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第三章フェレスト王国エルフ編
160驚きの事実
しおりを挟むリリナが蒼花達と無限の帰りを待っている中当本人はシエラとエルフの森の中二人でいた。
無限サイド。
「それで私に何の用なのかしらムゲン君」
「…………」
俺はシエラさんに聞きたいことがあり話をするためにエルフの森に呼び出した。
「こんな森の中に呼び出すなんてまさか私を狙っていたの~」
「不動永久」
「!!」
無限はシエラに自分の兄の名を口にするとシエラは驚き一瞬で真面目な表情となった。
「シエラさん貴方は俺の兄貴を知っていますね」
俺が聞きたかった事それはなぜ兄貴を知っているのか。
サウリさんが俺の兄の名前を聞きそして言った瞬間シエラさんは驚いた表情をサウリさんは笑みを浮かべていた。
ガロンやシエラさんは昔俺と似ている男と旅をしていた………………兄貴はこの世界に転移したのかも知れないと俺は思った。
もしそれならガロンとシエラさんの発言全てが納得がいく。
「これが兄の顔です。シエラさん答えて下さい」
無限はメモリーで兄の顔を写真にしてそれをシエラに見せた。
「…………やっぱりムゲン君は永久の弟なのね」
「やはり」
「そうよ、十年前私とガロン他の仲間達と旅をしたのは永久…………貴方のお兄さんよ」
やっぱり俺の予想は合っていた兄貴は死んだ後この世界に転移したんだ。まさか漫画やアニメのあるあるになってるの面白いな。
「あんまり驚かないのね」
「ある程度予想とかできてましたからまぁ~正直驚いてはいますよ」
「…………家名持っていたんだ」
「兄貴は名字を言ってなかったんですか」
「えぇ、だからムゲン君と最初に会った時に名前を聞いても兄弟だってわからなかったわ」
「そうですか」
「それで聞きたい十年前に何があったか」
「そうですね…………その前に兄貴とどんな出会いをし旅をしたのか聞きたいです」
「わかったわ」
無限はシエラから十年前兄、不動永久がどんな旅をしたのかを聞き始めた。
「最初に永久会ったのは十五年前、当時の私は強くなるためにエルフの森から出て旅をしていたの」
「十五年前ですか」
「その時彼は確か十五歳だったかな」
十五歳だと!兄貴が亡くなったった時の年齢は確か十七歳で俺は十歳だ。それだと年齢が合わな…………いや、この世界と俺のいた世界との時間はずれていると考えれば問題ないか。
俺は兄貴との年齢が違う事に疑問を浮かべたが時間軸が違うと考え自己解決した。
「冒険者ギルドの依頼で魔物の討伐に向かったんだけど失敗しちゃって殺されそうになった時に偶々通りかかった永久が助けてくれたのそれが最初の出会い」
「兄貴も旅をしていたのか」
「その時の永久とても強かったわ」
兄貴………俺がいた世界でも町で一番強かったのに異世界行っても最強だったんだな。
「その後は永久と協力してその魔物を討伐、当時はガロンもいたわ。それからパーティーを組んで一緒に旅をしたわ」
「そうなんですね」
「それから仲間も三人増えて順風満帆だったけど…………五年後に悲劇が襲ったわ」
「悲劇ですか」
「えぇ…………貴方にも関係ある話よ」
「それはどうゆう事ですか」
俺はなぜ十五年前の兄貴の件で俺にも関係あるのか疑問に思った。
「永久は…………神聖キリス共和国の王によって私達を守る為に目の前で殺され奈落へ落とされたわ」
「!!」
無限はシエラの言葉に衝撃を受けた。
兄貴が…………キリス共和国の王に…………殺され…………奈落へ落とされただと。
俺はあまりにも衝撃な事で頭で理解する事ができなかった。
「…………」
「驚くのも当然よねムゲン君も同じだったんでしょ」
「……兄貴はどうやって殺されたんですか遺体は」
「鎖に繋がれた状態で後ろから兵士に斬られた。その後奈落へ…………遺体は仲間の一人が密かに探しに行ったけど見つからなかった」
「…そうですか……その後シエラさん達はどうしたんですか?」
俺はようやく全て理解できシエラさんにその後どうしたのかを聞いた。
「あの後私達は各々の故郷に戻った永久の生きてるて信じて…………あれから十年まさか永久の弟が現れるなんて思いもしなかったけどね」
「俺も驚きですよ」
無限は空を見上げ星を見ていた。
「…………兄貴は生きている…………俺はそう信じますよ」
俺は数秒だけ情報を整理して兄貴が生きてると考えついた。
「どうしてそう思うの?」
「弟の勘ですよ」
兄貴は誰よりも諦めの悪く自由を愛する人間そして…………永遠不滅を胸に進む男、異世界に来たなら俺みたいに脱出する方法を考え実行するだろう。
「シエラさん話してくださりありがとうございます」
「いいのよムゲン君いや不動無限君」
「では俺は宿に戻ります」
無限は宿に戻る為歩き始めた。
「…………永久、私は貴方が生きてるて今でも信じてるからね」
シエラはそういいながら空を見上げ新たな家に戻っていった。
タッ タッ ピタ
無限はシエラと別れエルフの森を一人で少しだけ歩き立ち止まった。
「ゾディアいるんだろ」
ザッ!
「お話は終わりましたか?」
「嗚呼」
俺は隠れていたゾディアを呼ぶと一瞬で目の前にゾディアが現れた。
「そっちの用事は終わったのか?」
「はい、全て採集し揃え終わりました」
ゾディアはアイテムボックスから数種類の薬草を取り出した。
「大量に採れたな」
ゾディアの用事はエルフの森で採れる薬草の採集に向かっていた。エルフの森の薬草はとても珍しいものばかりなので明日の出発前に全種類揃えて置きたかった。
「これだけあれば十分だし帰るか」
「はい」
無限とゾディアはそのまま泊まっている宿に向い始めた。
「ゾディア、東雲の件で少し聞きたい事があるんだがいいか?」
「なんでございましょう」
「篠崎はどんな状態だった?」
俺はゾディアから篠崎がどうなっているか聞き出した。
「…………精神が壊れ始めています」
「そうか………東雲の姿を見たらそうなるよな」
無限はゾディアから東雲の従者の篠崎の様子を聞いたが表情は変えなかった。
「まぁ~なんとも言えないな」
「自業自得かと私は思いますがね」
「そうだが………心配事はあの二人を見た織田達が全部俺のせいにする事ぐらいか」
「その時は私が全てなんとかいたしましょう」
ゾディアの言葉には少しだけ圧があった。
「頼りにしているよ」
「はい」
神聖キリス共和国…………いつの日か仮を返しに行ってやるよ。
そんな会話をしながら宿まっで帰る二人であった。
サイドアウト。
サウリの墓。
ダッ ダッ ダッ
「…………」
サウリの墓の前に全身黒服に身を包みんでいる男が現れ片手にはキンセン花を持っていた。
「サウリ・ジグル…………まさか命を落とすとはな」
男はキンセン花を墓に備えた。
「ん?これは菊か」
男はキンセン花を供える時既に無限によって供えられていた菊の花を見ていた。
「…………そうかやっぱりアイツもこの世界に」
男はキンセン花を供え手を合わせた。
「あんたには昔世話になった…………どうか安らかに眠ってくれ」
男は手を合わせた後立ち上がった。
「…………シエラすまない」
男はそう言い放つと一瞬にしてその場から消え去ってしまった。
続く。
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