精霊と共に異世界へ

徹恵心 アキラ

文字の大きさ
上 下
35 / 136

王都で鍛冶師と語らいました

しおりを挟む
色々あったがその後、エリザより

「……いきなり不意打ちはないですよ。
それと友達ですのでまた来ますね!」

と言い笑顔で帰って行った。
まぁそれはさておき、疲れたのでベッドに行き寝っころがりながら、シンに状態を聞いてみることにした。

「どうだ?何か変化あった?」

「そうだね。鍛練してくれた事で魔族にやられた耐久力は取り戻したよ」

えっ?薄い線が付いたぐらいなのに? 

「ただ、雷石だっけ?
まだオリハルコンを鍛練しないと属性つかないかな?
何と無くだけどね」

「そっか~仕方ないかなぁ」

だよな~地道にするしかないかと思っていると、ドアが開きロックとメイソンがきた。

「一緒に飯食わねぇか?
いい肉があってなぁ~どうだ!」

良いね!丁度腹減っていたし。

「ありがとな!お言葉に甘えさせてもらうよ」

外に行くと、網に火をおこしている所があり、ロックとメイソンが豪快に焼き始めた。
何の肉か分からないが、悪くなく旨かった。

「どうだ!剣は上手くいきそうか?」

ロックが聞いてきた。
横でカンカンしてれば気になるよねぇ~。

「それがなかなか上手くいかないんだよ。
何でかなぁ?」

「オリハルコンは不思議な素材だからなぁ~。
まだ一日だし、師匠も依頼でショートソード作るとき、相当苦労したって言ってたしなぁ」

そっか~地道にするしかないかなぁ。

「……もしかしたらハンマーが、問題かも知れない」

メイソンの一言にえっときた。
そう言えば、ロックとメイソンはハンマー違うな!

「あぁ~ツルギは普通のハンマーでしてたなぁ。
俺やメイソンは師匠のを使ってるから、それはあるかもな。
ダンジョンに行ってドロップアイテムを取るのも、一つのてじゃないか?
ただ、この近くにあるのがカオスダンジョンで、攻略困難であまりクエストないんだが……。一度ギルドに聞いて見てはどうだ?」

ダンジョン!?あるのか!!
そっか~と自分のハンマーをじっと見て鑑定すると鉄鋼ハンマーと見えた。
ちなみに、ロックは火龍ハンマーでメイソンは鋼龍ハンマーと見えた!?
……全然違うじゃん。

「一応言っておくが、俺やメイソンは師匠から貰った物だ。
多分ダンジョンかなって事で、詳しくは知らんからな」

と笑っていた。
……しかし、一日とは言えこれだけだしな。
あと、ダンジョンはまだ早いかなぁ。

「ある程度は僕も使えるし、ハンマー探し兼ねてダンジョン行くのもいいんじゃない?」

シンに言われ、まぁ確かになぁとダンジョン行きを考えとく事にした。
そして、残っている肉を頬張り腹を満たし、今日は休む事にした。

    
しおりを挟む

処理中です...