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第二章
第13話
しおりを挟む「この先にある町で『聖杯』が盗まれた?」
情報を仕入れたオレは
宿屋で仲間たちと合流して
情報の『すり合わせ』を始めた。
「ああ。ここから3つほど先の『エンカム』という町だ」
「そんなところに『聖杯』?」
「正確には『神殿から王都へ極秘裏に運ばれていた聖杯が盗まれた翌日に戻ってきた』らしい」
「・・・何よそれ」
確かに
普通の人なら
ミリアと同じ反応を示すだろう。
だが
「それってルーナの仕業よね?」
そう。
『聖杯を捧げよ』だ。
ユルグが
探索魔法を使ったが
「エンカムにルーナの気配はない」
と残念そうに話してた。
しかし
オレたちは
ルーナと共にある『遺石』が
ルーナの存在を隠している
可能性を信じている。
「じゃあ、次は」
『聖櫃に捧げよ』
つまり
聖杯が
いつも安置されている神殿に
聖櫃もあると思われる。
それでも
『エンカム』に寄って
神殿に関する情報を
集めて行こう。
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