11 / 15
「突入」
しおりを挟む
「突入」
「ピンポーン」稀世がインターフォンの呼び出しボタンを押す。直と夏井、陽菜は物陰に隠れた。
「すみませーん。お宅の敷地から、ウサギが飛び出てきたんですけど。このままにしてたら、車にはねられてしまう思ってお預かりしてるんで、受け取ってもらえますか。」
中では、監視カメラが映らない為、夏子の店を訪れた若い男が表に出ることとなり、「ちょっと待っててください。」と返事があった。男が出てきた瞬間、一瞬、婦警姿の稀世を見て引いたが、気を取り直して稀世に聞いた。
「ご苦労様です。ところでうちから逃げたウサギっていうのは?」
「あぁ、この子なんです。車道で車にはねられそうになったのか、すっかり怯えてしまってますけど。」
と黒いうさぎを男の前に差し出した。
「あぁ、そりゃどうも(中から、ウサギが逃げた形跡は無いんだがなぁ。数え間違いってこともあるし、ちゃちゃっと受け取るか。)、ありがとうございます…。」
と両手を出した。
「おしっこ漏らしちゃってるみたいですよ。」
稀世が、ウサギを男の手に乗せる。(ん?ぬいぐるみ?)男が思った瞬間、「バリバリバリバリッ!」と黒いうさぎのぬいぐるみから閃光が瞬き、男の全身が痙攣し、そのまま後ろに倒れた。
「はい、いっちょ上がり!「アンティークショップニコニコ」特注の「ウサチュー」10万ボルトや!痺れたやろう。」
夏子が出て来て、ウサギのぬいぐるみの中からスタンガンを取り出した。気を失った男を陽菜が引きずって入り口の死角に引きずっていくと、手錠とボールギャグをはめ、ガムテープで目をぐるぐる巻きにし、靴紐を左右堅結びにし、両足首をガムテープで巻いた。
「私らの事、あほあほ言いやがって!あほにやられるお前は、もっとあほじゃ。」
陽菜が言い捨てた。「ピンポーン」。更に、稀世がインターフォンを押す。次に出た男の声に聞き覚えは無い・。
「はい、なんですか?今一人そちらに向かわせましたけど…。」
「はい、こちらに出てきたんですけど、突然奇声を上げて道路の向こうに走って行っちゃたんです。普通の人、対応してもらえませんか?」
「はぁ、すみません。すぐ出ます。」
中でごじゃごじゃ言う声が聞こえたが、「しかたない、お前行ってウサギ受け取って来い。あのバカを探すのは後でいい。」と上司格の男の声が聞こえた。
「すみません。お待たせしました。」
と男が出てきた瞬間、陽菜が麻袋を男の頭からかけ、直がバケツの水をかけた。男は、何が起こったかわからず、「がおっ!なんだ?」と叫んだ瞬間、夏子が袋越しに首筋にスタンガンをスパークさせた。麻袋の焦げる臭いと一緒に男は倒れた。袋をさっと取り、段取りよく、最初の男同様に処理した。
「はいはい、おっしゃ、ふたり目も楽勝!稀世姉さん、ネクストプリーズ!」
陽菜が楽しそうに言った。
三度目の「ピンポン」では、さすがに怪しさを感じたのか、奥の部屋から男がふたりで出てくるのが見えた。「今度はふたりやで。作戦フェーズ2やで。」稀世が小声で合図を送る。扉の左右に夏子と陽菜は別れ、ウサギのぬいぐるみを抱いた直と警官姿の稀世が開いた扉の前で立っていた。
男たちは、警戒心をあらわにゆっくりと近づいてきた。奥の部屋から、別のふたりが入り口を覗いている。先のふたりのようには、いかないことが分かった。
「こちらのご婦人がウサギを保護してくれてまして…。」
と稀世が言うやいなや男の手首を掴んで引っ張り出し、レインメーカーから、高速バックドロップで後ろに投げ捨てた。後頭部から落ちた男に、すかさず夏子がスタンガンを当て、催涙スプレーを目に振りかける。
あわてて、稀世に掴みかかるもう一人の男に対し、直が間に入り、小手返しから立ち上がったところ表四方投げを半回転で抑え男を頭から床に落とした。あおむけに倒れた男に陽菜がスタンガンを当て、男の顔全体にカプサイシンスプレーを直噴した。
「ピンポーン」稀世がインターフォンの呼び出しボタンを押す。直と夏井、陽菜は物陰に隠れた。
「すみませーん。お宅の敷地から、ウサギが飛び出てきたんですけど。このままにしてたら、車にはねられてしまう思ってお預かりしてるんで、受け取ってもらえますか。」
中では、監視カメラが映らない為、夏子の店を訪れた若い男が表に出ることとなり、「ちょっと待っててください。」と返事があった。男が出てきた瞬間、一瞬、婦警姿の稀世を見て引いたが、気を取り直して稀世に聞いた。
「ご苦労様です。ところでうちから逃げたウサギっていうのは?」
「あぁ、この子なんです。車道で車にはねられそうになったのか、すっかり怯えてしまってますけど。」
と黒いうさぎを男の前に差し出した。
「あぁ、そりゃどうも(中から、ウサギが逃げた形跡は無いんだがなぁ。数え間違いってこともあるし、ちゃちゃっと受け取るか。)、ありがとうございます…。」
と両手を出した。
「おしっこ漏らしちゃってるみたいですよ。」
稀世が、ウサギを男の手に乗せる。(ん?ぬいぐるみ?)男が思った瞬間、「バリバリバリバリッ!」と黒いうさぎのぬいぐるみから閃光が瞬き、男の全身が痙攣し、そのまま後ろに倒れた。
「はい、いっちょ上がり!「アンティークショップニコニコ」特注の「ウサチュー」10万ボルトや!痺れたやろう。」
夏子が出て来て、ウサギのぬいぐるみの中からスタンガンを取り出した。気を失った男を陽菜が引きずって入り口の死角に引きずっていくと、手錠とボールギャグをはめ、ガムテープで目をぐるぐる巻きにし、靴紐を左右堅結びにし、両足首をガムテープで巻いた。
「私らの事、あほあほ言いやがって!あほにやられるお前は、もっとあほじゃ。」
陽菜が言い捨てた。「ピンポーン」。更に、稀世がインターフォンを押す。次に出た男の声に聞き覚えは無い・。
「はい、なんですか?今一人そちらに向かわせましたけど…。」
「はい、こちらに出てきたんですけど、突然奇声を上げて道路の向こうに走って行っちゃたんです。普通の人、対応してもらえませんか?」
「はぁ、すみません。すぐ出ます。」
中でごじゃごじゃ言う声が聞こえたが、「しかたない、お前行ってウサギ受け取って来い。あのバカを探すのは後でいい。」と上司格の男の声が聞こえた。
「すみません。お待たせしました。」
と男が出てきた瞬間、陽菜が麻袋を男の頭からかけ、直がバケツの水をかけた。男は、何が起こったかわからず、「がおっ!なんだ?」と叫んだ瞬間、夏子が袋越しに首筋にスタンガンをスパークさせた。麻袋の焦げる臭いと一緒に男は倒れた。袋をさっと取り、段取りよく、最初の男同様に処理した。
「はいはい、おっしゃ、ふたり目も楽勝!稀世姉さん、ネクストプリーズ!」
陽菜が楽しそうに言った。
三度目の「ピンポン」では、さすがに怪しさを感じたのか、奥の部屋から男がふたりで出てくるのが見えた。「今度はふたりやで。作戦フェーズ2やで。」稀世が小声で合図を送る。扉の左右に夏子と陽菜は別れ、ウサギのぬいぐるみを抱いた直と警官姿の稀世が開いた扉の前で立っていた。
男たちは、警戒心をあらわにゆっくりと近づいてきた。奥の部屋から、別のふたりが入り口を覗いている。先のふたりのようには、いかないことが分かった。
「こちらのご婦人がウサギを保護してくれてまして…。」
と稀世が言うやいなや男の手首を掴んで引っ張り出し、レインメーカーから、高速バックドロップで後ろに投げ捨てた。後頭部から落ちた男に、すかさず夏子がスタンガンを当て、催涙スプレーを目に振りかける。
あわてて、稀世に掴みかかるもう一人の男に対し、直が間に入り、小手返しから立ち上がったところ表四方投げを半回転で抑え男を頭から床に落とした。あおむけに倒れた男に陽菜がスタンガンを当て、男の顔全体にカプサイシンスプレーを直噴した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
