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再会編(ヒューSIDE)
魔の森⑩
お風呂から上がって、二人で俺の用意したパジャマに着替えた。(前世のパジャマを再現したものだ。長袖で前ボタン。材料は綿に似た素材で俺が薄緑色、メルトが水色だ)
ベッドに二人であがってメルトに足の間に座ってもらった。後ろから抱き締めてくっついた。うん。柑橘系のいい匂いがする。
「ヒュー、そのくっつきすぎじゃないか?」
赤い顔で俺を見るメルトが抗議するけれど、逆に腕に力を込める。
「お試し期間、だろう? 俺はくっつきたいタイプなんだ。それに、キスしたい」
そういうとメルトは物凄く視線を泳がせて頷いた。耳が赤い。
「き、キスまで、だからな。その、その先は、俺の気持ちが固まってから、にしてくれ」
破壊力抜群な可愛い表情を見せてくれたメルトに俺は口付けた。チュッとリップ音を立てて離れる。それだけでメルトは真っ赤になる。可愛い。
「うん。わかった。俺を好きになってもらえるように努力する」
「ああ、よろしく頼む」
メルトがにっこりと笑ってくれて。俺はまたキスをした。
それから一緒にお風呂と、抱っこして寝るのとは、セットになった。俺達はお互いの事を知るために、寝る前にお互いの事を話すようにした。俺は昼間は元の姿、夜は20代の姿で過ごしている。
やっぱり口説くなら、時を進めた姿のほうがいい。
「俺は、子供のころ見た騎士の姿にあこがれて騎士団に入ったんだ。ずっと剣の修行で、全然好きだとか、言われたことはなかったな」
「絶対もてたと思うんだけど」
「どうだろう、身長が伸びきった時点で、騎士団の中で一番背が高かったからな。メイルだと思われていたんだろうな」
「じゃあ、フィメルにもててたんだ?」
「いや? 剣の修行で忙しくて街には見回りと騎士団の連中と飲みに行く時しか出なかったからな」
「メルトがきっと気付いてないだけで、絶対もててたと思う」
きょとんと首を傾げた仕草が可愛くて、誰もメルトに告白しなかったことを感謝した。
それから一日で森を抜け、街道へ出た俺達は、時折街道沿いの野営地でテントを張って過ごし、三日掛けてデッザの手前の村に着いた。そこはもうアルデリア王国で、小さな開拓村だったが冒険者ギルドの出張所があった。
メルトの冒険者登録をしようと立ち寄った。メルトの登録はすんなり終わって、最低ランクからになった。パーティー登録をしようと俺のギルドカードを出したところで、受付が怪訝な顔をした。
「その、このカード使用停止になっておりまして、再登録は王都にいかないといけませんね。特にこのカードに関しては、ミハーラギルド統括の厳命でして……」
申し訳なさそうに言う様子に俺は天を仰いだ。やっちまった。そういえばこの間、アルデに行った時になんかミハーラ言ってたよな。依頼受けないとどうのって。
あー面倒だな。でも使えないとメルトとパーティー組めないし。永久に使えるグレアムのカードはそれこそ使えないし。
仕方ない。ほんとにほんとに面倒だけど、メルトを一緒に連れてはいけないけど。行くしかない。あーもう!
ほぼ自分の行いのせいだけれども。あー……メルトは待っていてくれるだろうか。
依頼の掲示板の前で待っているメルトが俺が近付くと笑顔で手をあげた。ああ、すっごく可愛い。
「メルト、申し訳ないけどここで一旦別れてデッザで合流しないか? 王都のギルドから呼び出しが来ているんだ。すぐ戻ってくるから、移動は絶対馬車を使って。ここから定期便が出ているらしいから」
「一緒に行っちゃいけないのか?」
捨てられる子犬のような顔をされたよ! メルト!!
あ。もう一緒に行ってもいいんじゃない? いや、だめなんだ。くそう。あんな約束ハディーとするんじゃなかった。ぎりぎりと歯ぎしりをしながら、連れて行くという言葉を飲み込んだ。
「特殊な方法を使って移動するから、ちょっと難しいな」
多分、ミハーラが待ち構えてるし。もしかしたら無理難題押しつけられるかもしれない。デッザで初級の依頼をこなしてもらいつつ、待っててもらった方が絶対にいい。離れたくないのに。
あの時、ミハーラの言うとおり、依頼を熟しておけばよかった。そもそもボルドールの依頼をギルド扱いにしておけばよかった!!
俺の馬鹿!!
転移ができるというのは知られてはいけないんだ。ハディー厳命で。教えるのは両親の許可制だなんて。
『ヒューは迂闊だからちゃんと締めるべきところは締めておかないとね』
自業自得だよ!
言った途端、一瞬メルトの表情が陰った。そうだよな。恋人になってくれるかくれないかのお試し期間に放置なんて。この場でふられても、文句は言えないよな。
「わかった。デッザで冒険者の依頼を受けながら、待ってる」
思わず抱きついた。今の俺は元の姿だけど。しばらく抱きしめていたけれど、渋々離れた。あっと、保険はかけなきゃ。
「これ、身につけて。イヤーカフはいざっていう時、僕に連絡が取れるから。指輪は守護の魔法が入ってるから。腕輪はメイル避け。フィメルってわからなくなるから。絶対、危ない目に会わないように。夜は早めに宿に入ってね?」
アクセサリーを見せて、メルトにつける。指輪をはめた時、嬉しそうと感じた。よかった。嫌われてはいないみたい。
艶々の金髪で、肌の色も輝いているメルトが俺の色の石をはめ込んだイヤーカフをつけている姿を眺めた。うん。似合っている。お忍びの貴族っぽくなっている。
あれ? 大丈夫かな? メルト、変な輩に目をつけられない?
俺も、対のイヤーカフを耳に嵌めた。
作っていてよかった。
「これでも剣では、そこらに負けない自負はあるから、大丈夫だと思うが……絶対はないから気をつけるようにする」
メルトが頷くと、俺はメルトの腰につけているマジックバックのポーチを改良するべく、付与魔法をかけた。これで倍の容量とソート機能が使える。魔改造は帰って来てからだな。
「メルト、この薬、飲みきってね。一月分はあるから、絶対持つと思うけど、必ず夜に一包、いいね?」
その付与したポーチに薬を突っ込んだ。
「わかった。待ってるから、ヒューも怪我なんかしないで元気に戻ってきてくれよ?」
「もちろん! すぐ、すぐに帰ってくるから!」
そういって別れて、人気のないところでアルデリアの王都の、俺の経営する魔道具店の地下に転移した。
見慣れた部屋のドアを開ける。ため息が漏れるが仕方がない。
メルトが傍にいないだけでどうしてこんなに気分が晴れないのか。
さっさと済まして戻ろう。できるならデッザでできる依頼にしてもらおう。
どうせミハーラがへそを曲げているだけなんだから。
一階の店舗兼事務所に行くと実質的に店を回している、僕の侍従であるセッテがいた。
「ヒュー様! よくお戻りになられました! アーデット様が連絡を取りたいとそれはもう、鬼気迫る様子でしたよ? それで、連絡されたんですか?」
あ、そういえば前来た時も言っていたな。でも、メルトを待たせているからすぐに用事を済ませないと。
「あーすぐするから。とりあえずギルドに呼び出しされてるからそっち済ませてから! じゃ!」
俺は逃げ出すようにして店の裏口から出て王都の冒険者ギルドを目指した。
ベッドに二人であがってメルトに足の間に座ってもらった。後ろから抱き締めてくっついた。うん。柑橘系のいい匂いがする。
「ヒュー、そのくっつきすぎじゃないか?」
赤い顔で俺を見るメルトが抗議するけれど、逆に腕に力を込める。
「お試し期間、だろう? 俺はくっつきたいタイプなんだ。それに、キスしたい」
そういうとメルトは物凄く視線を泳がせて頷いた。耳が赤い。
「き、キスまで、だからな。その、その先は、俺の気持ちが固まってから、にしてくれ」
破壊力抜群な可愛い表情を見せてくれたメルトに俺は口付けた。チュッとリップ音を立てて離れる。それだけでメルトは真っ赤になる。可愛い。
「うん。わかった。俺を好きになってもらえるように努力する」
「ああ、よろしく頼む」
メルトがにっこりと笑ってくれて。俺はまたキスをした。
それから一緒にお風呂と、抱っこして寝るのとは、セットになった。俺達はお互いの事を知るために、寝る前にお互いの事を話すようにした。俺は昼間は元の姿、夜は20代の姿で過ごしている。
やっぱり口説くなら、時を進めた姿のほうがいい。
「俺は、子供のころ見た騎士の姿にあこがれて騎士団に入ったんだ。ずっと剣の修行で、全然好きだとか、言われたことはなかったな」
「絶対もてたと思うんだけど」
「どうだろう、身長が伸びきった時点で、騎士団の中で一番背が高かったからな。メイルだと思われていたんだろうな」
「じゃあ、フィメルにもててたんだ?」
「いや? 剣の修行で忙しくて街には見回りと騎士団の連中と飲みに行く時しか出なかったからな」
「メルトがきっと気付いてないだけで、絶対もててたと思う」
きょとんと首を傾げた仕草が可愛くて、誰もメルトに告白しなかったことを感謝した。
それから一日で森を抜け、街道へ出た俺達は、時折街道沿いの野営地でテントを張って過ごし、三日掛けてデッザの手前の村に着いた。そこはもうアルデリア王国で、小さな開拓村だったが冒険者ギルドの出張所があった。
メルトの冒険者登録をしようと立ち寄った。メルトの登録はすんなり終わって、最低ランクからになった。パーティー登録をしようと俺のギルドカードを出したところで、受付が怪訝な顔をした。
「その、このカード使用停止になっておりまして、再登録は王都にいかないといけませんね。特にこのカードに関しては、ミハーラギルド統括の厳命でして……」
申し訳なさそうに言う様子に俺は天を仰いだ。やっちまった。そういえばこの間、アルデに行った時になんかミハーラ言ってたよな。依頼受けないとどうのって。
あー面倒だな。でも使えないとメルトとパーティー組めないし。永久に使えるグレアムのカードはそれこそ使えないし。
仕方ない。ほんとにほんとに面倒だけど、メルトを一緒に連れてはいけないけど。行くしかない。あーもう!
ほぼ自分の行いのせいだけれども。あー……メルトは待っていてくれるだろうか。
依頼の掲示板の前で待っているメルトが俺が近付くと笑顔で手をあげた。ああ、すっごく可愛い。
「メルト、申し訳ないけどここで一旦別れてデッザで合流しないか? 王都のギルドから呼び出しが来ているんだ。すぐ戻ってくるから、移動は絶対馬車を使って。ここから定期便が出ているらしいから」
「一緒に行っちゃいけないのか?」
捨てられる子犬のような顔をされたよ! メルト!!
あ。もう一緒に行ってもいいんじゃない? いや、だめなんだ。くそう。あんな約束ハディーとするんじゃなかった。ぎりぎりと歯ぎしりをしながら、連れて行くという言葉を飲み込んだ。
「特殊な方法を使って移動するから、ちょっと難しいな」
多分、ミハーラが待ち構えてるし。もしかしたら無理難題押しつけられるかもしれない。デッザで初級の依頼をこなしてもらいつつ、待っててもらった方が絶対にいい。離れたくないのに。
あの時、ミハーラの言うとおり、依頼を熟しておけばよかった。そもそもボルドールの依頼をギルド扱いにしておけばよかった!!
俺の馬鹿!!
転移ができるというのは知られてはいけないんだ。ハディー厳命で。教えるのは両親の許可制だなんて。
『ヒューは迂闊だからちゃんと締めるべきところは締めておかないとね』
自業自得だよ!
言った途端、一瞬メルトの表情が陰った。そうだよな。恋人になってくれるかくれないかのお試し期間に放置なんて。この場でふられても、文句は言えないよな。
「わかった。デッザで冒険者の依頼を受けながら、待ってる」
思わず抱きついた。今の俺は元の姿だけど。しばらく抱きしめていたけれど、渋々離れた。あっと、保険はかけなきゃ。
「これ、身につけて。イヤーカフはいざっていう時、僕に連絡が取れるから。指輪は守護の魔法が入ってるから。腕輪はメイル避け。フィメルってわからなくなるから。絶対、危ない目に会わないように。夜は早めに宿に入ってね?」
アクセサリーを見せて、メルトにつける。指輪をはめた時、嬉しそうと感じた。よかった。嫌われてはいないみたい。
艶々の金髪で、肌の色も輝いているメルトが俺の色の石をはめ込んだイヤーカフをつけている姿を眺めた。うん。似合っている。お忍びの貴族っぽくなっている。
あれ? 大丈夫かな? メルト、変な輩に目をつけられない?
俺も、対のイヤーカフを耳に嵌めた。
作っていてよかった。
「これでも剣では、そこらに負けない自負はあるから、大丈夫だと思うが……絶対はないから気をつけるようにする」
メルトが頷くと、俺はメルトの腰につけているマジックバックのポーチを改良するべく、付与魔法をかけた。これで倍の容量とソート機能が使える。魔改造は帰って来てからだな。
「メルト、この薬、飲みきってね。一月分はあるから、絶対持つと思うけど、必ず夜に一包、いいね?」
その付与したポーチに薬を突っ込んだ。
「わかった。待ってるから、ヒューも怪我なんかしないで元気に戻ってきてくれよ?」
「もちろん! すぐ、すぐに帰ってくるから!」
そういって別れて、人気のないところでアルデリアの王都の、俺の経営する魔道具店の地下に転移した。
見慣れた部屋のドアを開ける。ため息が漏れるが仕方がない。
メルトが傍にいないだけでどうしてこんなに気分が晴れないのか。
さっさと済まして戻ろう。できるならデッザでできる依頼にしてもらおう。
どうせミハーラがへそを曲げているだけなんだから。
一階の店舗兼事務所に行くと実質的に店を回している、僕の侍従であるセッテがいた。
「ヒュー様! よくお戻りになられました! アーデット様が連絡を取りたいとそれはもう、鬼気迫る様子でしたよ? それで、連絡されたんですか?」
あ、そういえば前来た時も言っていたな。でも、メルトを待たせているからすぐに用事を済ませないと。
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