見た副主人が奥の部屋に通してくれた。手前の部屋はフィメルが泊っていると言っていた。夕飯は部屋で食べていいと言ってトレーに乗せて持たせてくれた。ベッドが小さいかもといって恐縮してたが、気遣いに嬉しくなった。食事はとてもおいしくて、機会があったらまた来ようと思った。
マジルを出て二つの村を超えたらもうアルデリアの領域に入る。その村を出るとき、次の村まで1日かからないという話だったから、歩きにしたのが間違いだった。
森の獣道みたいなところを歩いているとき、もしかして迷ったのだろうか、という疑惑が頭をもたげた。
街道じゃない。ここはどう考えても森の中の獣道。
迷った。
一本道だと宿の人は言っていたのに、迷うとは。
まいったな。しかも、森が静まり返っていて様子が変だ。剣を腰に佩いて警戒しながら歩きだすと何やら人の声のようなものが聞こえて、目の前に人が落ちてきた。
迷ったから木に登って方角を見てたら落っこちたという少年はかなりの美形で紺色の髪に水色の目をしていた。
(水色、---の色。でも年が違う。)
一緒に行動することになり、しばらく歩いて野営できそうな場所に出た。
「えっと、僕はヒュー。君は?とりあえず夕飯作ろうと思うけど、何か好き嫌いはある?」
「ああ、俺は、メルトだ。よろしく。好き嫌いはないが…」
こんなところで料理はできないと思うが……。
『ヒュー!?』
心の奥がざわめいた気がした。
あっという間に出来上がった夕飯に度肝を抜かれた。
もらった器に盛られたスープは湯気を立てていた。火傷しないように飲んだスープはとてもおいしかった。食べたことないのに、懐かしさを感じた。
『ヒューの味だ!ヒューの!ヒュー?縮んじゃった?』
しばらくともに森を歩いて何日かたった、ある日のこと。
うなされて目を覚ましたら、知らないメイルがいた。俺を抱きしめている20歳くらいのメイル。涼やかな香りがする。紺色の髪と水色の目、小顔で絶世の美形だ。微笑む顔は懐かしささえ感じた。
頬に置かれる手は暖かくて懐かしくて……。
『ヒューだ!ヒューだった!』
心の奥底が歓喜に震える。
そして俺は、運命と出会う。
この、魔の森で。
60
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
冷徹勇猛な竜将アルファは純粋無垢な王子オメガに甘えたいのだ! ~だけど殿下は僕に、癒ししか求めてくれないのかな……~
大波小波
BL
フェリックス・エディン・ラヴィゲールは、ネイトステフ王国の第三王子だ。
端正だが、どこか猛禽類の鋭さを思わせる面立ち。
鋭い長剣を振るう、引き締まった体。
第二性がアルファだからというだけではない、自らを鍛え抜いた武人だった。
彼は『竜将』と呼ばれる称号と共に、内戦に苦しむ隣国へと派遣されていた。
軍閥のクーデターにより内戦の起きた、テミスアーリン王国。
そこでは、国王の第二夫人が亡命の準備を急いでいた。
王は戦闘で命を落とし、彼の正妻である王妃は早々と我が子を連れて逃げている。
仮王として指揮をとる第二夫人の長男は、近隣諸国へ支援を求めて欲しいと、彼女に亡命を勧めた。
仮王の弟である、アルネ・エドゥアルド・クラルは、兄の力になれない歯がゆさを感じていた。
瑞々しい、均整の取れた体。
絹のような栗色の髪に、白い肌。
美しい面立ちだが、茶目っ気も覗くつぶらな瞳。
第二性はオメガだが、彼は利発で優しい少年だった。
そんなアルネは兄から聞いた、隣国の支援部隊を指揮する『竜将』の名を呟く。
「フェリックス・エディン・ラヴィゲール殿下……」
不思議と、勇気が湧いてくる。
「長い、お名前。まるで、呪文みたい」
その名が、恋の呪文となる日が近いことを、アルネはまだ知らなかった。
【短編】記憶を失っていても
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
7年以上前の記憶のない平民出身のラチェルは、6年前に娘のハリエットを生んでからグリオス国のアンギュロスの森付近の修道院で働きながら暮らしていた。
そんなある日ハリエットは見たことのない白銀色の大樹を見つけたと、母ラチェルに話すのだが……。
これは記憶の全てを失ったラチェル──シェシュティナが全てを取り戻すまでのお話。
※氷雨そら先生、キムラましゅろう先生のシークレットベビー企画開催作品です( ´艸`)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
勇者の「便利な恋人」を辞めます。~世界を救うより、自分の幸せを守ることにしました~
キノア9g
BL
「君は便利だ」と笑った勇者を捨てたら、彼は全てを失い、私は伝説の魔導師へ。
あらすじ
勇者パーティーの万能魔術師・エリアスには、秘密があった。
それは、勇者ガウルの恋人でありながら、家事・雑用・魔力供給係として「便利な道具」のように扱われていること。
「お前は後ろで魔法撃ってるだけで楽だよな」
「俺のコンディション管理がお前の役目だろ?」
無神経な言葉と、徹夜で装備を直し自らの生命力を削って結界を維持する日々に疲れ果てたエリアスは、ある日ついに愛想を尽かして書き置きを残す。
『辞めます』
エリアスが去った翌日から、勇者パーティーは地獄に落ちた。
不味い飯、腐るアイテム、機能しない防御。
一方、エリアスは隣国の公爵に見初められ、国宝級の魔導師として華麗に転身し、正当な評価と敬意を与えられていた。
これは、自分の価値に気づいた受けが幸せになり、全てを失った攻めがプライドも聖剣も捨てて「狂犬」のような執着を見せるまでの、再構築の物語。
【勇者×魔導師/クズ勇者の転落劇】
※攻めへのざまぁ要素(曇らせ)がメインの作品です。
※糖度低め/精神的充足度高め
※最後の最後に、攻めは受けの忠実な「番犬」になります。
全8話。
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる