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高校生編
四(2026、冬)
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午後のメンターは、何と母だった。
「皆さんよろしくね。あら、紫穂ちゃん」
母は微笑んだ。崇とともに彼女は、母と面識があった。「晶がいつもお世話になっております。午後は、生体実験の結果集計を少しやりましょう」
母は、カートを押しながら廊下を歩き出した。カートには、保冷ボックスがいくつか積まれている。
「これから行くのは、実験研究棟の飼育エリアよ。モデルに使用されるのは、遺伝子的に均等とされる野生型穢狗」
「野生型……」
「そうそう。人間にも色んな人がいるでしょう。 色んな穢狗に対して均等な結果を得ることが担保できるよう、適度な多様性があるような遺伝型が必要なのね。工場で働いている穢狗が最終的な治療対象なわけだから」
そう、確かに、それは教科書で学んだことだった。そして、研究所で、そういった現状を直視することになることを、晶は確かに予期していた。……ただし、母の口からそれが語られることを、彼は考えていなかった。
(人間――だなんて)
そう言って、母は、慄き、泣きじゃくったのだ……自らが、単なる実験動物として扱い、数限りなく命を奪ってきた存在が、どう見ても人間としか認識できない存在なのだと知ったときに。彼女は、赦されないと知りながら、必死に、樹に詫びたのだった……
その、記憶は、既に消されてしまっていたが。
今、目の前の母は、穏やかに息子と学友に説明している。
「冬だからね、特に温かくしてあげないといけないのよ。加湿も重要ね。餌も、温めて、水分も多くする。寝床も清潔に、温かく。要は、居心地よくしてあげるってことね。自分の子どもだと思って世話してあげれば、だいたい間違いはないわ」
「じゃ、晶は穢狗を世話するみたいに育てられたってことですかー?」
啓太が笑った。あたかも彼が気の利いたことを言ったかのように、母は微笑した。「わたしは気の利いた母じゃないから、案外穢狗のほうがちゃんと世話してあげてられてたかもね」
背後の温かな暗闇のなかで、遠く、樹がみじろいだ――
(あきら。ないてる?)
息が浅くなる。震える手で、彼は自分の白衣の胸元をつかんだ。分かっていたはずだ、研究所に来るということはこういうことだ。毎日この悲劇は繰り返され、母はそれに加担し続けている。今更なにをそれに、傷つくことがあるのか。ずっと、見ないふりをしてきたくせに――
樹を守るために。
自分にできることは何もないと。
目を塞いできたはずだ……
今は、ただ、それを見なければならないだけ。自分と樹に必要なものを、隠された研究の中に探すために、今ここにいるはずだ。
毎日、実験に供されている、身も知らぬ穢狗――他人のことを、今更思い煩う余裕など、自分にはないはずだ。
(泣いてない、泣いてないよ、樹)
彼は、強いて呼吸を整えながら語りかけた……(俺はなんともない。大丈夫だよ)
樹は沈黙したが、どことなく不服そうだった。
「さて。ここが今日使用するケージね」
母はとある扉を開いた。突き当たりの壁は全面が大判ガラスとなっており、その向こうには、――穢狗の群れがいた。
確かに、母は心込めて「世話」をしているようだ。彼らは、一見人間の部屋着のような、揃いのデザインの衣類を着ていた。それは温かそうなフリース素材で、寝転がれるスペースには十分なクッションやマットが敷かれ、実際にそこで丸くなっている個体もあった。清潔な水が、いつでも飲めるように水道が引いてある。排泄スペースは、パーテーションで隔離されていた。晶の視線を受けて、母は解説した。
「穢狗は、見られているところでは排泄したがらないのよ。だからこうしてあるの。人間みたいでしょう?」
ひとりの若い穢狗が、ガラス窓越しに晶に目を向けた――そのように、感じられた。腫瘍の間に見えるその目は、樹と同じく黒く深く、しかし限りない絶望を込めて、晶を覗き込んだ。
「さて、今日は、ちょっとかわいそうなんだけど、この子たちにこれを投与します」
母が保冷ボックスから取り出したのは、鮮やかな赤のカプセルが入ったビニールパウチだった。
「この中には、生きた赤痢菌が入っているの。これを投与された穢狗は、およそ九十パーセントが四十八時間以内に発症し、治療しなければその三十パーセントが死に至る」
紫穂が口を開いたが、その声は震えていた……
「それで……抗生物質を投与して、治療効果を見る、ということですか?」
「うん……、残念ながら、この子たちは違うのよね」
彼女の声は、微かに、痛みをこらえるように低められた。「コントロールだから」
「コントロール……」
「そうなのよ……介入を加えない群のことね。同じ条件で、介入する群としない群を比較しないと、科学的に正しいことは言えないから。隣のケージは介入群だから、抗生物質も投与するわよ。でも、この子たちは自然経過を見ることになるわ」
「でも……それじゃ」
紫穂は、彼女らしくもなく、言い淀んだ。「辛くは、ないんですか。こんなに世話をして……育てた、穢狗を、……死なせるのは」
「紫穂ちゃん」
母は、そっと少女の背を抱いた。その目は、確かに、苦痛を湛えていた――
「確かに、正直なところ、辛いのよ。なかには、懐いてくる子だっているしね……赤痢は、発症すると、苦しむし……」
彼女はケージの中を見、僅かにため息を漏らした。「でも、わたしがやらなければ、誰かがやることだし、社会には必要な仕事でしょう。そのために、割り切るしかないと思っているの……これは仕事だって。わたしにできるのは、せめてその死を無駄にしないで、きちんと結果につなげるということなのよ」
そうだ、あのとき、母は言った――
――ごめんなさい、
――許されないことは、分かってるけど、
――ずっと、割り切ってきたのに、
――嫌だけど、仕事だからって、……
なのに、人間だなんて。
「でも、どうやって投与するんすか? 抵抗しそうなもんだけど」
啓太が無頓着に質問した。
「あ、それはね、条件付けてあるのよ。ほら、こから薬剤を入れると、薬剤投与箱にカプセルが入るでしょ? 薬剤投与箱に出したカプセルをすぐさま飲まないと、足輪に電流が流れるようになっているの」
言いながら、母は手袋をすると、死のカプセルが入っているビニールパウチを破り、投入口に近寄った。
晶は、自分の声がかすれるのを聞いた……
「母さん……」
彼は一歩踏み出し、母の手をつかむと、カプセルを奪い取った。
「やめよう」
「え? ちょっと、何するのよ」
母は咎めた。しかし、晶は、カプセルを自分の背に隠し、言い募った。
「もう、やめよう、こんなことは……自分に嘘をつきながら、生命を奪うのは……」
「晶、どうしたの、今更……」
「殺さないで」
彼の声は震え、共鳴し、低い不穏な和音となった。「殺さないで……この人たちは、人間なんだ……人間なんだよ」
その声を聞いたとき、母の表情が、変わった。
何か言おうと口を開いて、しかし、母はそのまま、呆然と息子を見つめた。頭痛を堪えるように額に手をやる。
「晶……あなた」
彼女は、手のひらの間から、晶を見た。
「前にも、おなじことを、……言った?」
意図せず、声が歪んだ。
「言ったよ、母さん――何度も言った。人間なんだって。この人たちは、……穢狗なんて言われてるけど、本当は――腫瘍で身体を歪められただけの、俺たちと同じ、人間なんだって――」
「おい」
苛立ったように、割り込んだのは、啓太だった。
「おまえ、さっきから何の話してんの? 頭おかしいのか、狗が人間なわけないじゃんよ」
彼は、力任せに晶の手からカプセルの入ったパウチを奪い取った。剣道で鍛えられた彼の体躯は厚く、晶は突き飛ばされてよろめいた。「女々しいこと言ってないでやることやりゃいいだろ。ここでいいんすよね?」
「おい! 啓太、待て――待てよ!」
「おまえの、そういう偽善者ぶったとこ、昔っからほんとムカつく」
啓太は吐き捨てると、カプセルをひといきに投入口に流し入れた。
呼吸を止めて、晶は、ガラスに手を伸ばした。黒い眼の穢狗は、一瞬彼の顔を見たが、あきらめたように投与箱に近寄り、手を伸ばした。
「やめろ……駄目、だめだよ、それは――死ぬんだよ、苦しんで――飲んじゃだめだ、――」
他の穢狗たちも集まってきていた。彼らは、粛々とカプセルを一つずつ取り、静かに口に入れ――飲み下した。
「駄目だ! 駄目だったら……!!」
(あきら……なかないで)
すぐ耳元で囁かれたかのように、明瞭な声が言った。
そうだ。
あの日、樹は母にも言ったのだった。
「なかないで……なくの、かなしい」と。
その声を思い出したとき、ガラスの向こうの穢狗と目が合った。
「皆さんよろしくね。あら、紫穂ちゃん」
母は微笑んだ。崇とともに彼女は、母と面識があった。「晶がいつもお世話になっております。午後は、生体実験の結果集計を少しやりましょう」
母は、カートを押しながら廊下を歩き出した。カートには、保冷ボックスがいくつか積まれている。
「これから行くのは、実験研究棟の飼育エリアよ。モデルに使用されるのは、遺伝子的に均等とされる野生型穢狗」
「野生型……」
「そうそう。人間にも色んな人がいるでしょう。 色んな穢狗に対して均等な結果を得ることが担保できるよう、適度な多様性があるような遺伝型が必要なのね。工場で働いている穢狗が最終的な治療対象なわけだから」
そう、確かに、それは教科書で学んだことだった。そして、研究所で、そういった現状を直視することになることを、晶は確かに予期していた。……ただし、母の口からそれが語られることを、彼は考えていなかった。
(人間――だなんて)
そう言って、母は、慄き、泣きじゃくったのだ……自らが、単なる実験動物として扱い、数限りなく命を奪ってきた存在が、どう見ても人間としか認識できない存在なのだと知ったときに。彼女は、赦されないと知りながら、必死に、樹に詫びたのだった……
その、記憶は、既に消されてしまっていたが。
今、目の前の母は、穏やかに息子と学友に説明している。
「冬だからね、特に温かくしてあげないといけないのよ。加湿も重要ね。餌も、温めて、水分も多くする。寝床も清潔に、温かく。要は、居心地よくしてあげるってことね。自分の子どもだと思って世話してあげれば、だいたい間違いはないわ」
「じゃ、晶は穢狗を世話するみたいに育てられたってことですかー?」
啓太が笑った。あたかも彼が気の利いたことを言ったかのように、母は微笑した。「わたしは気の利いた母じゃないから、案外穢狗のほうがちゃんと世話してあげてられてたかもね」
背後の温かな暗闇のなかで、遠く、樹がみじろいだ――
(あきら。ないてる?)
息が浅くなる。震える手で、彼は自分の白衣の胸元をつかんだ。分かっていたはずだ、研究所に来るということはこういうことだ。毎日この悲劇は繰り返され、母はそれに加担し続けている。今更なにをそれに、傷つくことがあるのか。ずっと、見ないふりをしてきたくせに――
樹を守るために。
自分にできることは何もないと。
目を塞いできたはずだ……
今は、ただ、それを見なければならないだけ。自分と樹に必要なものを、隠された研究の中に探すために、今ここにいるはずだ。
毎日、実験に供されている、身も知らぬ穢狗――他人のことを、今更思い煩う余裕など、自分にはないはずだ。
(泣いてない、泣いてないよ、樹)
彼は、強いて呼吸を整えながら語りかけた……(俺はなんともない。大丈夫だよ)
樹は沈黙したが、どことなく不服そうだった。
「さて。ここが今日使用するケージね」
母はとある扉を開いた。突き当たりの壁は全面が大判ガラスとなっており、その向こうには、――穢狗の群れがいた。
確かに、母は心込めて「世話」をしているようだ。彼らは、一見人間の部屋着のような、揃いのデザインの衣類を着ていた。それは温かそうなフリース素材で、寝転がれるスペースには十分なクッションやマットが敷かれ、実際にそこで丸くなっている個体もあった。清潔な水が、いつでも飲めるように水道が引いてある。排泄スペースは、パーテーションで隔離されていた。晶の視線を受けて、母は解説した。
「穢狗は、見られているところでは排泄したがらないのよ。だからこうしてあるの。人間みたいでしょう?」
ひとりの若い穢狗が、ガラス窓越しに晶に目を向けた――そのように、感じられた。腫瘍の間に見えるその目は、樹と同じく黒く深く、しかし限りない絶望を込めて、晶を覗き込んだ。
「さて、今日は、ちょっとかわいそうなんだけど、この子たちにこれを投与します」
母が保冷ボックスから取り出したのは、鮮やかな赤のカプセルが入ったビニールパウチだった。
「この中には、生きた赤痢菌が入っているの。これを投与された穢狗は、およそ九十パーセントが四十八時間以内に発症し、治療しなければその三十パーセントが死に至る」
紫穂が口を開いたが、その声は震えていた……
「それで……抗生物質を投与して、治療効果を見る、ということですか?」
「うん……、残念ながら、この子たちは違うのよね」
彼女の声は、微かに、痛みをこらえるように低められた。「コントロールだから」
「コントロール……」
「そうなのよ……介入を加えない群のことね。同じ条件で、介入する群としない群を比較しないと、科学的に正しいことは言えないから。隣のケージは介入群だから、抗生物質も投与するわよ。でも、この子たちは自然経過を見ることになるわ」
「でも……それじゃ」
紫穂は、彼女らしくもなく、言い淀んだ。「辛くは、ないんですか。こんなに世話をして……育てた、穢狗を、……死なせるのは」
「紫穂ちゃん」
母は、そっと少女の背を抱いた。その目は、確かに、苦痛を湛えていた――
「確かに、正直なところ、辛いのよ。なかには、懐いてくる子だっているしね……赤痢は、発症すると、苦しむし……」
彼女はケージの中を見、僅かにため息を漏らした。「でも、わたしがやらなければ、誰かがやることだし、社会には必要な仕事でしょう。そのために、割り切るしかないと思っているの……これは仕事だって。わたしにできるのは、せめてその死を無駄にしないで、きちんと結果につなげるということなのよ」
そうだ、あのとき、母は言った――
――ごめんなさい、
――許されないことは、分かってるけど、
――ずっと、割り切ってきたのに、
――嫌だけど、仕事だからって、……
なのに、人間だなんて。
「でも、どうやって投与するんすか? 抵抗しそうなもんだけど」
啓太が無頓着に質問した。
「あ、それはね、条件付けてあるのよ。ほら、こから薬剤を入れると、薬剤投与箱にカプセルが入るでしょ? 薬剤投与箱に出したカプセルをすぐさま飲まないと、足輪に電流が流れるようになっているの」
言いながら、母は手袋をすると、死のカプセルが入っているビニールパウチを破り、投入口に近寄った。
晶は、自分の声がかすれるのを聞いた……
「母さん……」
彼は一歩踏み出し、母の手をつかむと、カプセルを奪い取った。
「やめよう」
「え? ちょっと、何するのよ」
母は咎めた。しかし、晶は、カプセルを自分の背に隠し、言い募った。
「もう、やめよう、こんなことは……自分に嘘をつきながら、生命を奪うのは……」
「晶、どうしたの、今更……」
「殺さないで」
彼の声は震え、共鳴し、低い不穏な和音となった。「殺さないで……この人たちは、人間なんだ……人間なんだよ」
その声を聞いたとき、母の表情が、変わった。
何か言おうと口を開いて、しかし、母はそのまま、呆然と息子を見つめた。頭痛を堪えるように額に手をやる。
「晶……あなた」
彼女は、手のひらの間から、晶を見た。
「前にも、おなじことを、……言った?」
意図せず、声が歪んだ。
「言ったよ、母さん――何度も言った。人間なんだって。この人たちは、……穢狗なんて言われてるけど、本当は――腫瘍で身体を歪められただけの、俺たちと同じ、人間なんだって――」
「おい」
苛立ったように、割り込んだのは、啓太だった。
「おまえ、さっきから何の話してんの? 頭おかしいのか、狗が人間なわけないじゃんよ」
彼は、力任せに晶の手からカプセルの入ったパウチを奪い取った。剣道で鍛えられた彼の体躯は厚く、晶は突き飛ばされてよろめいた。「女々しいこと言ってないでやることやりゃいいだろ。ここでいいんすよね?」
「おい! 啓太、待て――待てよ!」
「おまえの、そういう偽善者ぶったとこ、昔っからほんとムカつく」
啓太は吐き捨てると、カプセルをひといきに投入口に流し入れた。
呼吸を止めて、晶は、ガラスに手を伸ばした。黒い眼の穢狗は、一瞬彼の顔を見たが、あきらめたように投与箱に近寄り、手を伸ばした。
「やめろ……駄目、だめだよ、それは――死ぬんだよ、苦しんで――飲んじゃだめだ、――」
他の穢狗たちも集まってきていた。彼らは、粛々とカプセルを一つずつ取り、静かに口に入れ――飲み下した。
「駄目だ! 駄目だったら……!!」
(あきら……なかないで)
すぐ耳元で囁かれたかのように、明瞭な声が言った。
そうだ。
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