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69.
しおりを挟む交代した看護師の説明では、手術のときは手術着に着替えるとのこと。
「上下の入院着で大丈夫ですよ」
そう言われた。
ちなみに、浴衣なら一週間着替えをしなくてもいいらしい。
…………キタネェ。
もちろん、上下の入院着を選択。
サイズは一番大きい3L。
ゴムの部分が傷に触ったら痛いじゃん。
そういう説明の最中も、態度悪く睨んできたりブツブツいってるバカがカウンターに。
「お前らジャマだ」
「手術中に死ねばいい」
そんな言葉が大量に聞こえたよ。
いやあ、カウンターの上にあるもんをその顔面か、俯いているため無防備なその頭に叩きつけてやろうって思ったよ。
まあ、入院しちゃえばこっちのもの。
祖父の一件を大声で喚き散らして騒ぎにしてやればいい。
体調がおかしいからと泌尿器科で診察受けたり、呼吸器を悪くして(結核で入院経験もある)などと繰り返していたとき。
そのときにはガンが発覚していた。
それを『うちの科とガンは関係ない』と放置し続けてきた結果、手遅れになった。
放置は何年も前からだった。
だから私はいう。
「人殺しの病院」
「口封じのために私も殺すんだろ」
謝罪よりも責任転嫁し続けて、最後に開きなおった病院を信用できると思うか?
「どうせ死ぬ(もしくは長くない)んだから研修医の練習台にしてやって何が悪い」
「死んでないんだから問題ないだろ」
そういって笑う研修医たちを擁護する病院を…………本当に信用できるか?
『おじいちゃんの件はずっと前じゃないか』
私もそう思ったさ。
患者の情報を科同士で共有してたのだから。
しかし、放射線部の技師は、本人の許可なくかけられたバスタオルを勝手にめくりズボンを下ろした。
そんな奴らがいた以上、『何も変わっていない』としか思えない。
それがあったから『お世話になるはずだった』人たちにひと言も挨拶をせず。
母に気付いて声をかけた二人に『娘が世話になる』と言いにいこうとした母だったが、「サッサといくよ」と言ってエレベーターに向かった私に母は何かを察したのだろう。
何も言わずについてきた。
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