93 / 136
グレース、凄腕の冒険者に会う
しおりを挟む
「アイザックだ。
宜しく!」
「…………ライリーだ。」
二人組をヒューゴから紹介され、アップリーンへむかう。
「グレースです。
こっちは家の護衛のセバスです」
「皆さん。
お嬢様共々、宜しくお願い致します」
私と護衛、それにヒューゴ達の三人で馬車で話をしながら移動になった。
「そう言えば何で行き先、アップリーンなんだ?」
「……聞いてないぞ」
アイザックにライリーが突っ込んでくる……説明してなかったの。
「あれ?
言ってなかったけ?
ほら~ツルギだよ。
彼奴ダンジョン出て、今アップリーンいるみたいで会いに行くのさ。
アイザックは覚えているだろ?」
「彼奴か~」
「……ヒューゴ。
何かあったんだろ、それだけなら俺達もいく必要はないだろ」
「そうだなぁ~隠しても仕方ないか。
ツルギが命が狙われてる可能性があってな。
知ってしまった以上、ほっとけないだろ」
二人とも固まり、暫くしてハァと溜め息をはいていた。
普通はこれで帰るって言っても可笑しくないのに、諦めきって仕方ないなぁって顔をしていた。
……ヒューゴに振り回されているのね。
「……もう少しで戦闘になりそうです。
皆様、準備していて下さい」
セバスの一言で緊張が走る。
正面にゴブリンの姿が見える。
かなりの数だ。
「行くぜ」
馬車をセバスが止めた瞬間、ヒューゴが飛び降り、武器を出し一気に切り裂いた。
「いい準備運動になりそうだ」
「…………」
アイザックとライリーも続いて倒していく……流石ね。
私とセバスは馬車を守る為、近づく敵のみ仕留めていく。
「お嬢様!
油断めされるな。
まだかかりそうですぞ」
「そうね……けど、普段より多くない?」
かなり数を倒したのに、正面にはまだ2~30匹は見える。
対して強くないけど、面倒だわ。
「アイスショット!」
「ハッ!」
女性の声?
聞こえた途端、前にいたゴブリン達は、突如現れた二人組蹂躙されている
。
一人は弓で、もう一人は氷魔法で。
「助かった。
ありがとう」
ヒューゴは声をかけていた。
「気にしなくていいです」
「急いでいるのに、次から次と出てくる彼奴らが悪い」
二人ともピリピリした様子で話してくる。
「すまない、私はレイラでそっちはステラ。
アイテムはそっち持ちで構わない。
先を急がせてもらう」
「少しでも早く行きましょう」
そう言うと二人とも、その場を立ち去っていった。
「何だったんだ?
二人ともかなりの実力者だぞ」
「……嵐のようだった」
確かに鬼気迫る勢いで倒す姿は、ベテランの動きだった。
ただ、おかげですんなり進めるし、助かったわ。
「さっきの二人組はともかく、この状況は異常とみるべきだろう。
向こうに着き次第、ギルドには報告をあげておこう」
ヒューゴの意見に皆頷く。
全く、一体何が起きているの?
宜しく!」
「…………ライリーだ。」
二人組をヒューゴから紹介され、アップリーンへむかう。
「グレースです。
こっちは家の護衛のセバスです」
「皆さん。
お嬢様共々、宜しくお願い致します」
私と護衛、それにヒューゴ達の三人で馬車で話をしながら移動になった。
「そう言えば何で行き先、アップリーンなんだ?」
「……聞いてないぞ」
アイザックにライリーが突っ込んでくる……説明してなかったの。
「あれ?
言ってなかったけ?
ほら~ツルギだよ。
彼奴ダンジョン出て、今アップリーンいるみたいで会いに行くのさ。
アイザックは覚えているだろ?」
「彼奴か~」
「……ヒューゴ。
何かあったんだろ、それだけなら俺達もいく必要はないだろ」
「そうだなぁ~隠しても仕方ないか。
ツルギが命が狙われてる可能性があってな。
知ってしまった以上、ほっとけないだろ」
二人とも固まり、暫くしてハァと溜め息をはいていた。
普通はこれで帰るって言っても可笑しくないのに、諦めきって仕方ないなぁって顔をしていた。
……ヒューゴに振り回されているのね。
「……もう少しで戦闘になりそうです。
皆様、準備していて下さい」
セバスの一言で緊張が走る。
正面にゴブリンの姿が見える。
かなりの数だ。
「行くぜ」
馬車をセバスが止めた瞬間、ヒューゴが飛び降り、武器を出し一気に切り裂いた。
「いい準備運動になりそうだ」
「…………」
アイザックとライリーも続いて倒していく……流石ね。
私とセバスは馬車を守る為、近づく敵のみ仕留めていく。
「お嬢様!
油断めされるな。
まだかかりそうですぞ」
「そうね……けど、普段より多くない?」
かなり数を倒したのに、正面にはまだ2~30匹は見える。
対して強くないけど、面倒だわ。
「アイスショット!」
「ハッ!」
女性の声?
聞こえた途端、前にいたゴブリン達は、突如現れた二人組蹂躙されている
。
一人は弓で、もう一人は氷魔法で。
「助かった。
ありがとう」
ヒューゴは声をかけていた。
「気にしなくていいです」
「急いでいるのに、次から次と出てくる彼奴らが悪い」
二人ともピリピリした様子で話してくる。
「すまない、私はレイラでそっちはステラ。
アイテムはそっち持ちで構わない。
先を急がせてもらう」
「少しでも早く行きましょう」
そう言うと二人とも、その場を立ち去っていった。
「何だったんだ?
二人ともかなりの実力者だぞ」
「……嵐のようだった」
確かに鬼気迫る勢いで倒す姿は、ベテランの動きだった。
ただ、おかげですんなり進めるし、助かったわ。
「さっきの二人組はともかく、この状況は異常とみるべきだろう。
向こうに着き次第、ギルドには報告をあげておこう」
ヒューゴの意見に皆頷く。
全く、一体何が起きているの?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる